チャットサポート
資料請求
LINEで相談

初心者も安心のおすすめ講座多数!

無料資料請求する

研修内容を詳しく!

講座一覧から探す

0円講座も受付中!

資料請求

ご希望講座の資料を無料でお届け

Instagram X FaceBook

2022年 第34回介護福祉士国家試験 解答&解説⑩【障害の理解】

2022年介護福祉士国家試験解答と解説

こんにちは!
湘南国際アカデミーで介護職員初任者実務者研修介護福祉士受験対策講座の講師及び総合サポートを担当している江島です!
第34回(2022年)介護福祉士国家試験を受験された皆さま、本当にお疲れ様でした。
受験を終えた皆さまは、インターネット上の解説速報などで自己採点はされましたか?
まだ解答速報を確認されていない方は、ぜひ当校ホームページの全科目ごとに分けてご案内する「第34回介護福祉士国家試験 解答・解説」でご確認ください。

来年度以降受験予定の皆さまは、今後の受験対策としても是非ご活用ください

このページでは、【人間の尊厳と自立】から出題された問題の解答・解説を致します。


障害の理解

問題 87

障害者の法的定義に関する次の記述のうち,正しいもの1つ選びなさい。

1 身体障害者福祉法における身体障害者は,身体障害者手帳の交付を受けた18歳以上のものをいう。
2 知的障害者は,知的障害者福祉法に定義されている。
3 「精神保健福祉法」における精神障害者には,知的障害者が含まれていない。
4 障害者基本法において発達障害者は,精神障害者に含まれていない。
5 障害児は,障害者基本法に定義されている。

(注)「精神保健福祉法」とは,「精神保健及び精神障害者福祉に関する法律」のことである。

解答:1

解説:選択肢1が記述のとおり正解です。

問題 88

半側空間無視に関する次の記述のうち,最も適切なもの1つ選びなさい。

1 食事のとき,認識できない片側に食べ残しがみられる。
2 半盲に対するものと介護方法は同じである。
3 失行の1つである。
4 本人は半側空間無視について気付いている。
5 認識できない片側へ向かってまっすぐに歩ける。

解答:1

解説:半側空間無視では、片側の認識力が低下することから、片側の食べ残しに気づかず食事を終えられることがあります。選択肢1が最も適切です。

問題 89

Dさん(35歳,男性)は重度の知的障害があり,地元の施設入所支援を利用している。Dさんの友人Eさんは,以前に同じ施設入所支援を利用していて,現在は共同生活援助(グループホーム)で暮らしている。Dさんは,共同生活援助(グループホーム)で生活するEさんの様子を見て,その生活に関心をもったようである。施設の職員は,Dさんの共同生活援助(グループホーム)での生活は,適切な援助を受ければ可能であると考えている。一方,Dさんの母親は,親亡き後の不安から施設入所支援を継続させたいと思っている。
 介護福祉職が現時点で行うDさんへの意思決定支援として,最も適切なもの1つ選びなさい。

1 母親の意思を,本人に伝える。
2 共同生活援助(グループホーム)の生活について話し合う。
3 介護福祉職の考えを本人に伝える。
4 具体的な選択肢を用意し,選んでもらう。
5 地域生活のリスクについて説明する。

解答:2

解説:共同生活援助(グループホーム)での生活に関心をもっている様子のDさんと話し合い、意思決定支援をする、選択肢2が最も適切です。

問題 90

筋萎縮性側索硬化症(amyotrophic lateral sclerosis : ALS)では出現しにくい症状として,適切なもの1つ選びなさい。

1 四肢の運動障害
2 構音障害
3 嚥下(えんげ)障害(しょうがい)
4 感覚障害
5 呼吸障害

解答:4

解説:筋萎縮性側索硬化症(ALS)は、筋肉を動かし、運動をつかさどる神経が障害をうける難病です。体の感覚、視力や聴力、内臓機能などは保たれるため、選択肢4が適切です。

問題 91

Fさん(21歳,男性)は,交通事故による(けい)(ずい)損傷(そんしょう)(cervical cord injury)で重度の四肢(しし)麻痺(まひ)になった。最近はリハビリテーションに取り組まず,周囲の人に感情をぶつけ強くあたるようになった。
 介護福祉職の対応に関する次の記述のうち,最も適切なもの1つ選びなさい。

1 歩けるようになるために,あきらめずに機能訓練をするように支援する。
2 トラブルが起きないように,Fさんには近寄らないようにする。
3 生活態度を改めるように,Fさんに厳しく注意する。
4 自分でできることに目を向けられるように,Fさんを支援する。
5 障害が重いので,Fさんのできることも手伝うようにする。

解答:4

解説:Fさんの自立支援として、選択肢4が最も適切です。

問題 92

Gさんはパーキンソン病(Parkinson disease)と診断され,薬物療法が開始されている。立位で重心が傾き,歩行中に停止することや向きを変えることが困難である。
 Gさんのこの症状を表現するものとして,最も適切なもの1つ選びなさい。

