相模原市指定認知症介護実践者研修も4日目となりました。
台風の接近が心配される中、なるべく授業を前倒しして、しっかり帰宅できるようにという方向で本日の研修がスタートしました。
本日は2科目、「認知症の人への介護技術Ⅱ(行動・心理症状)」の担当が野原先生、「アセスメントとケア実践の基本Ⅰ」の担当が山田先生です。
「認知症の人のBPSDをなくすために薬物を使う、それにより『その人らしさ』を奪うことになります。BPSDを抑え込むことがはたして介護なのでしょうか? 支援なのでしょうか?その人らしく生活ができるよう、その人のQOL(生活の質)をしっかりと支えていく必要がありますよね。」という野原先生のお言葉が印象的でした。
これは、認知症ケアだけでなく、介護を必要とする人すべてに対してもつべき視点、大切な介護職の姿勢です。
山田先生からは、「認知症ケアとは、行動の抑制や管理をすることではなく、その行動の背景を分析し、『真のニード』を知ることであり、そのためには適切なアセスメントが大切です。つまり『声なき声を拾う』のです。」というお話がありました。
そしてそのアセスメントの手法として、ICF(国際生活機能分類)を活用したアプローチや、マズローの基本的欲求5段階をはじめ、CPATやR4システムなども紹介されました。
自施設実習も近づいてきており、受講生は自身の所属事業所で「認知症ケアの実践」を行ない報告します。
その実践で大いに参考にすべき理論と方法論を知ることができた一日でした。
次回の体験レポートもお楽しみに!
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第5日目の体験レポートはコチラをご覧ください↓
【認知症介護実践者研修@相模大野校 第5日目】