認知症の理解

 

問題 77 介護保険法における認知症対応型共同生活介護(グループホーム)に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。

1 地域住民と関わる機会は少ない。

2 家庭的な雰囲気によって、症状の安定が図られる。

3 1ユニットの入所者は10名までである。

4 機能訓練は行わない。

5 施設が決めた一律の日課によって、生活の維持が図られる。

 

解答・・・・・・2

解説

認知症対応型共同生活介護(グループホーム)は、「指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準」第89条において「家庭的な環境と地域住民との交流の下で入浴、排せつ、食事等の介護その他の日常生活上の世話及び機能訓練を行うことにより、利用者がその有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるようにするものでなければならない。」とされている。

 

 

問題 78 失行に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。

1 四肢が麻痺(まひ)した状態である。

2 目的に沿った動作ができない状態である。

3 言葉を理解できない状態である。

4 気力や自発性が低下した状態である。

5 目の前のものが何であるかを、認識できない状態である。

 

解答・・・・・・2

解説

失行とは、運動麻痺や知覚麻痺などはないものの、目的に沿った動作や行動ができなくなった状態のことをいう。失語や着衣失行などさまざまな種類に分類される。

 

問題 79 うつ病(depression)に伴って認められる仮性認知症(pseudodementia)の特徴として、適切なものを1つ選びなさい。

1 朝方に比べて夕方に悪くなることが多い。

2 本人が病識に乏しいことが多い。

3 記憶障害に比べて判断障害を認めることが多い。

4 症状が急速に進行することが多い。

5 食欲は保たれていることが多い。

 

解答・・・・・・4

解説

うつ病に伴って認められる仮性認知症では、突然、認知機能の低下がみられることが多く、もの忘れや能力が低下していることを自覚しているので、落ち込んでしまうこともある。

 

 

問題 80 軽度のアルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer’s type)に認められる症状や日常生活上の障害として、最も可能性の高いものを1つ選びなさい。

1 小刻み歩行

2 嚥下(えんげ)障害(しょうがい)

3 尿失禁

4 炊事の自立困難

5 入浴の自立困難

 

解答・・・・・・4

解説

判断力の低下に伴い、炊事の際に食材の選択や調味料などの量の調整がうまくいかないなど、炊事の困難が起きる。

 

問題 81 血管性認知症(vascular dementia)の症状や特徴に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。

1 男性と比較して女性に多く認められる。

2 ゆっくりと少しずつ進行する。

3 人格変化を認めることが多い。

4 初期にめまいを自覚することがある。

5 85歳以上で多く認められる。

 

解答・・・・・・4

解説

血管性認知症は、脳の血管障害によるものであるため、初期の段階でめまいやふらつきなどを自覚することがある。

 

 

問題 82 若年性認知症(dementia with early onset)に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 前期高齢者が発症する認知症(dementia)である。

2 後期高齢者の認知症(dementia)と比べて進行は緩やかである。

3 家族の心理的負担は少ない。

4 若年性認知症(dementia with early onset)に特化した社会的支援が充実している。

5 若年性アルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer’s type with early onset)では神経症状を認めることが多い。

 

解答・・・・・・5

解説

65歳未満で発症する認知症の総称を若年性認知症という。若年性アルツハイマー型認知症では、失認などがみられることが多い。

 

 

問題 83 アルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer’s type)の薬物療法に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 病気の進行を完全に止めることができる。

2 軽度のアルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer’s type)に対して有効ではない。

3 行動・心理症状(BPSD)に対して効果が認められていない。

4 病期によって投与量が変わることはない。

5 副作用として、パーキンソン症候群が現れることがある。

 

解答・・・・・・5

解説

アルツハイマー型認知症の薬物療法として、脳内のアセチルコリンを増加させる薬効を持つ、ドネペジル塩酸塩(アリセプト)がある。副作用として、アセチルコリンとドーパミンのバランスが崩れ、パーキンソン症候群が現れることがある。

 

 

問題 84 Cさん(80歳、女性)は、軽度のアルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer’s type)と診断され、訪問介護(ホームヘルプサービス)を受けて自宅で一人暮らしをしている。几帳面(きちょうめん)な性格で、大切な物はタンスの中にしまっている。最近物忘れが多くなってきた。

ある日、訪問介護員(ホームヘルパー)が訪ねると、Cさんが、「泥棒に通帳を盗まれた」と興奮して訴えてきた。部屋はきれいな状態であった。

訪問介護員(ホームヘルパー)のCさんへの対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 保管場所を忘れたのだろうと伝える。

2 気分を変えるために話題を変える。

3 一緒に通帳を探すことを提案する。

4 認知症(dementia)が進んできたための症状であることを伝える。

5 通帳の保管場所を忘れないように保管場所に目印をつけてもらう。

 

解答・・・・・・3

解説

まずは、Cさんの訴えについて受容し、一緒に通帳を探すことが適切な対応と言える。

 

 

問題 85 認知症(dementia)の人の支援者の役割に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 民生委員は、担当地域の認知症(dementia)の人に関わる情報を収集して、専門的支援機関につなげる。

2 認知症(dementia)の人の主治医を、認知症(dementia)に関わる地域医療体制を構築する上での中核にする。

3 認知症看護認定看護師は、認知症(dementia)の種類と病期を特定して、必要な薬剤を処方する。

4 認知症サポート医が、認知症サポータ養成講座の講師を務めることとされている。

5 介護支援専門員(ケアマネジャー)は、担当する認知症(dementia)の人の要介護認定を行う。

 

解答・・・・・・1

解説

民生委員は地域福祉の担い手として、ひとり暮らしの高齢者等に対する援護活動や相談・助言活動なども行う。必要に応じて、専門的支援機関(地域包括支援センターなど)につなげる。

 

 

問題 86 認知症(dementia)の妻を介護している夫から、「死別した妻の父親と間違えられてつらい」と相談されたときの介護福祉職の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 妻が間違えないようになることは難しいと説明して、諦めるように伝える。

2 間違いを訂正すればするほど、妻の反発や興奮を引き起こすことを説明する。

3 認知症(dementia)の人によくみられることで、他の家族も同じ思いであることを伝える。

4 間違えられるつらさをよく聴いて、誤認を否定せずに、いつもどおりの態度で接するように勧める。

5 夫がうつ状態であることの可能性を説明して、夫自身の精神科の受診を勧める。

解答・・・・・・4

解説

まず、夫のつらさを受けとめ、夫に「介護福祉職に理解してもらえている」と感じてもらえるように対応することが重要である。

 

全問題と解説付き解答

 

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