認知症介護実践者研修

認知症介護実践者研修 2019/7/17 第5日目

認知症介護実践者研修の全6回のスクーリングも5日目を迎えました。

顔なじみになった受講生同士の情報交換も盛んになり、授業開始前の教室は、施設のスタッフルームのような雰囲気もありました。
本日が終わると実習生は4週間の自施設実習に入ります。
その実習に対する緊張感も感じられ、受講生の表情はますます引き締まっています。

認知症介護実践者研修 授業風景

本日の午前中は「アセスメントとケアの実践の基本Ⅱ」、川原先生がご担当です。

認知症の人の行動をマズローの欲求段階説の5段階に当てはめて考えました。

認知症の人が「落ち着かず歩き回る」のは、空腹や排泄の訴え、つまり「生理的欲求」を満たそうとする行動ではないか? 

「家に帰ると訴える」のは、安心できる居場所がないという不安、つまり「安全の欲求」を満たそうとする行動ではないか?

認知症の人のBPSDについて、それを「問題行動」ととらえてしまうことがありますが、決してそうではないということです。

本人にしてみれば、人間としての欲求を満たそうとする行動であり、当然の行動と考えることができるという先生のお話しには一同大納得でした。

この視点を持ちながらアセスメントし、欲求を満たすための目標設定をしていくことは、BPSDへの支援、課題解決の支援になるということです。

午後は松田先生、高田先生も加わり自施設実習の課題設定です。

認知症介護実践者研修 授業風景

受講生の勤務先の施設の利用者さんおひとりを実習協力者とし、その方の生活上の課題に対し4週間でどう関わるのか?

施設の他の職員にはどんな協力を要請するのか?といった計画を立てます。

受講生は計画を練っては先生に相談し、また練っての繰り返しを夢中になって行ないました。

認知症介護実践者研修 授業風景

明日から、受講生は勤務先の施設で実際の勤務をしながらの実習に取り掛かります。

認知症の人の言動を「問題行動」ととらえず、その「背景」を洞察し「課題」を見つけ、その課題に取り組んでいく4週間となります。受講生の皆さん、頑張って!

次回は、いよいよ自施設実習終了後の研修最終日である修了式の様子などもお伝えします、お楽しみに!

☆★☆次回、認知症介護実践者研修の開講日程が決まりました!☆★☆
詳しくはコチラ→【2019年度 認知症介護実践者研修】相模大野・戸塚・藤沢・海老名

前回の体験レポートはコチラ
認知症介護実践者研修 第4日目

Profile

この記事の監修

湘南国際アカデミー 教務部

雲野 淳一

所持資格:介護福祉士・社会福祉主事任用資格・サービス管理責任者(介護/就労)・相談支援従事者初任者研修・高校教諭1種免許国語科・中学校教諭1種免許国語科

担当講座:介護職員初任者研修実務者研修全身性障害者ガイドヘルパー養成研修重度訪問介護従業者養成研修外国人向け講座・etc.

 私立高校の国語教諭を経て、障がい福祉業界にて15年以上のキャリアを積む。生活介護、施設入所支援、居宅介護、就労継続・移行の各事業を経験し、総合的にサービス利用者の支援に従事した。
湘南国際アカデミーでは、介護職員初任者研修介護福祉士実務者研修を担当している。また、受講生の就労支援にも携わり、介護事業所と受講生との懸け橋となり、就労のミスマッチなどを防ぐための支援は、受講生や介護事業所からも高い評価を得ている。
その他に、国語教諭としての経験を活かして、近年増加傾向にある外国人労働者に対する講座「日本語でゆっくり学ぶ介護技術講座」なども手掛けている。