3月12日 湘南国際アカデミー藤沢本校にて、元海上自衛隊1等海佐 防災士 の市村一彦先生による、【介護職員危機管理検定 入門編】が開催されました。

介護職員危機管理検定の背景とは

 

最近の日本列島は、地震・風水害など、自然災害の多発、介護施設などでの事件、事故等が多数起きています。その対処の段階で、多くの人命の損失や、組織の存亡にかかわる事態に発展している例が多くみられます。しかし、危機管理教育の中心はマニュアル作成要領のことが多いのが現状です。

そんな中、特に環境としても特殊な、介護施設を対象として、マニュアル作りだけでない、より実践的な危機管理の教育は企画できないか?との背景から、危機管理検定3級・2級をつくりました。

 

介護職員危機管理検定とは?

 

本検定の目的は、重大な自然災害や火災、犯罪から介護施設を守るため対策や実践において指導的に行動できる介護人材を養成することです。

3級:防火・防災・防犯に関する基礎知識を理解している。

2級:危機予防のための基本的な計画が作成でき、現場で適切な判断ができる。

1級:実践的危機管理について、施設職員を指導できる。

 

○危機の種類(本研修の主な範囲)

自然災害(地震・台風・火災・洪水・津波・暴風雨)

人災(事故・犯罪行為)

 

■危機管理の現状と問題点等

 

1)危機(Crisis)とは?

巨大災害等、人命や財産の大きな損失を招く危険性のある難局

 

2)危機管理(クライシス・マネジメント)とは?

民間危機管理の一般定義

危機を予知、予防することであり、万一発生しても、すばやい対応で人的及び経済的被害を最小限にとどめること(出所:大泉 光一「危機管理学総論」ミネルヴァ書房 2012

実際は…

・マニュアル作成中心(作って安心)

・マニュアルが作れない(知識不足)

・予知・予防が不十分(想定外事態多発)

・教育や訓練が不十分

・想定外事態での対処で失敗

→危機での判断力の養成:本検定での強調点の1つ

 

■防火・防災関連の公的講習

 

①防火管理者講習(甲種・乙種)

防火管理者は消防法に定める国家資格であり、防火対象物の管の理権原者から選任されて、その防火対象物の防火上の管理・予防・消防活動を行うものを言う。

 

②防火管理者講習

防災管理者は、消防法に基づき建築物等の所有者または管理者の選任を受けて、避難訓練の実施その他火災以外の災害による被害の軽減のための活動の計画または実施等の責務を負うものである。

 

③救急・救命講習会

「応急手当の普及啓発活動の推進に関する実施要綱」(平成5年3月30日消防庁次長通知)に基づく、消防局、消防本部が指導し認定する公的資格の一つ。

 

■公的講習と本検定の比較

 

①公的講習

・施設の防火・防災管理者を養成する講習

・すべての企業・法人に対応

・救急救命講習は人命救助法に限定

 

②本検定

・一般の介護職員のための講習

・介護(福祉)施設の視点での講習

・事例研究等を取り入れた実践的講習

 

■施設の防犯について

 

事務室金庫内の現金を盗まれたり、各入居者の現金を盗まれたり・・といった被害が多発しています。

 

①現金の窃盗(逮捕者の供述)

「老人ホームは夜間警戒が手薄鵜だったので狙いやすかった」

「侵入して職員に見つかっても言い訳できる」

「老人ホームは出入り口がガラス戸で、夜間の防犯設備も甘く、狙いやすかった」

 

②火災や放火、施設内の暴力、高齢者への虐待

禁煙の老人福祉施設も多いですが、隠れて喫煙することで火災が発生しています。リネン室など燃えやすいものをおいた場所への方かもみられます。

入居者から職員への暴力、セクハラ、入居者同士の暴力、入居者への職員からの虐待などもあります。

 

■本検定における実践的危機管理とは?

 

危機管理で大切なことは?

・危機に関する知識

・危機を予防するためのマニュアル

・危機に対処するためのマニュアル

 

しかし、最も重要なことは、

危機場面での「判断(意思決定)」です。

 

■危機管理のサイクル

 

 

第一段階:危機の事前対策

第二段階:緊急事態対処

第三段階:復旧・復興

第四段階:検証・反省・教訓→第一段階へもどる

 

 

■危機管理マニュアル(BCP)とは…

 

地震などの大規模災害が起きた際、重要なサービスや事業をなるべく中断させない、または中断しても可能な限り速やかに復旧・再開できるよう事前に取り決めておく計画をさします。→しかし、介護施設では中断はできません。

BCP…Business Continuity Plan

 

現在神奈川県では、神奈川県地震災害対策推進条例 第6条2項により、

事業者は、地震災害発生時においてできる限り事業を継続することができるよう、必要な体制を整備するよう努めるものとする。

と定められています。

 

■施設の弱点を知る

 

自分の施設がどのような危険に対して弱点を持っているかについて事前に知ることが重要。地震・台風・火災・洪水・津波・暴風雨など、これらの対策を考え、マニュアル化し、BCPを完成させます。

 

このあと、実際に事例を用い、こんな場合はどうするか、この施設の危機は何か、また、危機に陥った時にどのようにするかの行動方針を考えて比較し、どの案が最善かの判断基準について学びました。実際3級・2級の講座では、さらに詳しく学習します。

 

ご出席の皆様、ありがとうございました。

介護職員危機管理検定 は藤沢校 3級:4月9日(月) 2級:5月7日(月)となります。

皆様のお申込みお待ちしております。

次回入門編は相模大野校 4月19日(木)開催です。

※2級は3級を受けていないと、受講することができませんので、ご注意ください。

 

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