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2021年(令和3年)第33回介護福祉士国家試験 解答・解説③【社会の理解】

介護福祉士国家試験解答解説

2022年1月30日
第34回介護福祉士国家試験


こんにちは!
湘南国際アカデミーで介護職員初任者実務者研修介護福祉士受験対策講座の講師及び総合サポートを担当している江島です!
2021年(令和3年)第33回介護福祉士国家試験を受験された皆さま、本当にお疲れ様でした。
受験を終えた皆さまは、インターネット上の解説速報などで自己採点はされましたか?
まだ解答速報を確認されていない方は、ぜひ当校ホームページの「解答速報」及び、全科目ごとに分けてご案内する「第33回介護福祉士国家試験 解答・解説」でご確認ください。

今後の受験対策としても是非ご活用ください♪

このページでは、【社会の理解】から出題された問題の解答・解説を致します。

<領域:人間と社会>
【社会の理解】

問題5.
家族の変容に関する2015年(平成27年)以降の動向として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 1世帯あたりの人数は、全国平均で3.5を超えている。

2 核家族の中で、「ひとり親と未婚の子」の世帯が増加している。

3 50歳時の未婚割合は、男性よりも女性のほうが高い。

4 65歳以上の人がいる世帯では、単独世帯が最も多い。

5 結婚して20年以上の夫婦の離婚は、減少している。

解答:2
解説:
核家族とは、「夫婦のみ」「夫婦と未婚の子供」「父親また母親とその未婚の子供」の世帯を言い、選択肢2の通りです。

問題6.
次のうち、セルフ・ヘルプ・グループ(self-help group)に該当するものとして、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 町内会

2 学生自治会

3 患者会

4 専門職団体

5 ボランティア団体

解答:3
解説:
セルフヘルプグループとは、自助グループともいい、同じような困難、問題を感じている人が集まり、悩みの共有、解決を図るものです。

問題7.
次のうち、福祉三法に続いて制定され、福祉六法に含まれるようになった法律として、正しいものを1つ選びなさい。

1 社会福祉法

2 地域保健法

3 介護保険法

4 老人福祉法

5 障害者基本法

解答:4
解説:福祉三法とは、「児童福祉法」「「身体障害者福祉法」「生活保護法」をいい、「精神薄弱者福祉法(後の知的障害者福祉法)」「老人福祉法」「母子福祉法(後の母子及び父子並びに寡婦福祉法)」を加えて福祉六法と言われています。

問題8.
2017年度(平成29年度)の社会保障給付費に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。

1 国の一般会計当初予算は、社会保障給付費を上回っている。

2 介護対策の給付費は、全体の30%を超えている。

3 年金関係の給付費は、全体の40%を超えている。

4 医療関係の給付費は、前年度より減少している。

5 福祉その他の給付費は、前年度より減少している。

解答:3
解説:
社会保障給付費の内訳として、年金が最も多く、次いで医療関係、福祉その他となっており、それぞれ年々増加しています。

問題9.
介護保険法の保険者として、正しいものを1つ選びなさい。

1 社会保険診療報酬支払基金

2 市町村及び特別区

3 国民健康保険団体連合会

4 厚生労働省

5 日本年金機構

解答:2
解説:
介護保険法の保険者とは、「運営をするもの」という意味で、市町村及び特別区が役割を担っています。

問題10.
介護保険制度の利用に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 要介護認定は、介護保険被保険者証の交付の前に行う。

2 要介護認定には、主治医の意見書は不要である。

3 要介護認定の審査・判定は、市町村の委託を受けた医療機関が行う。

4 居宅サービス計画の作成は、原則として要介護認定の後に行う。

5 要介護者の施設サービス計画の作成は、地域包括支援センターが行う。

解答:4
解説:介護保険サービスを利用する際の手続きについての理解が問われる問題です。居宅介護サービスを利用するための居宅サービス計画の作成は、原則として、要介護認定の後に行います。

問題11.
Cさん(75歳、男性、要支援2)は、訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用して一人暮らしをしていた。

最近、脳梗塞(cerebral infarction)を起こして入院した。入院中に認知症(dimentia)と診断された。
退院時の要介護度は2で、自宅での生活継続に不安があったため、Uグループホームに入居することになった。
Uグループホームの介護支援専門員(ケアマネジャー)が行うこととして、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 訪問介護(ホームヘルプサービス)を継続して受けるために、Cさんを担当していた地域包括支援センターに連絡する。

2 Uグループホームに入居するときに、認知症対応型共同生活介護計画を作成する。

3 地域の居宅介護支援事業所に、Cさんのケアプランを作成するように依頼する。

4 認知症対応型共同生活介護計画の作成をするときに、認知症(dimentia)があるCさんへの説明と同意を省略する。

5 日中の活動を充実するために、地域の通所介護(デイサービス)の利用をケアプランに入れる。

(注)ここでいう「グループホーム」とは、「認知症対応型共同生活介護事業所」のことである。

解答:2
解説:
地域密着型サービスのひとつであるグループホーム(認知症対応型共同生活介護)を利用する際は、認知症対応型共同生活介護計画を作成します。

問題12.
ノーマライゼーション(normalization)を説明する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 福祉、保健、医療などのサービスを総合的に利用できるように計画すること。

