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介護の具体的な仕事内容とは?身体介護から生活援助まで徹底解説

  • 介護職員初任者研修

介護の現場では要介護者の体や暮らしをサポートする多様な業務を行います。身体的なケアから日常生活の援助まで、その仕事内容は幅広く専門性も必要となります。本記事では、介護保険や要介護認定の基礎知識から、具体的な介護業務、サービスの種類、資格やスキルなどを詳しく解説し、介護職のやりがいや課題にも触れていきます。

高齢化が進む現代社会では、介護を必要とする方の数も増加し、多様化しています。自宅で過ごしたいと希望する方から、重度の要介護状態にある方まで、必要となる支援やサービス内容は人それぞれです。だからこそ、適切なサービスの選択と質の高いサポートの提供が求められます。

本記事は、介護人材の育成をしてきた湘南国際アカデミーが、介護の内容や基本的な仕組みを分かりやすくお伝えし、ご自身やご家族が介護を必要となったときに、どのような制度やサービスが利用できるのか、またどんな資格やスキルが必要なのかを分かりやすくご紹介します。

さらに、介護職に興味がある方にも、やりがいや課題を知ることでキャリアの展望を描きやすくなるはずです。ぜひ最後までご覧ください。

介護の基本:要介護認定や介護保険の仕組み

まずは、介護保険がどのように運用され、要介護認定がどのように行われるかを理解することが重要です。

介護保険制度は、一定の年齢以上の方(原則65歳以上)が保険料を支払い、要介護状態になった際に費用の一部が給付される仕組みです。市区町村が主体となって運営し、必要に応じて要介護度を判定してサービスを受けられるようにしています。利用者の経済的負担を軽減し、安心して生活を継続できるよう配慮している点が大きな特徴です。まずは、この仕組みをしっかり理解して、スムーズにサービスを利用できるよう準備しておきましょう。

要介護認定の流れ

要介護認定は、市区町村の窓口で申請し、担当者による訪問調査と主治医の意見書を総合的に判断して決定されます。訪問調査では、日常生活動作や認知機能などを細かくチェックし、本人がどの程度の支援を必要としているかを見極めます。判定結果が出た後は、要支援1・2や要介護1〜5といった区分に基づき、利用できるサービス内容や費用負担が変わります。

要支援・要介護の区分と特徴

要支援は介護予防の観点から、軽度の援助があれば自立が可能な方を対象とします。一方、要介護度が高くなるほど、身体介護の必要性や日常動作の補助が大きく求められるようになります。自身や家族がどの区分に該当するかを理解しておくことで、適切な支援を選択しやすくなるでしょう。

身体介護と生活援助の違い

介護の仕事内容は、大きく身体介護と生活援助に分かれます。それぞれの特徴を確認しましょう。

身体介護は、利用者の身体に直接触れて行うケアが中心となり、移動や排泄、食事介助など多岐にわたります。これに対して生活援助は、掃除や調理、買い物など、利用者の暮らしをサポートするサービスが主体です。それぞれの役割を理解しておくことで、要介護者のニーズに合わせた柔軟な対応ができるようになります。

身体介護に含まれる主な項目

身体介護は、排泄や入浴、食事などの基礎的な身体機能への直接的な支援を必要とする方に欠かせません。特に移動・移乗介助や体位変換は、利用者の安全確保と身体負担の軽減につながります。専門的な知識や技術が求められますが、その分利用者からの感謝や達成感も大きい業務です。

生活援助に含まれる主な項目

生活援助は、日常家事や住環境の整備、買い物代行など、利用者が普段の生活を維持する上で欠かせないサポートを担います。単なる家事代行ではなく、利用者の身体状態や好み、日常ペースに配慮してアプローチする点が重要です。例えば食事作りでは、栄養バランスを考えたメニューを組むと同時に、利用者の嗜好や嚥下能力に合わせる必要があります。こうしたきめ細かなケアが、日々の生活の質向上につながるのです。

身体介護の具体的な内容

身体介護では身体に直接触れるため、専門知識と相手に配慮したケアが求められます。

ここでは、身体介護で代表的なケア項目について、それぞれのポイントを確認していきます。利用者一人ひとりの身体機能や介護度を把握することが欠かせないため、観察力に加えてコミュニケーション力も求められます。正しい知識と実技を身につけることで、安全かつ快適な介護を提供できます。

食事介助

食事介助では、嚥下機能が低下している方や栄養バランスが気になる方に合わせたメニュー選択が重要です。食事形態を刻み食やトロミ食に調整し、安全に美味しく食べられるよう配慮します。利用者が楽しみながら食事できるよう、声かけや表情にも気を配りましょう。

