相模原市指定の認知症介護実践者研修が、湘南国際アカデミー相模大野校で本日開講しました。
受講生は介護経験10年以上の方、中には20年以上の方もいます。
ベテランの方々が揃い、それぞれに「ここで学んだことを職場に持ち帰りたい!」という意欲に燃えていました。
本日は、午前中と午後の前半(1~2時間目)の「認知症の人の理解と対応」「認知症ケアの倫理」を板澤先生がご担当、午後の後半(3時間目)の「認知症ケアの基本的理念と視点」を安部先生がご担当されました。
認知症の人の行動・心理症状(BPSD)を、かつては「問題行動」と呼んでいました。でも、当の認知症の方はそれを「問題行動」だとは思っていません。周囲が勝手に「問題」だと捉えていました。
徘徊とは、目的もなくうろうろ歩くことではありません。目的があって、それに向かう行動です。
妄想とは、出鱈目なことではなく、その言動の背景をしっかりと見ていってあげる必要があります。
板澤先生のこんなお話しに対し、受講生はみなさん、「その通り!」といった表情で頷いていました。
安部先生からは、1960年代の認知症ケアが当時の画像と共に紹介されました。とてもショッキングな内容でした。
ベッドに手足を縛られている利用者、廊下でオムツ交換をされている利用者、男女一緒の入浴・・・
「問題行動」を防ぐための拘束、人権を無視した対応、そんなことが当たり前に行なわれていた時代があったのです。
介護職員は、「認知症」と相対するのではなく、「認知症の人」と、「人として」関わっていくことが仕事であると再確認できました。
本研修で学ぶべきことが、はっきりと一直線に見通せた研修初日でした!
次回の体験レポートもお楽しみに!
☆★☆次回、認知症介護実践者研修の開講日程が決まりました!☆★☆
詳しくはコチラ→【認知症介護実践者研修】相模大野・戸塚・藤沢・海老名
第2日目の体験レポートは、こちらをご覧ください↓
【認知症介護実践者研修@相模大野校 第2日目】