
介護の知識・経験が無い方でも、介護の仕事ができるようにに基本的な介護知識や技術を学ぶことができる介護職員初任者研修。
介護職員初任者研修を修了するためには、すべての授業を受講し修了試験(筆記)に合格しなければなりません。修了試験とは別で、学校によって実技試験(実技評価)を実施することがあります。
今回は介護職員初任者研修の実技試験の概要と対策、気になる難易度について、解説いたします!
介護職員初任者研修で学ぶ実技

介護職員初任者研修の実技試験では、授業で学んだ介護知識および技術を実践します。
まずは介護職員初任者研修で学ぶ実技について確認しましょう。
・ベッドメイキング
・車いすへの移乗
・歩行介助
・更衣介助
・食事介助
・入浴介助
・排泄の介助
など
湘南国際アカデミーでは、受講人数によって2~3グループに分かれ、実際に介護用ベッドを使用して実技の演習を行っています。
初任者研修では実技とともに介護の知識や考え方についても学ぶので、感覚や経験だけに頼らず「なぜこの利用者さんにこの介助が必要なのか」「なぜこの順番で介助するのか」根拠のある介護ができるようになります。
「何んとなく」の感覚で介護をしていると、実は利用者さんの身体に負担を掛けてしまっていたり、不快にさせていることもあり得ます。
利用者さんにとっても、介護者にとっても、安心安全な介護をするためにも、正しい介護の知識・考え方・技術を学ぶことはとても重要です。
介護職員初任者研修の実技試験の内容は?
介護職員初任者研修の実技試験は、授業で学んだ知識と介護技術を用いながら、介護計画に沿った介助ができているかを評価し、「実技評価」と呼ばれることもあります。
実技試験は架空の利用者さんを想定して、介護計画の始まりから終わりまで流れで行いますので、ある一つの技術ができていればいいわけではありません。
例)半身麻痺の利用者Aさんをベッドから起こしてトイレの介助を行う
例のような設定の場合は、Aさんの居室を訪問し、最後お部屋を出て記録や使ったものを片づけるまでが一つの流れです。
・作成した介護計画の沿って実践できているか
・授業で学んだ実技を実践できているか
・利用者さんの気持ちに配慮できているか
など
介護職員初任者研修の実技試験 準備と対策
介護職員初任者研修の実技試験で使用する介護計画は、事前に授業内で作成します。
湘南国際アカデミーの場合は、グループに分かれてグループごとで介護計画を作成します。さらに、グループ内でペアを組み、介護職役と利用者さん役となり介護計画を実践します。
授業中にも練習の時間を設けていますが、授業時間外にグループで集まって練習している方々もいらっしゃいます。
グループでの練習中は、自分の順番ではなくても介護計画を実践できているかしっかり見ることで、自身の確認にもなります。

実技試験に落ちたらどうなるんですか?

「試験」と聞くと難易度が気になるところですが、授業で学んだことを理解できていれば大丈夫なので安心してください。
▼介護職員初任者研修の実技試験の体験談
【初任者研修レポート】介護経験ゼロ・アラフォーSueのはじめての介護の学び⑬
湘南国際アカデミーの介護職員初任者研修

湘南国際アカデミーの介護職員初任者研修は、介護経験が全くない方も介護の正しい知識と技術を身に付け、資格取得ができるよう座学と実技がバランスよく組み込まれています。
また、振替補講制度があるためお仕事と両立しやすく、無理なく修了していただけます。
土曜日コース、日曜日コース、平日コース、平日2日コースがございますので、ご希望のスケジュールに合わせてコースお選びください♪
各種補助金制度の利用サポートも行っておりますので、是非お気軽にお問合せ下さい。

湘南国際アカデミー
講師:江島 一考
所持資格:介護福祉士・
介護福祉士実習指導者・
介護支援専門員・
福祉用具専門相談員
その他、介護事業所や医療機関などにおいて当校の「事業所内レベルアップ研修」の企画・提案・実施など各事業所用にカスタマイズする研修をプロデュースし、人材確保・育成・定着に向けた一連のプログラムを手掛けている。