こんにちは!湘南国際アカデミーのSue(すぅ)です。
ここ数年、「終活」というキーワードを目にする機会が増えました。100円ショップにも終活用のエンディングノートが置いてあるくらいなので、「終活」への関心は高まっているのでしょう。

今回の初任者研修は、私は、家族は、どんな最期を迎えたいのか考えるきっかけになりました。
では、初任者研修 第13日目の受講レポートをお伝えします。

▼前回までの記事はこちら
介護経験ゼロ・アラフォーSueのはじめての介護の学び①
介護経験ゼロ・アラフォーSueのはじめての介護の学び②
介護経験ゼロ・アラフォーSueのはじめての介護の学び③
介護経験ゼロ・アラフォーSueのはじめての介護の学び④
介護経験ゼロ・アラフォーSueのはじめての介護の学び⑤
介護経験ゼロ・アラフォーSueのはじめての介護の遊び⑥
介護経験ゼロ・アラフォーSueのはじめての介護の学び⑦
介護経験ゼロ・アラフォーSueのはじめての介護の学び⑧
介護経験ゼロ・アラフォーSueのはじめての介護の学び⑩


初任者研修 第13日目

第13日目は講義とグループワークが中心

初任者研修 第13日目は、講義と話し合いのグループワークが中心で、演習はありませんでした。持ち物は、テキストとフェイスシールドでした。

※2022年7月1日以降、湘南国際アカデミーでは、フェイスシールドの着用は任意となっています。なお、フェイスシールド着用を希望される方には、1つ無料で配布しております。


授業スケジュール

科目
午前【講義】
死にゆく人に関したこころとからだのしくみと終末期介護
午後【講義】
死にゆく人に関したこころとからだのしくみと終末期介護
初任者研修詳細


担当は今回で3回目の菊池先生

今回の授業は、菊池先生が担当してくださいました。菊池先生は、現在も介護職として活躍されており、終末期のケアにも大変詳しい先生です。

授業では、先生の実際の看取り経験なども聞かせていただき、大変有意義な時間となりました。


介護職は介護のスペシャリストじゃない?!

授業冒頭に、先生から「介護職は介護のスペシャリストじゃないんです。ジェネラリストなんですよ」とお話がありました。

広範囲の知識や経験を備え持つことが、利用者さんやそのご家族のケアに役立ち、活躍できるということです。
介護職として働いた経験がある方は、頷いてらっしゃるのではないでしょうか?

私は介護を学び始めて、「この知識も必要なのか!これも仕事なのか!」と介護職に求められる知識・技術に驚きました。

そして、今回第13日目の終末期ケアに関する授業では、「介護職はジェネラリスト」という言葉の意味をさらに深く理解することとなりました。


終末期に関する基礎知識

終末期は、身体的な苦痛だけではなく、精神的苦痛、社会的苦痛(家事や仕事などの役割ができなくなることにより感じる苦痛)、霊的な苦痛(自分の存在意義や生きる目的を見失うことから生じる苦痛)が生じます。

これらの苦痛はすべて繋がっていて、介護職は、どれか一つの苦痛だけをケアするのではなく、総合的にかかわる全人的ケアを提供する必要があります。

終末期であっても、本人の意思を尊重しQOLを重視したケアが大切です。
例えば、トイレに行くことが難しい利用者さんがトイレに行くことを望めば、介護職は、どうしたら利用者さんの苦痛を軽減してトイレに行くことができるか検討します。

最期まで自分らしさを保ち、生ききって頂けるようサポートするのが介護職の仕事です。また、利用者さんだけでなく、家族の思いを支えることも重要です。


わたしはどんな最期を迎えたいのか

終末期介護に関する基礎知識の講義のあとは、自分たちはどんな風に最期を過ごしたいのかグループに分かれて意見を交換しました。

病院で、自宅で、自然の中で、どこでもいいから家族に見守られながらなどなど・・・
6人ほどのグループでしたが、皆さんそれぞれの考え方があり、自分が思いついたこと以外にも色々な考え方があるんだなと勉強させていただきました。

また、最期を迎える準備として、どんなことをしておいた方がいいかについても話し合いました。

・インターネットの履歴、SNSなど家族に見られたくないものの対処
・お金関係
・臓器提供の意思
・エンディングノート作成

などの意見が出ました。インターネットの履歴やSNSなどは、現代ならではですね。
日ごろから気軽に家族や信頼する人とこのような話をして、お互いの考え方を理解しておくと、いざとなった時に役立ちます。


看取りの現状 ~海外との比較~

授業では、海外と日本の看取りの現状についても学びました。日本はスウェーデン・オランダ・フランスと比較すると、自宅で最期を迎えた方の割合がとても低いです。

ですが、自宅で最期を迎えたいと望む方の割合は、実際に自宅で最期を迎えた方の割合をはるかに超えます。

実際には多くの方が自宅で過ごすことを希望していることに加え、地域包括ケアシステムでは、住み慣れた地域で最期まで生活を継続することを推進しているため、今後自宅での看取りのニーズが増えていくと考えられているそうです。

ますます介護職の需要は高くなりそうですね。


介護士は看護助手ではない

終末期の介護では、残された時間、どれだけ生きがいをもってもらえるか、考えて援助することが求められます。

先生から、終末期の関わり方として、以下の4つを大切にするようお話がありました。
①普段通り
②自立した人として尊重
③支え合い、分かち合い
④共に同じ時を過ごす

また、終末期の介護では、無理やり励ますのではなく、普段通りに過ごす中で利用者さんの話をよく聴いて、様子をよく見て、コミュニケーションを取る中で、利用者さんの変化に気づく感性が必要です。

終末期の利用者さんをケアをする際、同時にご家族をケアすることも介護職の重要な役割です。

私の父は病院で亡くなっており、終末期は母が毎日病院に行っていました。その時、毎日病室に訪れる介護職の方々は、父のケアだけでなく母とお話したり、時には励ましてくれました。

母にとって介護職の方は、子どもの前では出せない辛い気持ちを受け止めてくれる、心のより所のような存在だったのではないかと思います。

もちろん、医師・看護師の皆さんにも感謝していますが、介護職の皆さんに対しては「全部ありがとう」という気持ちです。

父に対して家族は、「このまま病院で看取っていいのか、自宅に帰りたいのではないか」と葛藤もしました。
その時、父は話せない状態でしたから、父の意思を確認することもできませんでした。
そんな葛藤を理解し、支えになってくれたのが介護職の方々でした。

このように、終末期の介護では、介護職は利用者だけでなくご家族も含めてケアする視点が大切ですね。
また介護職は、「できる限りのことはやった」とご家族が思える状況を作るための支援しなければなりません。


人はどのように「死」を受け入れるのか

授業では、「死」を受容するまでのこころの変化なども学びました。
終末期の利用者さんの「死」に対する不安や恐怖、孤独感を理解することで、最期まで利用者さんに寄り添うことができます。

「死」を受け入れるプロセスは、人それぞれですべての人に当てはまるとは限りませんが、介護職として理解しておくことは重要です。


初任者研修 第13日目を振り返って

介護士

授業で先生がおっしゃった通り、「介護職はジェネラリスト」であることが求められています。
「介護の仕事はこれ!」というものはなく、必要ならば「これも、それも、あれも」色々な側面から総合的に関わっていきます。

そして、そのためには幅広い知識と様々な経験が必要ですが、初めから完璧な介護職はいません。みんなスタートは同じです。
初任者研修がそのはじまりの一歩になります。私と一緒に介護の学びをスタートしませんか?

是非一度、湘南国際アカデミーへお越しください♪

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