排泄介助

排泄介助では、トイレ誘導が可能な場合は自立を促し、難しい場合はオムツ交換などを適切に行います。プライバシー保護の視点から周囲への配慮も大切で、利用者が恥ずかしさを感じないように接することが求められます。日常の排泄パターンを把握し、トラブルを未然に防ぐ観察力も重要です。

入浴介助

入浴介助は清潔保持だけでなく、血行促進やリラックス効果も期待できます。利用者の体調や障がいの程度に合わせて安全な入浴方法を選択し、湯温や転倒防止に気を配りましょう。洗髪や洗身の際は声かけをこまめに行い、安心感を与えることが大切です。

移動・移乗介助

車いすやベッドへの移乗は、介護者自身の身体負担を軽減するためにも正しい技術が必要です。利用者の残存機能を活かしながら、必要なときにはサポートを加えることで、安全に移動を行えます。身体の動かし方や重心の取り方を学ぶことで、スムーズな介助が実現します。

更衣・整容介助

更衣・整容介助では、利用者の好みや最近の体調を考慮しながら、無理のない姿勢を保つことが重要です。服を選ぶときは、脱ぎ着しやすく動きやすいものを選ぶとともに、利用者が快適に感じるデザインや素材にも配慮します。言葉がけ一つで気持ちが前向きになり、生活の質も向上します。

整容は洗顔、整髪、歯磨き、爪切り、髭剃り、化粧などが含まれます。整容は、清潔を保つだけでなく、心身の健康や生活意欲の向上にもつながる重要な行為です。

体位変換

寝たきりの方にとって体圧が長時間集中すると褥瘡発生リスクが高まります。体位変換をこまめに実施することで、血行不良や痛みの発生を防ぐと同時に快適さを保ちます。腰や肩などの負担を減らすためにも、正しい姿勢での介助が重要です。

口腔ケア

口腔ケアは、虫歯予防だけでなく誤嚥性肺炎を防止する上でも欠かせません。利用者の歯磨きを見守りつつ、必要に応じて補助ブラッシングを行い、口の粘膜や唾液の状態も観察します。適切なケアを継続することで健康維持につながり、食事を美味しく楽しめる環境が整います。

生活援助の具体的な内容

生活援助は、利用者が快適に暮らせるよう家事や環境整備をサポートします。

家事支援の多くは当たり前のように思われがちですが、要介護者の体調や趣味嗜好に合わせた工夫が必要です。掃除や洗濯だけでなく、食材の選び方やメニュー開発にも目配りすることで、利用者の生活の質が大きく変わります。こうしたきめ細かな気遣いが、長期的に安定した在宅生活を支える鍵となるでしょう。

調理・洗濯

調理では、栄養バランスや味付けの好みを踏まえたうえで、噛みやすさや飲み込みやすさにも配慮する必要があります。洗濯においては、肌が弱い方には洗剤選びを慎重に行い、衣類の素材や汚れの度合いによって洗い分ける工夫が大切です。利用者の身の回りが常に清潔で快適であることが、心身の健康に直結します。

掃除・片付け

掃除は単なる清掃作業だけでなく、安全な動線を確保し転倒リスクを減らす目的も担っています。高齢者の居住空間では、段差の軽減や滑りにくい床材の調整が必要となるケースもあるでしょう。利用者の暮らしを円滑にするために、些細な箇所にも気を配ることが重要です。

買い物・薬の受け取り

買い物や薬の受け取りは、外出が困難な方にとって重要な支援領域です。普段の食事パターンや医療処方内容を把握し、必要なものを正確に受け取ることで生活リズムを維持できます。対面でのやりとりが少なくなる分、こまめに声をかけて心のケアにも気を配りたいところです。

様々な介護サービスの種類

介護サービスには、自宅で受けられるものから施設への入所まで多彩な選択肢があります。

要介護度や生活背景、家族の状況によって最適なサービスは異なります。訪問介護や通所介護、施設入所といった形態を知ることで、利用者と家族が望む介護スタイルを具体的に検討しやすくなるでしょう。ここでは代表的なサービスの種類をそれぞれ簡潔に確認していきます。

訪問介護

訪問介護は、利用者の自宅にヘルパーが訪問し、身体介護から生活援助まで幅広く対応するサービスです。住み慣れた環境でケアを受けることができるため、心理的負担が少ない点がメリットといえます。時間や内容が比較的柔軟に調整できる点も、自宅介護を選ぶうえで大きな強みです。

通所介護(デイサービス)

