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介護職員初任者研修 授業体験⑤|実技で学ぶボディメカニクスの基本

こんにちは!湘南国際アカデミーのSue(すぅ)です。
年末に母が施設から一時帰宅予定で、初任者研修で学んだことを実践しよう!と意気込んでいましたが、施設の感染症予防対策で一時帰宅は中止となってしまいました。

施設の方がLINEのビデオ通話でつないでくださり、母の顔を見ることはできました!母は眠っていなくても目を閉じたり、顔を上げてくれないことが時々あります。
その日もずっと目を閉じていて、ひたすら「おか~さぁ~ん!わたしだよ~!」と声をかけていました。

すると、たまたま通りかかった一人の介護職員さんが、「お母さんは料理のお話をすると、顔をあげてくれる時がありますよ」と教えてくださいました。きっと日々接する中で母の興味をひくものが何か、話や仕草など色々見て聴いてくださったんだなぁと胸が熱くなりました。
私もますます頑張ろうと思えた出来事でした。

今回は初任者研修の第7日目の受講レポートをお伝えします♪

初任者研修 第7日目

家庭の都合で振替補講

第7日目は、在籍しているコースの授業当日に夫が急に仕事になり、子供の預け先が見つからず・・・別の曜日のコースで振り替えて受講しました。
振替制度のありがたみが身に染みました。

湘南国際アカデミーの初任者研修は、振替補講を何度も無料で受講できるプランと、振替補講が5回まで無料のプランがあります♪

担当は病院での勤務経験がある坂元先生

坂元先生は、介護の仕事に携わって26年目で、元々は無資格で病院勤務をスタートされました。そこで介護の基礎や根拠を学ぶ大切さを実感されたそうです。

坂元先生から授業冒頭で「生活とは、生きることを活発にすること」だというお話がありました。介護はただ生きることだけを支援するのではなく、生活を支援するという視点が必要ということでした。

初任者研修第7日目の授業スケジュール

初任者研修 第7日目は、この後の授業の実技で欠かすことのできないボディメカニクスについてでした。

科目
午前【講義】
移動・移乗に関連したこころとからだのしくみと
自立に向けた介護(1)
午後【演習】
ボディメカニクスの実践
移動、移乗の支援

初任者研修で身につけるべき移動・移乗介助のポイント

湘南国際アカデミーの移乗介助実技演習

先生から「今日朝起きて皆さん何しましたか?」と質問があり、一人ずつ答えました。

・顔を洗った
・お茶を淹れた
・着替えた
・トイレに行った 等

全員が答えた後「それをするために、皆さんしていることがあるんですが、何でしょうか?移動ですね」とおっしゃいました。
なるほど、普段意識していませんでしたが、日常生活の基本行為には「移動」がつきものです。
何らかの障がいによって移動が難しくなっても、寝たきりにならないよう、それぞれの場所までの「移動」をサポートすることは、生活を支えるうえで基本的な視点ということです。

また、快適な生活を送るためにも「移動」は重要な行為です。尿意、便意がある方がおむつを使用することは不快感をともないます。
ポータブルトイレや個室トイレまで移動することができれば、おむつよりも快適に排泄することができますね。

利用者の自立支援と介護負担を軽減する技術

移動や移乗に介助を必要とする人は、身体に麻痺などをともなっていることが多いそうです。先生から麻痺の種類について解説がありました。
また、「麻痺の種類が同じでも状態は一人一人違うので、介護職はその人に応じた介助をする必要があります」とのことでした。

また、自立支援のために、利用者さんができる行為まで介助する必要はなく、その方が持っている力を活かしながら介助を行うことが必要だというお話もありました。

介護というと、すべて「手伝う」というイメージがありましたが、自立支援の視点は大切ですね。できることを奪ってしまわないよう、心がけたいです。

ボディメカニクスとは? 介護での基本的な役割と重要性

ボディメカニクスと移動介助実技

生活を支えるために重要な移動・移乗の介助を行うために大切なのが、ボディメカニクスの活用です。

ボディメカニクスとは、人が動作をする時に骨、関節、筋肉などが互いに影響し合っている相互関係の総称を指しています。
介護ではこのボディメカニクスを活用することで、介護する側の身体の負担も軽減させることができます。

介護で大切なこととして「安心・安全」がありますが、これは利用者さんだけでなく、介護する側にとっても大事なことですね。

湘南国際アカデミーでの実技演習:ボディメカニクスを活用した介助方法

湘南国際アカデミーの移乗介助実技演習

午後からはベッドを出して、ボディメカニクスの実践!!寝ている状態の利用者さんの身体を起こし、ベッド脇に座って頂く練習をしました。

・介助する側は脚を大きく開き重心を低くする
・介助される側の身体を小さくまとめる
・「押す」のではなく手前に「引く」
・身体をねじらず、腰と肩を平行に保つ
・てこの原理を応用する・・・など

ボディメカニクスの基本を頭では理解しているものの、実際やってみると「身体を起こす」ということで頭がいっぱいになり、手順がいくつも抜けてしまいました。
麻痺していない方を介助してしまったり、体調確認のお声がけを忘れてしまったり・・・。

演習は各ベッド5~6名のグループで行うのですが、動きが止まると同じグループの方が「次は○○ですよ」などと教えてくださり、何度か繰り返すと何とかよどみなくできるようになりました。

先生も各ベッドの様子を見ながら、もう一度デモを見せてくださったり、アドバイスをしてくれました。演習の際は人数によってもう一人補助の先生がいらっしゃるので、質問もしやすかったです。

また、間違った介助の例と正しい例を見せてくれる時も「何がいけないと思う?」と受講生から引き出してくれるので、何がダメなのか考えてしっかり理解することができました。

初任者研修 第7日目を振り返って

今回は振替補講ということもあり、いつものメンバーと違ったので少し緊張していましたが、実技の授業で同じグループだった皆さんのおかげで緊張しすぎることなく参加できました!

すべての授業で共通していたことですが、実技では受講生同士の声掛けが多く見られました。もちろん先生も指導してくださいますが、同じグループの人同士が分からないことを教え合っていて、私もそのおかげでより授業を実りあるものにできました。

私は今年39歳になるのですが、学校と違い色々な年代、職歴、職業の方が一堂に集まる場所はとても楽しかったです。
「介護」という共通項があるだけで、普段の生活では話す機会のない方々と仕事や家族の話をしてたくさん学ばせていただくことができました。

なんだかまるでもう終わりのような「振り返り」となりましたが、まだまだ第8日目以降も続きますので、もうしばらくお付き合いください♪

湘南国際アカデミーの初任者研修

湘南国際アカデミーの初任者研修は、急なシフト変更や体調不良など何らかの事情で出席できなかった授業を振替補講として受講できます。
ご自身の在籍している校舎だけでなく、初任者研修を開講している神奈川県内の湘南国際アカデミー全校舎にて振り替えることが可能です。

事前に予定が分かっている場合は、予め振替補講の予約を取っておくとスムーズにご受講いただけますよ。
皆さまのご来校をお待ちしております♪

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