相模原市指定の
認知症介護実践者研修も、本日でとうとう最終日を迎えました。
4週間の自施設実習を終え、分厚い報告書を携えて受講生11名が集合しました♪
グループ毎に自施設実習の報告会を行ないました。
「自立度の高い認知症の利用者に対し、これまで他の利用者を優先してしまって関わりをあまりもってこなかったことを反省し改善」「水分摂取制限のある認知症の利用者が納得できる適正水分の伝え方」「職員の対応の悪さによるBPSDの悪化」など、受講生がそれぞれ4週間、職場のケアチームで取り組んだことの経過と成果を発表しました。
「4週間の取り組みで、何が良くなったということではなくても、チームでひとつの課題に取り組むことによって得られたこと・・利用者をみる視点を決めてしっかりと観察する、目的・課題意識をもって接していくことができるようになったなどが大切です。」と安部先生はおっしゃいました。
「利用者が本当に望んでいることは何か?課題設定の時にあった思い込みが、4週間の関わりの中で変化した。利用者は物質的な充足感ではなく、心的な安心感が本当は欲しかった。そういう
気づきが受講生自身を変化させ、利用者を変え事業所を変えることになる。素晴らしい取り組みとなったのではないか。」と山田先生はおっしゃいました。
「4週間、職員が変わらなければ利用者は変われない、という取り組みの中でよく頑張りました。しかし、その4週間が終わり職員たちが解放されまた元に戻ってしまったら・・。これからが本当の意味での取り組みになっていくのでしょう。」と溝越先生はおっしゃいました。
結果ではなく経過、その経過をこれからも重ねていくこと。その中心を担うのが
認知症介護実践者研修を修了した人の役割です。
認知症の人がその人らしく、活き活きと毎日を暮らせるように、受講生(修了生)たちの今後の活躍に期待が高まります。
6日間のスクーリングと4週間の実習、お疲れ様でした。
ご指導くださった先生方、本当にありがとうございました!!
今後も湘南国際アカデミーは、
認知症介護実践者研修をはじめ、神奈川県の介護の学校として社会に貢献できるように励んでまいります。
☆★☆次回、認知症介護実践者研修の開講日程が決まりました!☆★☆
詳しくはコチラ→
【認知症介護実践者研修】相模大野・戸塚・藤沢・海老名
この記事の監修
介護の資格
湘南国際アカデミー
湘南国際アカデミーは2011年3月9日(東日本大震災が起こる2日前)に、藤沢駅近くの昭和を感じさせるレトロな小さく古いビルの2階で、公共職業訓練校として30名の受講生を迎え、静かに産声を上げました。
今では卒業生が約16,000人以上となり、どこの介護現場においても湘南国際アカデミーの卒業生が活躍しています。
現在は神奈川県内に9校舎を構え、日本人だけではなく、外国人の方を含めた国際的な介護人材の教育に尽力しています。