介護過程

 

問題 61 介護過程におけるアセスメント(assessment)の目的として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 より多くの情報の収集

2 介護福祉職の技能の向上

3 生活課題の明確化

4 ICF(International Classification of Functioning, Disability and Health:国際生活機能分類)の視点による情報の分類

5 1つの場面に焦点を当てた観察

 

解答・・・・・・3

解説

アセスメントは情報収集し、情報について分析し、生活課題を明確にするまでのプロセスであるが、その目的とは生活課題を明確にし、利用者に適切な介護計画を立案するためにある。

 

 

問題 62 介護計画の目標設定に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 アセスメント(assessment)と切り離して考える。

2 利用者と話し合いながらつくる。

3 ケアプランとの整合性は確認しなくてよい。

4 家族が望む生活を長期目標にする。

5 目標を記述するときの主語は介護福祉職にする。

 

解答・・・・・・2

解説

目標設定は利用者主体の考え方からも、利用者の参画のもとで立案した方が、より利用者に沿った支援が可能となる。

 

問題 63 Cさんはアルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer’s type)で、介護老人福祉施設に入所している。仲の良かったDさんが、1週間前に経済的な理由で別の階の多床室に移動した。Cさんは、寂しそうな表情で廊下を歩き回り、Dさんを探しながら、他の利用者の部屋に入っていく。Dさんも「Cさんに会いたい」と介護福祉職に話している。

Cさんの生活課題として、最も優先すべきものを1つ選びなさい。

1 Dさんの居室移動を理解すること

2 廊下を自由に歩き回れるようになること

3 新しい友人をつくること

4 自分の部屋で落ち着いて過ごせること

5 Dさんとの交友関係を保てること

 

解答・・・・・・5

解説

CさんもDさんも良好な関係を築いており、別の階に移動しても会いたい気持ちは変わらないため、このことが生活課題として最も優先されるべきである。

 

問題 64 介護過程における主観的情報に該当するものとして、正しいものを1つ選びなさい。

1 疾病に関する主治医の意見

2 家族から聞いた利用者の生活歴

3 介護福祉職が感じたこと

4 利用者の発言

5 認知機能検査の得点

 

解答・・・・・・4

解説

主観的情報とは、利用者の訴えたことや発言など、表現された事実を言う。

 

問題 65 介護実践のプロセスをSOAP方式で記録する場合、Pに該当するものとして、適切なものを1つ選びなさい。

1 利用者の生活全般のニーズ

2 介護福祉職が判断したこと

3 実施に対する利用者の反応

4 介護福祉職が観察したこと

5 介護福祉職が行う今後の介護計画

 

解答・・・・・・5

解説

SOAP方式とは以下のとおり。

S(subjective data)・・・・・・主観的情報

O(objective data)・・・・・・客観的情報

A(assessment)・・・・・・・・アセスメント

P(plan)・・・・・・・・・・・・・・・計画

 

 

問題 66 介護計画の修正を行うことを利用者に説明した。利用者の同意が得られた後に、介護福祉職間で共通認識をもつために行うこととして、適切なものを1つ選びなさい。

1 インフォームドコンセント(informed consent)

2 スクリーニング(screening)

3 モニタリング(monitoring)

4 カンファレンス(conference)

5 インテーク(intake)

 

解答・・・・・・4

解説

カンファレンスとは会議や協議のことを言う。多職種が集まる場合もあるが、介護福祉職間での共通認識を持つためにカンファレンスを行うこともある。

 

次の事例を読んで、問題67、問題68について答えなさい。

〔事例〕

Eさん(67歳、女性、要介護3)は、1年前、くも膜下出血(subarachnoid hemorrhage)で倒れて、左片(ひだりかた)麻痺(まひ)、体幹機能の低下が残った。排泄(はいせつ)訓練(くんれん)を目的として介護老人保健施設に入所した。

入所時のEさんは、不自由でも、右手でベッド柵を掴(つか)んで起き上がることやベッドの端に座ることはできたが、立位保持はできなかった。おむつを着用しているが、「おむつは嫌」と自分の気持ちを訴えていた。医師は着脱と拭く行為には介助が必要だが、車いすから便座に移ることは可能であると判断した。

F介護福祉職はアセスメント(assessment)を行い、本人の思いを考慮して介護計画の短期目標を、「車いすから便座に移り排泄(はいせつ)する」と設定して、評価日は1か月後とした。理学療法士と連携して、トイレで移乗のための立位訓練を始めた。

 

問題 67  ICF(International Classification of Functioning, Disability and Health:国際生活機能分類)に基づいて情報を分類する場合、Eさんの「能力」(できる活動)に該当するものとして、適切なものを1つ選びなさい。

1 右手でベッド柵を握る動作

2 ベッド上での座位の保持

3 手すりを使っての立位の保持

4 「おむつは嫌」という気持ちの表出

5 車いすから便座への移乗

 

解答・・・・・・5

解説

ICFにおいては、「できる活動」と「している活動」との視点が必要であるとされる。医師は「着脱と拭く行為には介助が必要だが、車いすから便座に移ることは可能であると判断した。」とあることから、これが「できる活動」に該当する。

 

問題 68 2週間が過ぎた頃、思うような成果が出なくて、Eさんは嫌気がさしてきた。複数の介護福祉職からEさんの訓練拒否が報告されるようになった。F介護福祉職がEさんに理由を尋ねると、「あまり人の世話になりたくない。みんなに迷惑がかかるのでおむつのままでいいわ」と言った。

Eさんのニーズとして、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 移乗訓練をやめること

2 トイレで排泄(はいせつ)ができること

3 左片(ひだりかた)麻痺(まひ)をなくすこと

4 おむつに戻すこと

5 早く家に帰ること

 

解答・・・・・・2

解説

ニーズには利用者の思いと客観的な必要性も含まれる。デマンドは利用者の主観的な要望のことを言う。この区別ができるようにならなければならない。この場合、トイレで排泄できることをEさん自身も望んでいるものの、「みんなに迷惑をかけたくない」という思いもあるので、「おむつのままでいい」というデマンドを訴えていることが推察される。

 

全問題と解説付き解答

 

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