デイサービスでは、利用者が日中だけ通所し、入浴や食事、レクリエーションなどを楽しむことができます。専門スタッフによるリハビリや機能訓練を受けられる施設も多く、生活機能の維持・向上を目指す方に適しています。家族の介護負担を軽減し、自宅介護との両立を図るうえでも有効な手段です。

特別養護老人ホーム

要介護度が高い方が長期的に入所する施設で、24時間体制の介護サポートが受けられます。利用料が比較的安価に設定されている一方、入所待ちが長期化するケースも珍しくありません。重度の介護が必要となった際に安心できる選択肢ですが、手続きや待機状況を早めに確認することが重要です。

介護老人保健施設

リハビリを中心に提供し、在宅復帰を目指す方が多く利用する施設です。医師やリハビリスタッフ、看護師が常駐しており、医療ケアと介護が連携できる点が特徴といえます。将来的には自宅での生活を希望する方にとって、有力な選択肢となるでしょう。

有料老人ホーム

民間企業が運営する有料老人ホームは、設備やサービス内容が多彩で、バリアフリー設計からレクリエーションまで各ホームによって個性があります。入居時の費用や月額利用料は高めになる傾向がありますが、その分手厚いサポートや快適な環境を提供する施設も少なくありません。費用対効果や立地条件などを総合的に検討し、自分に合ったホームを選ぶことが大切です。

グループホーム(認知症対応型共同生活介護)

グループホームは、認知症の方などが少人数で共同生活を送る施設で、家庭的な雰囲気の中でケアを受けられるのが魅力です。スタッフとの距離が近く、一人ひとりの状態に合わせた個別のサポートを行いやすい特徴があります。コミュニケーションを重視し、穏やかに生活を整えていきたい方に向いています。

病院・医療機関

入院中の患者に対して介護が必要な場合、看護師と介護士が連携してケアを進めることがあります。医療が中心の環境のため、処置やリハビリなども並行して受けられる点が利点です。退院後の在宅リハビリや介護サービスにスムーズにつなげるためにも、早期からの情報共有が重要となります。

自分に合う介護の仕事を探す方法

介護は働く場や業務内容が幅広いため、自分の得意分野や希望条件を整理して仕事を選ぶことが大切です。

まずは、身体介護が得意なのか、生活援助の方が向いているのか、自分の強みや興味を振り返ってみましょう。施設系か在宅系かなど、勤務形態によって求められるスキルや働き方が異なるため、情報収集が欠かせません。就職説明会や職場見学を活用し、実際の雰囲気や研修制度も確認しておくと安心です。

介護に必要な資格・スキル

介護職は専門的な資格を取得することでキャリアアップや質の高いサービスが行えます。

介護業界では資格を持つことで任される業務の幅が広がり、給与面でのメリットも得やすくなります。利用者や家族からの信頼感向上にもつながるため、将来的に長く続けるうえでは取得を検討する価値が高いでしょう。ここでは代表的な資格と、それぞれの特徴を簡単にご紹介します。

介護職員初任者研修

介護職員初任者研修は、介護職への第一歩となる資格で、基礎的な知識と技術を習得できます。訪問介護でも活かしやすく、幅広い業務に対応できるようになるのが特徴です。未経験から始める人にとって、最初に取得すべき資格として位置づけられています。

初任者研修に関しての詳細は、以下のページをご覧ください

☑介護職員初任者研修の講座内容

実務者研修

実務者研修ではより高度な介護技術を学び、介護福祉士試験の受験資格を得ることができます。

実務者研修に関しての詳細は、以下のページをご覧ください

☑介護福祉士実務者研修の講座内容

介護福祉士

介護福祉士は国家資格であり、専門性や知識レベルが高いと評価されます。現場ではリーダーシップを発揮し、他のスタッフへの指導や利用者家族への助言を行うことも可能です。キャリアアップや転職時にも有利となり、施設によっては待遇面で優遇される場合も多いです。

ケアマネジャー(介護支援専門員)

ケアマネジャー(介護支援専門員)は利用者個々に合ったケアプランを作成し、各サービスを連携させる重要な役割を担う専門職です。現場経験を積んだうえでスキルアップを目指す人にとって、大きなステップとなるでしょう。

ケアマネジャー(介護支援専門員)に関しての詳細は、以下のページをご覧ください

☑ケアマネジャーとは|役割・仕事内容・資格について解説

認知症介護実践者研修

認知症介護実践者研修は、認知症の方への接し方や症状への理解を深めるための研修です。コミュニケーション方法や個別性の高いケア計画を学ぶことで、利用者の生活の質向上に寄与できます。認知症ケアを専門にする施設や在宅サービスで特に役立つ知識が得られる点が魅力です。また、人員配置基準や加算要件にもかかわっており待遇面のUPや役職者にステップアップする可能性も増えます。

