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介護過程とは?実務者研修で学ぶ科学的思考を徹底解説

介護過程とは?実務者研修で学ぶ科学的思考を徹底解説

 実務者研修では、「介護過程」を学びます。
(介護過程ⅠとⅡは通信添削課題にて、介護過程Ⅲはスクーリングの対面授業にて学びます)
この記事では、「介護過程」とは何なのか、なぜ学ぶ必要があるのか、といった疑問が多い「介護過程」についてお伝えします。

介護過程とは何か?目的と学ぶ意義

介護過程は、利用者一人ひとりの尊厳を守り、自立を支援するために計画的かつ科学的に介護を行うためのプロセスです。単なる日常業務の積み重ねではなく、「なぜそのケアを行うのか」という根拠を明確にし、多職種や介護職同士の連携を可能にします。実務者研修では、この介護過程を体系的に学び、現場で即活用できる「考える力」と計画的な実践力を養います。ここでは、その基本的な考え方と学ぶ意義について解説します。

介護実践は、場当たり的に思いつきで行われている?

介護職の皆さまは、ご自身の仕事を振り返ってみてください。
果たして、日ごろの介護実践は、場当たり的に思い付きで行われていますか?そうではないと思います。

一人ひとりの介護職は、介護支援専門員(ケアマネージャー)が作成したケアプラン(居宅サービス計画、施設サービス計画)をふまえて、介護職の視点にもとづいたアセスメントを行い、介護計画を立案し、具体的な介護を実施してます。

利用者が希望する生活の実現に向けて、意図的な介護を展開するためのプロセスを介護過程といいます。
これは、介護を進めていくうえでの手順や経過と言い換えることができます。

介護過程の意味とは

 介護過程を展開することにより、客観的で科学的な根拠にもとづいた介護実践が可能になります。
また、専門的な知識と技術に裏打ちされ、展開のプロセスを言語化し、記録するため、介護実践の根拠をあとから振り返ることができます。

さらに、利用者一人ひとりについて尊厳の保持や自立支援の視点にもとづくため、利用者を主体とした個別ケアの実践を可能にします。
そして、多職種および介護同士が協働・連携して、利用者に適切な介護サービスを提供することができます。
このようなことが、介護過程を展開する意味(介護職が介護過程を学ぶ意味)なのです。

因みに、介護職員初任者研修実務者研修ではどのような違いがあるかという点においても、介護過程の展開というものが関わってきます。
介護職員初任者研修は、介護現場で働くにあたり必要な知識や技術、場面場面に必要な一つひとつの点を習得していきます。
そして、実務者研修の介護過程の展開においては、介護職員初任者研修や現場で習得してきた一つひとつの点(知識や技術)を、それぞれの利用者様の状態に合わせて、必用な点と点を見分けながら結び合わせて、適切なサービスを提供していくことが出来る様に科学的な根拠を基に「考える力」を養うことが求められます。

介護過程は4段階で構成されます

介護過程は、一般的に「アセスメント→計画の立案→実施→評価」の4段階で構成されています。
介護過程という言葉を聞くと、あたかも専門的な知識や技術を使いこなしながら、何か特別なことを行わなければならないかのように思うかもしれません。

しかし、介護職は、日頃当たり前のようにこの展開過程のなかで仕事を進めていると思います。
何気なく行っている普段の仕事だとしても、この4段階の展開過程にあてはまるのではないでしょうか。
介護は、意図的かつ計画的に行われます。

そして介護サービスを提供する道筋を科学的思考にもとづいて説明していくのが介護過程です。
科学的であるためには、なせそうした介護をおこなうのかという根拠を明確にすることが求められるのです。

介護過程を展開し作成する、介護計画とは

 個別サービス計画のなかでも介護職が立案する計画は、介護過程を展開し作成するもので、一般的に介護計画と呼ばれます。
ケアプランに盛り込まれた各サービスを具体的かつ個別的に利用するために、サービス事業者はケアプランの目標実現に向けた個別サービス計画(介護計画)を作成することになるのです。

