介護資格の入口とも言える介護職員初任者研修。この記事では、介護職員初任者研修の取得までにかかる期間について、分かりやすく解説しています。
是非最後までご一読ください。
介護職員初任者研修について
概要
介護職員初任者研修とは、介護の経験や知識が無い方を対象に、介護の基本的な知識・考え方と技術を学ぶ研修です。
介護職員初任者研修を修了すると、修了証明書が発行され履歴書の資格欄に書くことができます。
試験内容
介護職員初任者研修を修了するためには、すべてのカリキュラムを受講したあと修了試験に合格する必要があります。
修了試験の内容は、授業で学んだことを理解できていれば問題ありません。湘南国際アカデミーの場合、ほとんどの方が合格されています。
万が一1度目の試験で不合格であっても再試験を受けることができますのでご安心ください。
また、湘南国際アカデミーでは修了試験を迎える前に模擬試験を任意で受験いただけます。
模擬試験の問題と解答は持ち帰ることができるので、本番までに模擬試験を復習したいただくと、さらに安心です。
介護職員初任者研修取得にかかる期間とカリキュラム
受講期間の最短と平均
介護職員初任者研修には、スクールごとに色々なコースが設定されており、コースによって取得にかかる期間も異なります。
最短ですと1カ月程度で修了できますが、その場合週3~4日ペースで受講し、1カ月以内にすべての課題を提出し試験に合格する必要があります。
比較的に時間に余裕があり、短期集中で資格を取得したい方は検討しても良いでしょう。
介護職員初任者研修を受講される多くの方は、働きながら受講されています。
働きながら週1日程度のペースで受講された場合は、4カ月程度、週2日程度のペースで受講されると2カ月程度で修了することが可能です。
働きながらの受講する方におススメのコース
平日休みの方の場合
平日にお仕事がお休みの方は、平日コースの受講をおすすめします。
湘南国際アカデミーの場合、平日週1日コース・週2日コースがあります。
コースによって受講曜日は決まっていますが、ご都合が悪い日は他の曜日のコースに振り替えて受講することができます!
土日がお休みの方の場合
土日にお仕事がお休みの方には、土日開講のコースをおすすめします。
湘南国際アカデミーでは、土曜日・日曜日それぞれのコースを定期的に開講しております。
平日にお仕事やご家庭の都合で受講が難しい方は、土曜日・日曜日のコースを是非ご検討ください!
こちらもご都合で欠席される場合は、他の曜日のコースにて振替受講することができます。
カリキュラム内容
介護職員初任者研修では、介護職として働くために必要な心構えと基本的な知識ともに、身体介護、生活支援技術、他の職種との連携・情報共有の重要性などを学びます。
介護職員初任者研修のカリキュラム修了にはトータル130時間の受講が必要です。130時間の内訳は下記表をご参照ください。
研修科目 | 時間 |
---|---|
1.職務の理解 | 6時間 |
2.介護における尊厳の保持・自立支援 | 9時間 |
3.介護の基本 | 6時間 |
4.介護・福祉サービスの理解と医療との連携 | 9時間 |
5.介護におけるコミュニケーション技術 | 6時間 |
6.老化の理解 | 6時間 |
7.認知症の理解 | 6時間 |
8.障害の理解 | 3時間 |
9.こころとからだのしくみと生活支援技術 | 75時間 |
10.振り返り | 4時間 |
合計 | 130時間 |
介護員養成研修の取扱細則について(厚生労働省)より引用
スクール選びのポイント
介護職員初任者研修のカリキュラムは統一されており、どのスクールで受講してもカリキュラム内容に差はありません。
カリキュラムが同じならどのスクールで受講しても同じってことですか?
カリキュラム内容だけみれば同じですが、スクールによってサポート体制の内容などが違うため、自分に合ったスクールを選ぶことが大事です!