1 安静時振戦
2 筋固縮
3 無動
4 寡動
5 姿勢保持障害

解答:5

解説:姿勢保持障害とは、姿勢をまっすぐに保つことができない、歩行動作が止められずに突進歩行になるなどの障害をいいます。問題文の記述から、選択肢5が最も適切です。

問題 93

障害者への理解を深めるために有効なアセスメントツールの1つであるエコマップが表すものとして,最も適切なもの1つ選びなさい。

1 家族との関係
2 社会との相関関係
3 認知機能
4 昨日の自立度
5 日常生活動作

解答:2

解説:選択肢1は、ジェノグラムについての記述です。問題文の記述は、選択肢2が最も適切です。

問題 94

「障害者総合支援法」で定める協議会に関する次の記述のうち,最も適切なもの1つ選びなさい。

1 当事者・家族以外の専門家で構成する。
2 療育手帳を交付する。
3 相談支援専門員を配置しなければならない。
4 国が設置する。
5 地域の実情に応じた支援体制の整備について協議を行う。

(注)「障害者総合支援法」とは,「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」のことである。

解答:5

解説:選択肢5が、「障害者総合支援法」で定める協議会についての記述となり正解です。

問題 95

障害者が障害福祉サービスを利用するために相談支援専門員が作成する計画として,正しいもの1つ選びなさい。

1 地域福祉計画
2 個別支援計画
3 サービス等利用計画
4 障害福祉計画
5 介護サービス計画

解答:3

解説:サービス等利用計画は、介護保険サービスで介護支援専門員が作成するケアプランに近いものです。相談支援専門員が作成するものとしては、選択肢3が正解です。

問題 96

Hさん(45歳,男性)は,脳梗塞(cerebral infarction)を発症して半年間入院した。退院してからは,障害者支援施設に入所して自立訓練を受けている。2か月ほど過ぎたが,右片(みぎかた)麻痺(まひ)と言語障害が残っている。妻のJさん(35歳)はパート勤務で,小学3年生の子どもがいて,将来が見えずに不安な気持ちである。
 家族に対する介護福祉職の支援として,最も適切なもの1つ選びなさい。

1 家族の不安な気持ちに寄り添い,今の課題を一緒に整理し考えていく。
2. Jさんの気持ちを最優先して方向性を決める。
3 訓練の様子を伝えるために,頻繁にJさんに施設に来てもらう。
4 家族が困っているので専門職主導で方向性を決める。
5 レスパイトケアを勧める。

解答:1

解説:家族の気持ちに寄り添い、一緒に考えていく姿勢は、介護福祉職として大切ですので、選択肢1が最も適切です。

<科目ごとの解答・解説はこちらから確認できます>
①【人間の尊厳と自立】
②【人間関係とコミュニケーション】
③【社会の理解】
④【介護の基本】
⑤【コミュニケーション技術】
⑥【生活支援技術】
⑦【介護過程】
⑧【発達と老化の理解】
⑨【認知症の理解】
⑩【障害の理解】
⑪【こころとからだのしくみ】
⑫【医療的ケア】
⑬【総合問題】

湘南国際アカデミーは、今後も皆さんの長期的なキャリア形成をサポートしております。
お手伝いできることがございましたら、お気軽にお問い合わせください。
綜合支援部TEL:0120-961-190

講師も募集しておりますので、ご興味のある方は実務者研修教員講習会などもチェックしてみてくださいね!

※引用:上記の各問題は、2022年(令和4年)第34回介護福祉士国家試験問題より抜粋
※この解答・解説は湘南国際アカデミー独自の見解によるものですので、実際の正解とは異なる場合があります。
※この速報の内容は事前の予告なく、内容を修正する場合があります。
※自己採点結果による「合否判定」のお問い合わせはお受けできませんので、ご了承ください。

この記事の監修者

湘南国際アカデミー講師

湘南国際アカデミー
講師:江島 一考
所持資格:介護福祉士・
介護福祉士実習指導者・
介護支援専門員・
福祉用具専門相談員

 元ユニットリーダー研修指導者。10年在籍した介護老人福祉施設の現場では、研修受け入れ担当者として、年間100名以上の研修生の指導にあたる。湘南国際アカデミーでは、介護職員初任者研修実務者研修介護福祉士国家試験受験対策講座の講師や介護福祉士受験対策テキストの執筆などを担当する傍ら、ケアする側もケアするという立場で、介護をする側のQOL向上のためのイベントや総合的なサポートを手掛けている。
その他、介護事業所や医療機関などにおいて当校の「事業所内レベルアップ研修」の企画・提案・実施など各事業所用にカスタマイズする研修をプロデュースし、人材確保・育成・定着に向けた一連のプログラムを手掛けている。
お知らせ一覧へ戻る