
こんにちは!
湘南国際アカデミーで介護職員初任者や実務者研修、介護福祉士受験対策講座の講師及び総合サポートを担当している江島です!
このページでは、第34回(2022年)介護福祉士国家試験の【医療的ケア】から出題された問題の解答・解説を致します。
まずは、解答を知りたいという方は、当校ホームページの「解答速報」をご覧ください。
※記事の途中に、全国の介護福祉士合格者が使用した介護福祉士受験対策教材「受かるんですシリーズ」の情報もありますので、ぜひご覧ください。
<領域:医療的ケア>医療的ケア
問題 109
社会福祉士及び介護福祉士法で規定されている介護福祉士が実施できる経管栄養の行為として,正しいものを1つ選びなさい。
1 栄養剤の種類の変更
2 栄養剤の注入速度の決定
3 経鼻経管栄養チューブの胃内への留置
4 栄養剤の注入
5 胃ろうカテーテルの定期交換
解答:4
解説:選択肢4以外は、医療職が実施する行為です。
問題 110
気管カニューレ内部の喀痰吸引で,指示された吸引時間よりも長くなった場合,吸引後に注意すべき項目として,最も適切なものを1つ選びなさい。
1 体温
2 血糖値
3 動脈血酸素飽和度
4 痰の色
5 唾液の量
解答:3
解説:動脈血酸素飽和度は、血液(動脈血)の中を流れている赤血球に含まれるヘモグロビンの何%に酸素が結合しているかの値です。値が低い場合は、十分な酸素が足りていない可能性があるため、適切な対応が必要となります。選択肢3が最も適切です。
問題 111
呼吸器官の換気とガス交換に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。
1 換気とは,体外から二酸化炭素を取り込み,体外に酸素を排出する働きをいう。
2 呼吸運動は,主として大胸筋によって行われる。
3 1回に吸い込める空気の量は,年齢とともに増加する。
4 ガス交換は,肺胞内の空気と血液の間で行われる。
5 筋萎縮性側索硬化症(amyotrophic lateral sclerosis : ALS)では,主にガス交換の働きが低下する。
解答:4
解説:換気とは、空気を吸ったり吐いたりすることをいいます。ガス交換とは、肺胞と毛細血管で行われる外呼吸と、血液と組織細胞の間、あるいは細胞内での内呼吸のことをいいます。選択肢4が最も適切です。
問題 112
経管栄養で用いる半固形タイプの栄養剤の特徴に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。
1 経鼻経管栄養法に適している。
2 液状タイプと同じ粘稠度である。
3 食道への逆流を改善することが期待できる。
4 仰臥位(背臥位)で注入する。
5 注入時間は,液状タイプより長い。
解答:3
解説:液状タイプの栄養剤と比べ、半固形タイプの栄養剤は粘性があるため、食道への逆流を改善することが期待できます。選択肢3が最も適切です。
問題 113
経管栄養で,栄養剤の注入後に白湯を経管栄養チューブに注入する理由として,最も適切なものを1つ選びなさい。
1 チューブ内を消毒する。
2 チューブ内の栄養剤を洗い流す。
3 水分を補給する。
4 胃内を温める。
5 栄養剤の濃度を調節する。
解答:2
解説:衛生面への留意点として、チューブ内に栄養剤が残らないよう、栄養剤の注入後に白湯を注入します。選択肢2が最も適切です。
全国の介護福祉士合格者が使用した教材
介護福祉士国家試験「受かるんですシリーズ」とは?
介護福祉士合格請負人のプロが作った湘南国際アカデミー独自の受験対策テキスト教材です。
<<秘訣は満点を目指さない勉強法でした>>
介護福祉国家試験では、重箱の隅をつつくような難問も数問含まれますが、それらを網羅して勉強するのは効率的ではありません。
出題の可能性が低い内容を省き、外してはならない内容に絞って確実に合格点するためのテキストです。
今なら、お得なキャンペーン実施中です。
介護福祉士国家試験「受かるんですシリーズ」
テキストはこちら⇒「丸わかりテキスト」
動画版はこちら⇒「丸わかり動画」
eラーニングはこちら⇒「解説付きWeb問題集」
科目ごとの解答・解説はこちら
- 【人間の尊厳と自立】
- 【人間関係とコミュニケーション】
- 【社会の理解】
- 【介護の基本】
- 【コミュニケーション技術】
- 【生活支援技術】
- 【介護過程】
- 【発達と老化の理解】
- 【認知症の理解】
- 【障害の理解】
- 【こころとからだのしくみ】
- 【医療的ケア】
- 【総合問題】
※引用:上記の各問題は、2022年(令和4年)第34回介護福祉士国家試験問題より抜粋
※この解答・解説は湘南国際アカデミー独自の見解によるものですので、実際の正解とは異なる場合があります。
※この速報の内容は事前の予告なく、内容を修正する場合があります。
※自己採点結果による「合否判定」のお問い合わせはお受けできませんので、ご了承ください。
以下の関連記事も読まれています
その他、介護事業所や医療機関などにおいて当校の「事業所内スキルアップ研修」の企画・提案・実施など各事業所用にカスタマイズする研修をプロデュースし、人材確保・育成・定着に向けた一連のプログラムを手掛けている。