認知症介護実践者研修に関しての詳細は、以下のページをご覧ください

☑認知症介護実践者研修の概要・取得方法・費用

介護職のやりがいと課題

利用者の支えになる喜びと共に、身体的・精神的な負担もあり、対策や将来の展望を考える必要があります。

人の役に立ちたい気持ちをダイレクトに実感できる点は、この仕事ならではの魅力です。一方で、身体的な負担やメンタルケアの難しさなど、現場で直面する課題も少なくありません。働く側が自分を守り、成長できる環境を整えることで、より良い介護サービスを提供できるでしょう。

利用者や家族からの感謝

介護の成果は利用者の笑顔や家族からの感謝という形で返ってきます。直接相手と関わる時間が長いからこそ、信頼関係が築かれやすく、大きなやりがいにつながります。小さな変化を共に喜び合える機会があるのは、介護ならではの魅力です。

体力的・精神的負担への対処

腰や膝への負担がかかりやすい身体介護では、正しいボディメカニクスを身につけることが予防に有効です。精神的にも、利用者の状態や家族の要望に応えなければならないプレッシャーを感じることがあります。上司や同僚とのコミュニケーションや定期的な休息、ストレスマネジメントが重要です。

人材不足と将来性

高齢化の進行に伴い、介護人材の不足は社会問題となっています。逆に言えば、介護職は需要が高く、将来性のある職種ともいえます。働きやすい環境が整備されつつあるので、スキルを磨きながら長期的に活躍しやすい分野です。

FAQ|介護の内容に関するよくある質問

介護サービスを検討している方や、介護の仕事を目指している方から寄せられる代表的な疑問について、わかりやすくお答えします。

Q1.
身体介護と生活援助の違いは何ですか?
A

身体介護は、入浴・排泄・食事・移乗など、利用者の身体に直接関わるケアを指します。生活援助は、掃除・洗濯・調理・買い物など、生活環境を整える支援が中心です。どちらも利用者の自立支援や安心した生活をサポートする重要な役割を担います。

Q2.
要介護認定を受けるとどんなサービスが使えるのですか?
A

要支援・要介護の認定を受けると、訪問介護・通所介護(デイサービス)・ショートステイ・施設入所などの介護保険サービスを利用できます。認定された介護度によって利用できる内容や上限額が異なるため、ケアマネジャーと相談しながらプランを立てるのが一般的です。

Q3.
介護の仕事は資格がないとできませんか?
A

無資格でも働ける職場はありますが、身体介護を行うには「介護職員初任者研修」などの修了が求められることが多いです。資格があれば担当できる業務の幅が広がり、就職やキャリアアップにもつながります。

Q4.
訪問介護と施設介護では仕事内容に違いがありますか?
A

はい。訪問介護では、利用者の自宅で1対1のケアを提供するため、自立支援や生活リズムへの配慮が必要です。一方、施設介護では、複数の利用者を同時に支援するため、チームでの連携や時間管理が重視されます。それぞれの現場に合ったスキルが求められます。

Q5.
介護職のやりがいは何ですか?
A

人によって多少は変わりますが、醍醐味としては利用者や家族からの「ありがとう」という言葉や、日々の小さな成長や笑顔を間近で感じられる点が大きなやりがいです。また、人の役に立っているという実感を得やすく、専門性を高めればキャリアアップの道も広がります。

まとめ|介護の仕事内容を理解して、必要な知識とスキルを備えよう

介護の現場では、身体介護や生活援助をはじめとする幅広い支援が行われています。制度の仕組みや具体的なサービス内容を理解しておくことで、家族のサポートや就業にも役立てることができます。

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この記事を書いた人
飲食業界で12年間、店長職から統括マネージャーとして店舗運営や新規事業開発に従事。その後、湘南国際アカデミーの求職者支援訓練で「介護職員基礎研修課程」を修了し、訪問介護のサービス提供責任者として勤務。デイサービスに異動後は所長兼相談員としてスタッフ育成に尽力し、人材採用から離職率の低下や過去最高売上達成などの成果を上げる。
現在はキャリアアドバイザーとして、求職者の就労サポートや企業支援を担当。採用担当経験者としての豊富な経験を活かし、求職者の強みを引き出す面接対策にも定評がある。介護業界の発展に貢献するべく、求職者・企業双方の支援に尽力。
プライベートでは息子と共にボーイスカウト活動を再開し、奉仕活動を通じて心を磨くことを大切にしている。
五味 順
藤沢校・横須賀校・横浜戸塚校・横浜馬車道関内校
【所持資格】
介護職員基礎研修・介護福祉士・調理師免許
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