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【解答・解説】2024年(令和6年) 第36回介護福祉士国家試験筆記試験⑥認知症の理解

第36回介護福祉士国家試験の解答解説 認知症の理解

こんにちは!
湘南国際アカデミーで介護職員初任者実務者研修介護福祉士受験対策講座の講師及び総合サポートを担当している江島です!
2024年(令和6年)第36回介護福祉士国家試験を受験された皆さま、本当にお疲れ様でした。
受験を終えた皆さまは、インターネット上の解説速報などで自己採点はされましたか?
まずは、解答を知りたいという方は、当校ホームページの「解答速報」をご覧ください。

このページでは、【認知症の理解】から出題された問題の解答・解説を致します。

全国の介護福祉士合格者が愛用した受験対策テキスト

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テキストの詳細はこちら

<領域: こころとからだのしくみ>認知症の理解

問題39

高齢者の自動車運転免許に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。

1 75歳から免許更新時の認知機能検査が義務づけられている。
2 80歳から免許更新時の運転技能検査が義務づけられている。
3 軽度認知障害(mild cognitive impairment)と診断された人は運転免許取消しになる。
4 認知症(dementia)の人はサポートカー限定免許であれば運転が可能である。
5 認知症(dementia)による運転免許取消しの後、運転経歴証明書が交付される。

(注)「サポートカー限定免許」とは,道路交通法第91条の2の規定に基づく条件が付された免許のことである。

解答:1

解説

自動車運転免許更新時の認知機能検査について、選択肢1の通りです。なお、運転技能検査は、75歳以上で一定の違反歴がある人に対して行われます。

問題40

認知症(dementia)の行動・心理症状(BPSD)であるアパシー(apathy)に関する次の記述のうち,適切なものを1つ選びなさい。

1 感情の起伏がみられない。
2 将来に希望がもてない。
3 気持ちが落ち込む。
4 理想どおりにいかず悩む。
5 自分を責める。

解答:1

解説

アパシーとは無関心を指す言葉で、認知症の行動・心理症状(BPSD)のひとつとして選択肢1が適切です。

問題41

認知症(dementia)の人にみられる,せん妄に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。

1 ゆっくりと発症する。
2 意識は清明である。
3 注意機能は保たれる。
4 体調の変化が誘因になる。
5 日中に多くみられる。

解答:4

解説

せん妄とは、からだに何らかの負担がかかったときに生ずる脳の機能の乱れであり、選択肢4が最も適切です。

問題42

レビー小体型認知症(dementia with Lewy bodies)にみられる歩行障害として,最も適切なものを1つ選びなさい。

1 しばらく歩くと足に痛みを感じて,休みながら歩く。
2 最初の一歩が踏み出しにくく,小刻みに歩く。
3 動きがぎこちなく, 酔っぱらったように歩く。
4 下肢は伸展し,つま先を引きずるように歩く。
5 歩くごとに骨盤が傾き,腰を左右に振って歩く。

解答:2

解説

レビー小体型認知症にみられる症状としてパーキンソン病様症状があり、選択肢2が最も適切です。

問題43

次の記述のうち,若年性認知症(dementia with early onset)の特徴として,最も適切なものを1つ選びなさい。

1 高齢の認知症(dementia)に比べて,症状の進行速度は緩やかなことが多い。
2 男性よりも女性の発症者が多い。
3 50歳代よりも30歳代の有病率が高い。
4 特定健康診査で発見されることが多い。
5 高齢の認知症(dementia)に比べて,就労支援が必要になることが多い。

解答:5

解説

若年性認知症とは65歳未満で発症する認知症の総称で、経済的な支援が必要なケースが多いと考えられ選択肢5が最も適切です。

問題44

Lさん(78歳,女性,要介護1)は,3年前にアルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer's type)と診断された。訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用し,夫の介護を受けながら二人で暮らしている。ある日,訪問介護員(ホームヘルパー)が訪問すると夫から,「用事で外出しようとすると『外で女性に会っている』と言って興奮することが増えて困っている」と相談を受けた。 Lさんの症状に該当するものとして,最も適切なものを1つ選びなさい。

1 誤認
2 観念失行
3 嫉妬妄想
4 視覚失認
5 幻視

解答:3

解説

「外で女性に会っている」と言って興奮することが増えているという記載から、選択肢3が最も適切です。

問題45

認知機能障害による生活への影響に関する記述として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 遂行機能障害により,自宅がわからない。
2 記憶障害により,出された食事を食べない。
3 相貌失認により,目の前の家族がわからない。
4 視空間認知障害により,今日の日付がわからない。
5 病識低下により,うつ状態になりやすい。