では、実際に介護職員初任者研修を受講する際に、どんなスクールを選べばよいのかポイントを絞って見てみましょう。
立地・通いやすさ
まず初めにスクールの立地。介護職員初任者研修はスクーリングもありますから、通学の便が良いかはとても重要です。
まずはご自身が通える範囲でスクールを絞り込んでみましょう。
またスクールの最寄り駅からスクールまでのルートも確認しておくと、実際に通う場合のイメージもつきやすいですよ。
湘南国際アカデミーの各校舎はすべて最寄駅から徒歩でアクセスできます!無料説明会も実施しておりますので、ぜひ見学を兼ねてお気軽にお越しくださいませ。
サポート体制
受講開始して無事修了するためには、スクールのサポート体制もチェックしておきましょう。
授業を欠席した場合の振替受講制度があるかどうかは必ず確認しましょう。
振替受講制度があっても、振り替えられるコースが少ないと中々振替の予約ができないこともありますので、他にコースがどのくらいあるかも、合わせて確認すると安心です。
湘南国際アカデミーの場合は、神奈川県内にあるすべての校舎で振替補講を受けることができ、1年を通してコースを多数開講しておりますので、ご安心ください。
他にも、お仕事を探している場合は就労サポートのあるスクールを選ぶと、介護職員初任者研修を受講しながら、お仕事探しを同時に進めることが可能です。
当アカデミーでは就労サポートの専門アドバイザーがスクールに在籍しており、提携事業所のお仕事紹介や面接練習・履歴書添削・面接同行などのサポートを無料で行っております。
コースの種類
週1コース、週2コース、短期集中コース、土日コース、夜間コースなど、スクールによって様々なコースが設定されていますので、ご自身のスケジュールやペースにあったコースを選びましょう。
お仕事や家庭と両立されながら受講される場合は、週1~2回コースが無理なく通えるのでおすすめです。
湘南国際アカデミーでは、平日・土日の週1回コース、平日週2回コースを開講しています。
最新の介護職員初任者研修コース一覧はこちらから
介護職員初任者研修の費用
いくらスクールの立地やサポート体制がよくても、最終的に気になる部分は費用ではないでしょうか?
ここからは介護職員初任者研修にかかる費用について解説いたします。
資格取得にかかる費用
介護職員初任者研修の受講料はスクールごとに異なり、一般的な相場は、5万円~8万円程度です。
受講料以外にかかる費用としては、テキスト代が5000円程度、スクールまでの交通費、昼食代などがあります。
キャンペーンや補助金制度利用について
スクール独自のキャンペーンや、ハローワークや自治体の補助金制度を利用することで、自己負担を減らすことができます。
湘南国際アカデミーではお得なキャンペーンを不定期で開催しており、補助金・助成金などの制度利用もサポートしております!
最新の介護職員初任者研修キャンペーンと各種補助金・助成金制度について
資格取得とキャリアアップ
介護職員初任者研修 取得後の仕事内容
介護職員初任者研修を取得すると、無資格の場合よりも仕事の幅が広がります。
介護職員初任者研修の資格があれば、介護施設の仕事以外にも訪問介護サービスの仕事に就くことができます。
介護福祉士実務者研修と介護福祉士へのステップアップ
介護職員初任者研修取得後、介護福祉士実務者研修、介護福祉士へとステップアップされる介護職の方は多くいらっしゃいます。
介護福祉士実務者研修を取得すると、訪問介護サービスの事業所でサービス提供責任者となることができます。
サービス提供責任者は、ケアマネジャーが考えたケアプランを基に訪問介護計画書を作成し、ヘルパーに指示を出す役職です。
介護福祉士は国家試験に合格しなければなりません。また、試験を受けるためには、介護福祉士実務者研修を修了し、3年以上の実務経験が必要(※実務経験ルートの場合)です。
介護福祉士は介護系資格の中で唯一の国家資格で、介護の専門的な知識や技術を習得していることを証明できる資格です。
介護福祉士は介護職のリーダーとして期待されており、施設長など管理者の役職を担うことがあります。
他にもケアマネジャーや生活相談員などの相談援助業務へのステップとして取得される方もいらっしゃいます。
履歴書への記載方法
介護職員初任者研修は履歴書の資格欄に記載することができます。
履歴書には「令和○年○月 介護職員初任者研修過程 修了」と記載します。
介護職員初任者研修の受講中に履歴書の提出が必要な場合も、受講中である旨を記載するとアピールになります!
その場合は、「令和○年○月 介護職員初任者研修過程 修了見込」と記載しましょう。
履歴書の書き方についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください
介護職員初任者研修なら湘南国際アカデミーへ!
湘南国際アカデミーは神奈川県内に9校の校舎があり、1年を通して多数のコースを開講しています。
受講に関するご相談・ご質問がございましたら、お気軽にお問合せ下さい!
元ユニットリーダー研修指導者。10年在籍した介護老人福祉施設の現場では、研修受け入れ担当者として、年間100名以上の研修生の指導にあたる。湘南国際アカデミーでは、介護職員初任者研修や実務者研修、介護福祉士国家試験受験対策講座の講師や介護福祉士受験対策テキストの執筆などを担当する傍ら、ケアする側もケアするという立場で、介護をする側のQOL向上のためのイベントや総合的なサポートを手掛けている。
その他、介護事業所や医療機関などにおいて当校の「事業所内スキルアップ研修」の企画・提案・実施など各事業所用にカスタマイズする研修をプロデュースし、人材確保・育成・定着に向けた一連のプログラムを手掛けている。
【所持資格】
介護福祉士、介護福祉士実習指導者、介護支援専門員、福祉用具専門相談員