介護福祉士実務者研修のカリキュラムは規定で決まっているため、どこのスクールに行っても学ぶ内容に大きな差はありません。
しかしスクールによって、試験の有無が異なるため、自分が受講するスクールでは試験が実施されるのか事前に確認しておきましょう。
こちらでは、介護福祉士実務者研修で行われる試験についてわかりやすく解説いたします。
介護福祉士実務者研修の試験について
介護福祉士実務者研修には試験の実施義務はありませんので、試験をするかどうかはスクールの方針によって異なります。
試験を実施するスクールの場合でも、落とすために試験を実施する訳ではなく、授業で学んだことがちゃんと理解できているか確認のために試験を実施するため、難易度はそれほど高くなく授業を理解できていれば問題ありません。
湘南国際アカデミーの介護福祉士実務者研修では修了試験としてではなく、介護過程の授業の一環として試験(実技・筆記)を実施しておりますが、毎回ほぼ全員が無事修了されています。
それでも「試験」と聞くと、「落ちたらどうしよう?」、「どんな問題が出るんだろう」と色々気になるものです。
ここからは、湘南国際アカデミーで実施している介護福祉士実務者研修の試験を例に挙げて、試験の内容について解説いたします。
湘南国際アカデミーの介護福祉士実務者研修では、事前に与えられた課題に対してグループで「どのように介護をすればいいか」話し合いながら、介護計画を作成します。
・対象者の名前、年齢、性別
・状況
・要介護度
・提供している介護サービスの内容
・所要時間
そして、その介護計画を実際の状況を想定して実施するのが、実技試験です。
介護計画の作成と実技試験の実施は別の日程で行います。介護計画が作成できたら、グループで計画の沿って実技の練習を行うと良いでしょう。
実際に身体を動かすことで「この介助があった方がいいのでは?」「声掛けはどうすべきか?」など、より良い介護計画を検討することができます。
筆記試験
湘南国際アカデミーでは、筆記試験を実施しますが、目的は皆さんの理解度を確認するためであり、合格不合格のふるいにかけるものではありませんので、ご安心ください。
筆記試験は、テキストや通信課題で触れた内容から出題されます。出題形式は選択式で全部で25問です。
また湘南国際アカデミーでは、事前に本番と同形式の模擬試験を実施しておりますので、十分に準備していただけます。
模擬試験の問題用紙と解答は持ち帰ることができますので、是非試験勉強にご活用ください。
介護福祉士実務者研修の試験は難しい?
重ねて申し上げますが、介護福祉士実務者研修の試験は、落とすための試験ではなく、理解度を確認するため・学びを深めるためのものなので、それほど難しくはありません。
ただし、基準に満たない場合は不合格となり、そのままでは介護福祉士実務者研修を修了することができません。
介護福祉士実務者研修の試験に落ちたらどうなる?
難易度は高くないものの、「もし試験に落ちたらどうしよう?」と心配される方も多くいらっしゃるでしょう。
もし介護福祉士実務者研修の試験に不合格となった場合、ほとんどのスクールで追試を実施しています。
湘南国際アカデミーでは、不合格になった方へのアフターフォローをしっかりと行い、ほぼ全員が介護福祉士実務者研修を修了されています!
介護福祉士実務者研修の試験に合格するためのポイント
追試、アフターフォローがあるとはいえ、できれば1度で試験に合格したいですよね。
介護福祉士実務者研修の試験に合格するためのポイントを湘南国際アカデミー講師が紹介!是非ご参考にされてください。
介護福祉士実務者研修の試験は実技・筆記ともに、下記をポイントに準備すれば合格できます!
実技評価のポイント
- 安全性、快適性、自立支援に留意できていること
- グループワークを通して立案した介護方法を理解してチームケアが行えること
筆記評価のポイント
- 事前に配布される模擬試験で予習をすること※
※模擬試験はスクールによって実施しない場合があります。湘南国際アカデミーでは事前に模擬試験を実施。
介護福祉士実務者研修の試験への不安は、少し取り除けましたでしょうか?
久しぶりに試験を受ける受講生さんは多くいらっしゃいます。授業で分からないことがありましたら、お気兼ねなく講師へご質問くださいね!
湘南国際アカデミーの介護福祉士実務者研修
大人になると試験を受ける機会が少なくなります。そのため、スクール選びの際に「試験が無いスクールの方が安心、楽」と考える方もいらっしゃるかと思います。
湘南国際アカデミーの介護福祉士実務者研修では、なぜ義務ではない試験を実施しているのか?
当アカデミーでは資格取得後に受講生が介護現場で困らないよう、介護福祉士実務者研修で学んだ知識・技術を理解し修得してほしいという考えから試験を実施しております。
また、介護福祉士実務者研修の学習内容は、今後介護福祉士・ケアマネジャーを目指す際にも重要な内容です。
ステップアップの土台としてしっかり固めておきましょう。
湘南国際アカデミーでしたら、スクーリングは月2回程度なので自宅での復習時間も取りながら、無理なく通学していただけます!
※トータルのスクーリング日数は2~8日間。保有資格によって必要なスクーリング日数は異なります。
これから介護福祉士実務者研修を受講される方は是非湘南国際アカデミーへお越しくださいませ。
実務経験のある方だけでなく、無資格者・未経験の方も受講可能です!
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元ユニットリーダー研修指導者。10年在籍した介護老人福祉施設の現場では、研修受け入れ担当者として、年間100名以上の研修生の指導にあたる。湘南国際アカデミーでは、介護職員初任者研修や実務者研修、介護福祉士国家試験受験対策講座の講師や介護福祉士受験対策テキストの執筆などを担当する傍ら、ケアする側もケアするという立場で、介護をする側のQOL向上のためのイベントや総合的なサポートを手掛けている。
その他、介護事業所や医療機関などにおいて当校の「事業所内スキルアップ研修」の企画・提案・実施など各事業所用にカスタマイズする研修をプロデュースし、人材確保・育成・定着に向けた一連のプログラムを手掛けている。
【所持資格】
介護福祉士、介護福祉士実習指導者、介護支援専門員、福祉用具専門相談員