解答:3

解説

相貌失認とは人の顔が覚えられない、わからないという症状のことで選択肢3が最も適切です。

問題46

バリデーション(validation)に基づく,認知症(dementia)の人の動きや感情に合わせるコミュニケーション技法として,正しいものを1つ選びなさい。

1 センタリング (centering)
2 リフレージング (rephrasing)
3 レミニシング (reminiscing)
4 ミラーリング (mirroring)
5 カリブレーション (calibration)

解答:4,5

解説

認知症の人の動きや感情に合わせると技法と言う記載から、共感の意味である選択肢5が正解です。

2024/3/25追記:正式な正答発表にて選択肢4,5が正答と示されました。選択肢5の解説は上記のとおりですが、鏡のように相手の動きや感情を返す選択肢4も正しいという解釈を当校ではしております。

問題47

Mさん(80歳,女性,要介護1)は,アルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer's type)であり,3日前に認知症対応型共同生活介護(認知症高齢者グループホーム)に入居した。主治医から向精神薬が処方されている。居室では穏やかに過ごしていた。夕食後,表情が険しくなり,「こんなところにはいられません。私は家に帰ります」と大声を上げ,ほかの利用者にも、「あなたも一緒に帰りましょう」と声をかけて皆が落ち着かなくなることがあった。 Mさんの介護を検討するときに優先することとして,最も適切なものを1つ選びなさい。

1 Mさんが訴えている内容
2 Mさんの日中の過ごし方
3 ほかの利用者が落ち着かなくなったこと
4 対応に困ったこと
5 薬が効かなかったこと

解答:1

解説

Mさんが表情険しく「こんなところにはいられません。私は家に帰ります」と大声を上げていることから、Mさんの思いに注目することが大切です。選択肢1が最も適切です。

問題48

Aさん(80歳,男性,要介護1)は,認知症(dementia)で、妻の介護を受けながら二人で暮らしている。「夫は昼夜逆転がある。在宅介護を続けたいが,私が体調を崩し数日間の入院が必要になった」と言う妻に提案する,Aさんへの介護サービスとして,最も適切なものを1つ選びなさい。

1 認知症対応型通所介護(認知症対応型デイサービス)
2 短期入所生活介護(ショートステイ)
3 認知症対応型共同生活介護(認知症高齢者グループホーム)
4 特定施設入居者生活介護
5 介護老人福祉施設

解答:2

解説

Aさんの妻は在宅介護を続けたいと話していることから、選択肢2が最も適切です。

各科目ごとの解説はこちら

  1. 人間の尊厳と自立
  2. 人間関係とコミュニケーション 
  3. 社会の理解 
  4. こころとからだのしくみ
  5. 発達と老化の理解
  6. 認知症の理解 (当ページ)
  7. 障害の理解
  8. 医療的ケア
  9. 介護の基本
  10. コミュニケーション技術
  11. 生活支援技術
  12. 介護過程
  13. 総合問題 

引用:上記の各問題は、2024年(令和6年)第36回介護福祉士国家試験問題より抜粋

この解答・解説は湘南国際アカデミー独自の見解によるものですので、実際の正解とは異なる場合があります。

この速報の内容は事前の予告なく、内容を修正する場合があります。

自己採点結果による「合否判定」のお問い合わせはお受けできませんので、ご了承ください。

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この記事監修者
【経歴】
元ユニットリーダー研修指導者。10年在籍した介護老人福祉施設の現場では、研修受け入れ担当者として、年間100名以上の研修生の指導にあたる。湘南国際アカデミーでは、介護職員初任者研修実務者研修介護福祉士国家試験受験対策講座の講師や介護福祉士受験対策テキストの執筆などを担当する傍ら、ケアする側もケアするという立場で、介護をする側のQOL向上のためのイベントや総合的なサポートを手掛けている。
その他、介護事業所や医療機関などにおいて当校の「事業所内スキルアップ研修」の企画・提案・実施など各事業所用にカスタマイズする研修をプロデュースし、人材確保・育成・定着に向けた一連のプログラムを手掛けている。

【所持資格】
介護福祉士、介護福祉士実習指導者、介護支援専門員、福祉用具専門相談員

江島 一孝
湘南国際アカデミー

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