介護職の視点から改めてアセスメントを行い、利用者の望む生活に近づけるための計画です。
課題を明らかにしたうえで、目標を描き、目標を達成するための援助内容・方法、援助の頻度について実施の可能性を考慮して具体化していきます。

FAQ|実務者研修の介護過程に関するよくある質問

介護過程は、実務者研修の中でも特に重要な学びの一つです。ここでは、初めて学ぶ方や現場経験のある方が抱きやすい疑問に、分かりやすくお答えします。研修選びや学習の進め方に迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

Q1.
介護過程は実務者研修で必ず学ばなければいけないのですか?
A

はい。介護過程は介護福祉士国家試験の受験資格を得るための必須科目であり、実務者研修のカリキュラムに組み込まれています。利用者への計画的かつ根拠のあるケアを実践するために欠かせない内容です。

Q2.
初任者研修実務者研修の介護過程にはどんな違いがありますか?
A

初任者研修では、場面ごとの基本的な知識や技術を「点」として学ぶことが多いのに対して。一方、実務者研修の介護過程では、その点を利用者の状況に合わせて組み合わせ、「線」として計画的にケアを組み立てる力を養います。

Q3.
介護過程Ⅲの授業はどのように行われますか?
A

介護過程Ⅲはスクーリング(対面授業)で行われ、アセスメント、計画立案、実施、評価の4段階を実践的に学びます。グループワークやロールプレイを通じ、現場に近い形で思考力と連携力を身につけます。

Q4.
無資格からでも介護過程を理解できますか?
A

無資格からでも大丈夫です。基礎知識は通信学習で身につけ、スクーリングで具体的な展開方法を学びます。講師が丁寧にサポートするため、初めての方でも安心して理解を深められます。

Q5.
務者研修で学んだ介護過程は現場でどう役立ちますか?
A

科学的根拠に基づいたケア計画を立てられるようになるため、利用者満足度の向上やチームケアの質の改善に直結します。また、記録や報告の精度も上がり、介護職としての専門性向上にもつながります。

まとめ|介護過程を学び専門性を高めてスキルアップ

 少し難しい内容になってしまったかもしれませんが、介護過程は、単なる理論ではなく、日々の介護実践を計画的かつ効果的に進めるための土台となり、介護過程を学び実践していくことの積み重ねが、「介護の専門性の確立⇒更なるスキルアップ」へとつながっていく、ということですね。

湘南国際アカデミーの実務者研修では、楽しく・分かりやすく、介護過程を学ぶことができますよ!
事例を用いて、介護過程の展開の実際を学べるので、利用者様へのより適切なかかわり方のヒントも見つかるかもしれません。

利用者様にとって最も身近な援助者である介護職だからこそ、介護過程を学ぶことは大切ですね。
きっと介護の現場でも役立てていただけると思います。

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この記事を書いた人
元ユニットリーダー研修指導者。10年在籍した介護老人福祉施設の現場では、研修受け入れ担当者として、年間100名以上の研修生の指導にあたる。湘南国際アカデミーでは、介護職員初任者研修や実務者研修、介護福祉士国家試験受験対策講座の講師や介護福祉士受験対策テキストの執筆などを担当する傍ら、ケアする側もケアするという立場で、介護をする側のQOL向上のためのイベントや総合的なサポートを手掛けている。
その他、介護事業所や医療機関などにおいて当校の「事業所内スキルアップ研修」の企画・提案・実施など各事業所用にカスタマイズする研修をプロデュースし、人材確保・育成・定着に向けた一連のプログラムを手掛けている。
担当スタッフ
藤沢校・横須賀校・海老名校・相模大野校・横浜戸塚校・横浜馬車道関内校・小田原校・大和校・横浜二俣川校
【所持資格】
介護福祉士・介護福祉士実習指導者・介護支援専門員・福祉用具専門相談員
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