2 家族、近隣、ボランティアなどによる支援のネットワークのこと。

3 利用者自身が問題を解決していく力を獲得していくこと。

4 障害があっても地域社会の一員として生活が送れるように条件整備をすること。

5 利用者の心身の状態やニーズを把握すること。

解答:4
解説:
障害があっても障害がなくても、普通の生活を送るべきというノーマライゼーションの考え方が理解できているかがポイントです。

問題13.
Dさん(64歳、女性、障害支援区分4、身体障害者手帳2級)は、「障害者総合支援法」の居宅介護を利用して生活している。
この居宅介護事業所は、共生型サービスの対象となっている。Dさんは65歳になった後のサービスについて心配になり、担当の居宅介護職員に、「65歳になっても今利用しているサービスは使えるのか」と尋ねてきた。
居宅介護事業所の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 Dさんは障害者なので介護保険サービスを利用することはないと伝える。

2 障害者の場合は75歳になると介護保険サービスに移行すると伝える。

3 現在利用しているサービスを継続して利用することができると伝える。

4 継続して利用できるかどうか65歳になった後で検討すると伝える。

5 介護予防のための通所介護(デイサービス)を利用することになると伝える。

(注)「障害者総合支援法」とは、「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」のことである。

解答:3
解説:
共生型サービスとは、介護保険サービスと障害福祉サービスを同一の事業所で行うサービスです。共生型サービスの対象となっているという問題文から選択肢3が正解です。

問題14.
「障害者総合支援法」の障害者の定義に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。

1 18歳以上の者である。

2 65歳未満の者である。

3 難病患者は除外されている。

4 発達障害者は除外されている。

5 精神作用物質による依存症の者は除外されている。

(注)「障害者総合支援法」とは、「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」のことである。

解答:1
解説:18歳未満は、児童福祉法により、身体障害、知的障害、発達障害を含む精神障害、難病のある児童を障害児と定めています。

問題15.
「障害者総合支援法」のサービスを利用するための障害支援区分を判定する組織として、正しいものを1つ選びなさい。


1 身体障害者更生相談所

2 協議会

3 基幹相談支援センター

4 居宅介護事業所

5 市町村審査会

(注)「障害者総合支援法」とは、「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」のことである。

解答:5
解説:障害支援区分の判定は、コンピューターによる一次判定結果、認定証査証、および医師意見書に基づき、市町村に設置される審査会において審査判定されます。

問題16.
「高齢者虐待防止法」に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。

1 養護者及び介護施設従業者等が行う行為が対象である。

2 虐待の類型は、身体的虐待、心理的虐待、経済的虐待の三つである。

3 虐待を発見した場合は、施設長に通報しなければならない。

4 立ち入り調査を行うときは、警察官の同行が義務づけられている。

5 通報には、虐待の事実確認が必要である。

(注)「高齢者虐待防止法」とは、「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律」のことである。

解答:1
解説:家族、親族、同居人などの「養護者」と、介護職などの「養介護施設従事者等」が行う行為が対象となります。

次回は【介護の基本】から出題された問題の解答・解説を掲載いたします。

各科目ごとの解説はこちら

  1. 人間の尊厳と自立 
  2. 人間関係とコミュニケーション 
  3. 社会の理解 
  4. 介護の基本 
  5. コミュニケーション技術 
  6. 生活支援技術 
  7. 介護過程 
  8. 発達と老化の理解 
  9. 認知症の理解 
  10. 障害の理解 
  11. こころとからだのしくみ 
  12. 医療的ケア 
  13. 総合問題 

湘南国際アカデミーは、今後も皆さんの長期的なキャリア形成をサポートしております。
お手伝いできることがございましたら、お気軽にお問い合わせください。
綜合支援部TEL:0120-961-190

講師も募集しておりますので、ご興味のある方は実務者研修教員講習会などもチェックしてみてくださいね!

※引用:上記の各問題は、2021年(令和3年)第33回介護福祉士国家試験問題より抜粋
※この解答・解説は湘南国際アカデミー独自の見解によるものですので、実際の正解とは異なる場合があります。
※この速報の内容は事前の予告なく、内容を修正する場合があります。
※自己採点結果による「合否判定」のお問い合わせはお受けできませんので、ご了承ください。

Profile

この記事の監修

湘南国際アカデミー 総合支援部

江島 一孝

所持資格:介護福祉士・介護福祉士実習指導者・介護支援専門員・福祉用具専門相談員

担当講座:介護職員初任者研修実務者研修事業所内レベルアップ研修介護福祉士国家試験受験対策講座外国人向け講座・etc.

 元ユニットリーダー研修指導者。10年在籍した介護老人福祉施設の現場では、研修受け入れ担当者として、年間100名以上の研修生の指導にあたる。湘南国際アカデミーでは、介護職員初任者研修実務者研修介護福祉士国家試験受験対策講座の講師や介護福祉士受験対策テキストの執筆などを担当する傍ら、ケアする側もケアするという立場で、介護をする側のQOL向上のためのイベントや総合的なサポートを手掛けている。

 その他、介護事業所や医療機関などにおいて当校の「事業所内レベルアップ研修」の企画・提案・実施など各事業所用にカスタマイズする研修をプロデュースし、人材確保・育成・定着に向けた一連のプログラムを手掛けている。

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