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介護職員初任者研修 授業体験⑧|食事介護の基礎知識と実践

こんにちは!湘南国際アカデミーのSue(すぅ)です。
あなたがもし誰かに助けてもらった場合、「ありがとうございました」にプラスして何か言うなら、相手の方に何と言いますか?
「ご迷惑をおかけしました」が思い浮かんだ方、多いのではないでしょうか?

何故こんなことを聞いたかと言うと、先日ご近所のお子さんがちょっとしたトラブルで困っていたので、他のママさんと協力してご家族への連絡やお子さんの付き添いなどをしました。

その時にご家族がお礼にお越しくださり、「今後も何かありましたら、よろしくおねがいします」とおっしゃいました。
私は、その言葉を聞いた時に、なんかいいなぁと感じました。

「人に頼ること、助けてもらうこと=迷惑をかける」と考えていると、助けてほしくても言えない、自分一人で抱えてしまう状況を作ってしまうのでは、思います。

今回の件で、「困っているので助けてほしい」と伝えてくれたお子さんを、私はとても立派だと思いました。
きっと親御さんが日ごろから、お話していたのではないでしょうか。

ご近所同士のお付き合いは挨拶程度でしたが、この出来事をきっかけに、お互い助け合いながら、子育てや介護に関わることでより住みよい地域・社会になっていくのだと感じました。

さて、前置きが長くなりましたが、今回は初任者研修 第10日目の受講レポートをお伝えします。

初任者研修 第10日目

お弁当の持参をお忘れなく!

お弁当は画像のように、おかず数品とご飯を用意します。

初任者研修 第10日目は、食事の介助について学ぶために、お弁当を持っていきます。
お弁当は手作りでも、買ったものでも大丈夫ですが、おにぎりや丼ものではなく、おかずとご飯が分かれているものを選びましょう。
私は、お弁当箱に、ご飯とおかずを3品程度入れていきました。確か、卵焼き、唐揚げ(冷凍食品!)、ブロッコリーなどだったと思います。

コンビニエンスストアなどで買ってきた方の中には、「お弁当が売ってなくて何軒も周った」という方もいたので、心配な方は自宅から持参した方が良さそうです。
前の晩のおかずや、冷凍食品を活用すれば、準備の負担も減りますよ。

※現在は感染対策として、自分で食べる演習を行っています。

初任者研修第10日目の授業スケジュール

科目
午前【講義】
食事に関連したこころとからだのしくみと自立に向けた介護
午後【演習】
・食事、飲水の介護
・口腔ケアの介護

第10日目は、介護の視点から食事に関連した技術や知識を学びました!

担当はスキーが得意な菊池先生

初任者研修第10日目は、菊池先生が担当してくださいました。
菊池先生は、35歳の時にスキーを始められ、視覚障がいのある方のスキー競技でガイドスキーヤーとしても活躍されているそうです。

食事介護の重要性と目的

利用者のための食事介護の演習風景

まず、先生から「なぜ食事をするんですか?」と問いかけがありました。

なぜ食事をするのか

・生きるため、栄養をとるため
・楽しみ


食事は、ただ単に栄養をとるということに留まらず、生活の楽しみとなっています。美味しいものや、好きなものを食べると、お腹がだけでなく心も満たされますよね。

また、気の合った人と一緒に食事をすることで、楽しい時間を過ごすこともできます。コロナ渦の中、食事中におしゃべりを楽しむことが減ってきましたが、食事はコミュニケーションの場としての役割も果たしています。

介護職にとて食事の場面はもっとも危険?

食事は「楽しみ」なものであると書いたばかりですが、介護職にとって、食事の場面は、誤嚥や窒息といった危険と隣り合わせであることを認識しておく必要があります。

食べ物が利用者さんの口に入った後は、介護職は関わることができないため、飲み込みやすい形態への工夫をしなければなりません。

また、食事に関連する身体のしくみを理解することも大切です。授業では、口腔内のしくみ、嚥下運動、消化器のしくみなどについても学びました。

菊池先生から、食べ物が口から入って便になるまでをわかりやすく理解できる絵本の紹介がありました。

『たべもののたび』(かこさとし著・童心社)

嚥下と安全な食事姿勢のポイント

以前は、持参したお弁当をお互いに食べさせ合う演習を行っていたそうですが、感染症予防対策として、現在は「自分でお弁当を食べる」ことで、のみ込みやすい食べ物の形状などを体感します。

先生から、一口にいれる量や、おかずだけ、ご飯だけ、おかずとご飯を一緒になどの指示があり、その通りに食べました。
のみ込みやすさや、口の中での噛みやすさなどをじっくり体感することで、たくさん学ぶことがありました。

のみ込みやすいように水などにとろみをつける粉を入れたお茶も飲みました。粉を入れすぎると、どろどろになりすぎて、味も変わるため、入れすぎに注意しましょう!

他には、ベッドの上で食事をとる利用者さんを想定して、一人ずつベッドでお煎餅とお茶をのみ込む演習を行いました。
ベッドの上半身を起こしたままの状態と、ベッドの上半身を起こした後に枕を高く調整した状態では、びっくりするほど、のみ込みやすさに差がありました。
是非みなさんも、初任者研修で体感してみてくださいね!

利用者の尊厳を守る食事サポートの工夫|グループワーク

一通り食事に関する演習をした後、グループに分かれて、「利用者さんが食事を始める前にやっておいた方がいいこと」について話しあいました。

口腔ケアや、トイレ、手指消毒などは思いつく範囲でしたが、「メニューを伝える(献立の説明)」ということが、法で決まっていることを初めて知りました。

グループには、介護現場で実際に働いている方もいれば、未経験の方もいらっしゃいましたが、皆さん授業で学んだことや体感したことを元に意見を活発に出されていました。

口腔ケアの目的と基本手順

グループごとの発表後には、先生から、食事介助のポイント(介護職はどこに座るか、量、何を手伝うか)についてと、口腔ケアの目的について、お話がありました。

口腔ケアは味覚の改善にも役立ち、年齢とともに味覚を感じにくくなる高齢者の方には必要なケアです。

私の母は、以前はピザなど味が濃いものを好みませんでしたが、70代後半ごろからは好んで食べるようになりました。
もしかしたら、これも老化にともなう味覚の変化によるものかもしれませんね。

初任者研修 第10日目を振り返って

私の母は、昔から食べることはもちろん、お茶を飲むことを習慣的に楽しんでいました。
以前と同じようにいかなくとも、私が施設へ面会に行く際には、お茶とお饅頭を持参しておしゃべりを楽しんでいます。

これからは、今回の授業で学んだことを、面会時のお土産選びや、飲食時の介助に活かしていきたいです。

湘南国際アカデミーで学ぶ初任者研修

初任者研修には、介護の仕事はもちろん、私のように自分や家族の介護に役立てるために学ぶ方もいらっしゃいます。
自分を含め、この世の中には年を取らない人はいません。たくさんの人が介護を学べば、今よりもお互いに寛容で助け合える温かい社会になるのではと思っています。

まさに、湘南国際アカデミーの学校理念である、介護の教育で社会を3H(ハッピー、ハートフル、ハイクオリティ)に変えるにつながります。

皆さんも一緒に介護の学びをスタートしませんか?

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