
こんにちは!
湘南国際アカデミーで介護職員初任者や実務者研修、介護福祉士受験対策講座の講師及び総合サポートを担当している江島です!
このページでは、第34回(2022年)介護福祉士国家試験の【発達と老化の理解】から出題された問題の解答・解説を致します。
まずは、解答を知りたいという方は、当校ホームページの「解答速報」をご覧ください。
※記事の途中に、全国の介護福祉士合格者が使用した介護福祉士受験対策教材「受かるんですシリーズ」の情報もありますので、ぜひご覧ください。
<領域:こころとからだのしくみ>発達と老化の理解
問題 69
愛着行動に関する次の記述のうち,ストレンジ・シチュエーション法における安定型の愛着行動として,適切なものを1つ選びなさい。
1 養育者がいないと不安な様子になり,再会すると安心して再び遊び始める。
2 養育者がいないと不安な様子になり,再会すると接近して怒りを示す。
3 養育者がいないと不安な様子になり,再会すると関心を示さずに遊んでいる。
4 養育者がいなくても不安な様子にならず,再会すると関心を示さずに遊んでいる。
5 養育者がいなくても不安な様子にならず,再会すると喜んで遊び続ける。
解答:1
解説:子どもの発達に関する問題です。安定型の愛着行動については、選択肢1が記述の通りとなり正解です。
問題 70
乳幼児期の言語発達に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。
1 生後6か月ごろに初語を発するようになる。
2 1歳ごろに喃語を発するようになる。
3 1歳半ごろに語彙爆発が起きる。
4 2歳半ごろに一語文を話すようになる。
5 3歳ごろに二語文を話すようになる。
解答:3
解説:初語とは、最初に発する言葉で、1歳前後にみられます。喃語とは、意味を伴わない声で、生後6ヵ月頃にみられます。一語文は1歳~1歳半ごろ、二語文は1歳半~2歳ごろにみられます。選択肢3が最も適切です。
問題 71
2019年(平成31年,令和元年)における,我が国の寿命と死因に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。
1 健康寿命は,平均寿命よりも長い。
2 人口全体の死因順位では,老衰が悪性新生物より上位である。
3 人口全体の死因で最も多いのは,脳血管障害(cerebrovascular disorder)である。
4 平均寿命は,男女とも75歳未満である。
5. 90歳女性の平均余命は,5年以上である。
解答:5
解説:90歳女性の平均余命は5.92年のため、選択肢5が正解です。
問題 72
Aさん(87歳,女性,要介護3)は,2週間前に介護老人福祉施設に入所した。Aさんにはパーキンソン病(Parkinson disease)があり,入所後に転倒したことがあった。介護職員は頻繁に,「危ないから車いすに座っていてくださいね」と声をかけていた。Aさんは徐々に自分でできることも介護職員に依存し,着替えも手伝ってほしいと訴えるようになった。
Aさんに生じている適応(防御)機制として,最も適切なものを1つ選びなさい。
1 投影
2 退行
3 攻撃
4 抑圧
5 昇華
解答:2
解説:自分でできることを介護職員に依存し、着替えを手伝ってほしいと訴えるようになったという記述から、選択肢2が最も適切です。
問題 73
記憶に関する次の記述のうち,適切なものを1つ選びなさい。
1 エピソード記憶は,短期記憶に分類される。
2 意味記憶は,言葉の意味などに関する記憶である。
3 手続き記憶は,過去の出来事に関する記憶である。
4 エピソード記憶は,老化に影響されにくい。
5 意味記憶は,老化に影響されやすい。
解答:2
解説:意味記憶とは、長期記憶の陳述記憶に分類され、言葉の意味などに関する記憶をいいます。選択肢2が正解です。
問題 74
老化に伴う感覚機能や認知機能の変化に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。
1 大きな声で話しかけられても,かえって聞こえにくいことがある。
2 会話をしながら運転するほうが,安全に運転できるようになる。
3 白と黄色よりも,白と赤の区別がつきにくくなる。
4 低い声よりも,高い声の方が聞き取りやすくなる。
5 薄暗い部屋のほうが,細かい作業をしやすくなる。
解答:1
解説:老化に伴うからだの変化に関する問題です。選択肢1が記述の通りとなり、最も適切です。
問題 75
高齢者の睡眠に関する記述のうち,適切なものを1つ選びなさい。
1 午前中の遅い時間まで眠ることが多い。
2 刺激を与えても起きないような深い睡眠が多い。
3 睡眠障害を自覚することは少ない。
4 不眠の原因の1つはメラトニン(melatonin)の減少である。
5 高齢者の睡眠時無呼吸症候群(sleep apnea syndrome)の発生頻度は,若年者よりも低い。
解答:4
解説:睡眠に作用するホルモンであるメラトニンは、加齢とともに分泌量が減少します。選択肢4が正解です。
問題 76
高齢者の肺炎(pneumonia)に関する記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。
1 意識障害になることはない。
2 体温が37.5℃未満であれば肺炎(pneumonia)ではない。
3 頻呼吸になることは,まれである。
4 誤嚥により肺炎(pneumonia)を起こしやすい。
5 咳・痰などを伴うことは,まれである。
解答:4
解説:高齢者は、誤嚥性肺炎を起こしやすいため、選択肢4が正解です。
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※引用:上記の各問題は、2022年(令和4年)第34回介護福祉士国家試験問題より抜粋
※この解答・解説は湘南国際アカデミー独自の見解によるものですので、実際の正解とは異なる場合があります。
※この速報の内容は事前の予告なく、内容を修正する場合があります。
※自己採点結果による「合否判定」のお問い合わせはお受けできませんので、ご了承ください。
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