①講師を始めたきっかけを教えて下さい。
介護の現場でリーダーや主任を任されるようになってから、所属する施設や地域で講師を頼まれることも多くなり、その時期から教育に興味を持ち始めました。講師を始めた直接のきっかけは、湘南国際アカデミーで実務者研修教員講習会を受けたことです。これは実務者研修の授業を担当するために必要な資格です。では、なぜ実務者研修教員講習会を受けようと思ったかというと、その時期、一般的なルートで介護福祉士の試験にチャレンジするためには、実務者研修の修了が必要！という制度に変わったので、実務者研修の講師が、これからの介護業界にとって非常に大切だと考えたからです。②どんな授業を心がけていますか？
おもしろい授業です。笑えて楽しいということもそうですが、興味深いということを多く含みます。最大限学んでいただけるよう、快適で楽しく興味深い、おもしろい授業を心がけています。③授業を進めていく中で大切にしていることを教えてください。
授業を進める際、ぼくは受講生の皆さんに対して「知識や技術を学ぶのは、利用者さんのためだけではありませんよ」と伝えています。当然いい介護をするために学んでいただくのですが、介護をする側にも学ぶメリットがたくさんあるわけです。知識や技術を学ぶことで、自分の心や身体を守ることができ、楽しく仕事ができます。自分自身も大事にできるのがプロだと思いますので、介護を受ける側も、介護をする側も、どちらも大事にできるように学びを活かすことを伝えています。④授業をしていて楽しいと感じる瞬間を教えてください。
初任者研修では、ボディメカニクスの活用を含め、どんどん介護技術を習得されていく様子をみると嬉しくなります。実務者研修では、考える力がグンと伸びていくところを目の当たりにできるので、とても嬉しいですし楽しいです。介護福祉士受験対策講座では、みなさんから介護福祉士の国家試験に合格したという報告を受けるときです。⑤生徒さんに伝えたい介護への「想い」を教えてください。
ぼくは高校生の頃、将来はかっこいい仕事がしたいなと思っていました。かっこいい仕事ってなんだろうと考え続けた結果、かっこいい＝やさしい。なのではないかと思い、やさしくなれて、人の役に立てそうな介護の仕事を選びました。人の役に立つ仕事は世の中にたくさんありますが、介護の仕事は、人の生活をサポートするという、お客さま（利用者さま）と非常に濃い関わりがある仕事です。関わりが濃いからこそ、人の役に立っている実感を得て、介護をする側もハッピーになる。そんな介護を広げていきたいと取り組んでいます。⑥湘南国際アカデミーの良い所はどんなところですか？
いきなり冷静な意見ですが、校舎へのアクセスが楽です。全ての校舎が、駅から歩いて数分の立地というのは、生徒さんも嬉しいでしょうし、講師も嬉しいです。ぼくは、お昼休憩を外で食べることがありますが、立地が駅近くなので、美味しいところが周りにたくさんある校舎も多いです。ぼくが授業を担当した際、聞いていただけたら、おすすめこっそり教えます。
⑦受講されている方へのメッセージをお願いします。
受講されている方々なら、ぼくから言うまでもないですが、一緒に資格を取ろうと頑張っている仲間は貴重な宝だと思います。仲間を大切に！⑧受講を検討されている方へのメッセージをお願いします。
いまもそうですが、これからもっと介護に関わるニーズが増えていきます。日本の高齢化、世界の高齢化が更に進むことは確実なので、介護の資格を取っておいて損がない時代です。自分の家族など、近い人のためにも介護の勉強がプラスになることは間違いないですよ！
この記事の監修
湘南国際アカデミー 総合支援部
所持資格：介護福祉士・介護福祉士実習指導者・介護支援専門員・福祉用具専門相談員
担当講座：介護職員初任者研修・実務者研修・事業所内レベルアップ研修・介護福祉士国家試験受験対策講座・外国人向け講座・etc.
元ユニットリーダー研修指導者。10年在籍した介護老人福祉施設の現場では、研修受け入れ担当者として、年間100名以上の研修生の指導にあたる。湘南国際アカデミーでは、介護職員初任者研修や実務者研修、介護福祉士国家試験受験対策講座の講師や介護福祉士受験対策テキストの執筆などを担当する傍ら、ケアする側もケアするという立場で、介護をする側のQOL向上のためのイベントや総合的なサポートを手掛けている。
その他、介護事業所や医療機関などにおいて当校の「事業所内レベルアップ研修」の企画・提案・実施など各事業所用にカスタマイズする研修をプロデュースし、人材確保・育成・定着に向けた一連のプログラムを手掛けている。
