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初任者研修「生活支援技術」と「こころとからだのしくみ」授業体験

初任者研修で学ぶ生活支援技術の授業風景

相模原市で幼稚園の子どもを育てながら、新たな職を模索している私。
「介護の仕事ってどうだろう?」という思いが頭をよぎっていたとき、ひょんなことから神奈川県内で介護資格取得の学校を運営する「湘南国際アカデミー」(藤沢市藤沢38‐3)の授業をのぞかせてもらうチャンスをいただきました。一部抜粋にはなりますが、初任者研修の授業全16回を順にご紹介します。本日は、その第5日目の授業に参加させていただきました♪

* * * * *
本日は、第5回目の授業は、藤田歩由美先生のお話です。
藤田先生は、介護福祉士が制度化されて2年目に資格を取得。特別養護老人ホームや厚生労働省のモデル事業など、さまざまな仕事を経験。
神奈川県立保健福祉大学で学び、現在は介護の仕事をしつつ、講師もされているそうです。
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介護職の基礎を学ぶ「生活支援技術」

初任者研修で学ぶ生活支援技術の授業風景

「介護っていろいろな働き方がある。これまでの経験すべてが、役に立つ仕事ですよ」と笑顔でお話してくれる藤田先生。
先生自身、子育てに専念して、専業主婦だった時期もあるそうです。
「でも、その経験が今の仕事に生きている。昔、電気屋さんだったスタッフは、施設の電気の故障をすぐ直してくれて、皆が大助かり。旅行好きな人は話がおもしろくて、利用者から人気に。無駄な経験なんてないんです。」

藤田先生が特別養護老人ホームに勤めていた20代のころ、オムツ交換を多くするのがいい事業所という風潮があったそうです。
そのため、約130人の利用者のオムツ交換を、腰をかがめた状態でずっと繰り返す。
ひどい腰痛になるのはもちろんですが、介護は「作業」という雰囲気があったとか。

この表現は適切ではないですが、食事もツバメの親が子どもにエサをあげるように、順繰りに食べ物を口に運ぶのが効率的で画期的な介護と言われていたそう。
当時はそれが当たり前でしたが「本当に利用者さんのことを見ていたのか?」、疑問が生じると言います。

今では個々のベッド上でオムツを替えるのが普通ですが、昔は廊下などほかの人が見ているところでもオムツ替え。
また、ベッド上で食事をしていたのが食堂で食べるようになるなど、介護業界は近年、大きく変わってきたそうです。

パーソンセンタードケアの重要性と実践例

介護職員初任者研修の授業「パーソンセンタードケア」

方向性が大きく変わったのは、法律の改正が影響しているとのこと。1987年にできた社会福祉士及び介護福祉士法には、介護福祉士とは「専門的知識及び技術をもって入浴、排せつ、食事その他の介護等を業とする者」と定められていたのが、2007年に改正。
「入浴、排せつ、食事其の他の介護等」の言葉が「心身の状態に応じた介護等」という言葉に変更されたと言います。
改正により、それまで効率を重視していた介護が、個々の状況に応じて、考えるように変化。イギリスのトムキッドウッドが提唱した「パーソンセンタードケア」という考え方のように、その人を中心に考えようという風に変わってきていると、藤田先生。

廃用性症候群を防ぐ意欲を引き出す介護

何でもやってあげて、大事にしすぎると筋力を低下させて「寝たきり」にしてしまう「廃用性症候群」になる危険性も。
動かすのは痛いし億劫だけど、頑張って動こうと思ってもらえる介護を目指す。「意欲を引き出す介護が必要です」と先生からお話がありました。

藤田先生が語る、介護職と利用者の笑顔

意欲を引き出す介護の大切さを説明する講師

藤田先生は、よく利用者から「あんたにこんなことさせて、いつも悪いね」などと言われるそうですが障害や病気があっても、何もできなくなるわけでないと言います。
ある若年性認知症の利用者は、いまは飲み込むくらいしかできないそうですが、ニコッと笑う笑顔がとてもすてきで癒されていると言います。

また、「問題行動」を起こすと相談のあった重度認知症の利用者は、ご飯の時間にこだわりのある人。
朝早いお迎えをブランチが済んでからに変えたら、「問題行動」がなくなったとか。その人に合わせることで、解決することもあるそうです。

「スタッフがギスギスしているところは利用者も少ない。逆にスタッフの連携がうまく行っていると利用者もいつも笑っている」と藤田先生。
これから介護の現場はまた大きく変わるはず。利用者と介護職から笑顔が出るような良い方向に変わってほしいと切実に思います。

参考資料:厚生労働省「社会福祉士・介護福祉士等」

【執筆者プロフィール】
さがみんママ
相模原市在住、1児のママ。現在、子どもを幼稚園に通わせながら新たな仕事を模索中です。実の両親、義理の両親ともに元気ですが、5年、10年後を考えると…。介護業界への関心が日に日に高まっています。
大和市の小中高、早稲田大学教育学部卒。

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