認知症介護実践者研修 2019/6/19 第1日目 

いよいよ湘南国際アカデミーにて、認知症介護実践者研修がスタートいたしました。
第1日目は、介護福祉士をはじめ社会福祉士、介護支援専門員、認知症介護指導者であり、様々な研修講師をされている中西先生にご担当いただきました。

初日である本日は、「『認知症だから分からない。分からないから説明をしても同意を得られない。』という考え方ではなく、『認知症のご本人に分かっていただけるような説明をして同意を得る』という認知症ケアの専門職の考え方から学びました。

受講生15名は、それぞれ特別養護老人ホームや有料老人ホーム、グループホームや小規模多機能型居宅介護で管理的、リーダー的な立場で日々認知症ケアに取り組んでいる介護士の方々です。

 本研修における「自己課題の設定」では、先生からこんなアドバイスがありました。

「『利用者が~してくれない』のは、利用者に課題があるのではなく、『利用者に~してもらえない』介護職員自身の課題です。
その背景(原因)には何があるのか? 自分自身に問いかけ、自分自身の中にある課題を見つけ出していくのです。その課題が見えると学びたい内容が分かってきます。」と。

その後のDVDでは、認知症のクリスティーンブライデンご本人のお話しが映し出されました。「認知症になり、自分らしさに危機が訪れた。その危機に対し、正常であろうとして奮闘する。しかし、周囲からは問題行動だと言われてしまう。」とブライデンさんはおっしゃいました。

 「説明をしても分かってもらえない」とか「~してくれない」と、介護職員が頭を抱えて困り果ててしまう場合は、確かにあります。しかしその時、もっと困っているのは誰か? 困らせているのは誰か? について、しっかりと問いかけていくことが大切なんだと、受講生の皆さんが大きく頷きました。

ご本人は「自分らしさの危機」と闘っていて、その闘いの中で表出する言動のひとつひとつを介護職員が「問題視」してしまう・・・それでは認知症の方々を追い込み、ますます「その人らしさ」を奪ってしまいます。

「その方にとって分かりやすい方法で」、「その方にとってやりやすい方法で」ということが見つけ出せる力をもつことが認知症ケアの専門職。

利用者ひとりひとりの尊厳と権利をしっかりと支え、人としてその人らしく生きられる環境を作っていこうとすること、そのためには、今ある課題にしっかりと気づいていくことができるようになること。

本研修で学ぶべきことが、はっきりと一直線に見通せた研修初日でした!

次回の体験レポートもお楽しみに!

☆★☆次回、認知症介護実践者研修の開講日程が決まりました!☆★☆
詳しくはコチラ→【2019年度 認知症介護実践者研修】相模大野・戸塚・藤沢・海老名

第2日目の体験レポートはコチラ
【認知症介護実践者研修 第2日目】

Profile

この記事の監修

湘南国際アカデミー 教務部

雲野 淳一

所持資格:介護福祉士・社会福祉主事任用資格・サービス管理責任者(介護/就労)・相談支援従事者初任者研修・高校教諭1種免許国語科・中学校教諭1種免許国語科

担当講座:介護職員初任者研修実務者研修全身性障害者ガイドヘルパー養成研修重度訪問介護従業者養成研修外国人向け講座・etc.

 私立高校の国語教諭を経て、障がい福祉業界にて15年以上のキャリアを積む。生活介護、施設入所支援、居宅介護、就労継続・移行の各事業を経験し、総合的にサービス利用者の支援に従事した。
湘南国際アカデミーでは、介護職員初任者研修介護福祉士実務者研修を担当している。また、受講生の就労支援にも携わり、介護事業所と受講生との懸け橋となり、就労のミスマッチなどを防ぐための支援は、受講生や介護事業所からも高い評価を得ている。
その他に、国語教諭としての経験を活かして、近年増加傾向にある外国人労働者に対する講座「日本語でゆっくり学ぶ介護技術講座」なども手掛けている。