介護職の志望動機は、履歴書・職務経歴書・面接のいずれでも合否に直結しやすい重要項目です。「何を書けばいいか分からない」「例文を見ても自分に当てはまらない」と悩む人も少なくありません。
本記事では、採用担当者が評価するポイント、すぐ使える基本テンプレート、未経験者・経験者・年代別・施設別の例文、避けたいNG例、面接での伝え方までを一気通貫で整理します。例文は丸写しではなく、自分の経験に置き換えて完成度を上げるための素材として活用してください。
当記事は以下のデータを参照して執筆しております。
(参照:公益財団法人介護労働安定センター「令和5年度介護労働実態調査」)
(参照:湘南国際アカデミーの独自調査「介護ニュース最新情報|介護職動向&意識マンスリーレポート」)

国家資格キャリアコンサルタント
キャリアコンサルタントとして延べ約1万人の就職・転職を支援してきた経験から、志望動機で通過率が大きく変わる人には共通点があります。
それは「なぜ介護か」「なぜその施設か」「入職後に何ができるか」の3つが一本の線でつながっていることです。
この記事を読み終えるころには、その線の引き方がわかるはずです。
介護の志望動機で悩む人が多い理由
介護の志望動機が難しいのは、気持ちだけでは説得力が弱く、事業所ごとの違いも大きいためです。
介護業界は特養・デイサービス・訪問介護などサービス形態によって、求められる役割が大きく異なります。同じ介護職でも、接遇重視や看取りが中心の職場と、在宅生活の継続支援が中心の職場では、志望動機で刺さるポイントが変わります。
多くの人がつまずくのは、自己理解と施設理解の接続です。自分の経験や強みは語れても「なぜこの施設で」「どんな形で活躍できるか」まで落とし込めないと、使い回しに見える志望動機になりがちです。
採用担当者が見ている3つのポイント
採用担当者は志望動機から、入職後に活躍・定着できる人かを見極めています。介護は職場定着が課題になりやすい業界でもあるため、採用側は「入ってくれそうか」だけでなく「続けられそうか」を強く意識しています。
志望動機が強い人ほど「動機の根拠」「応募先ならではの理由」「貢献イメージ」がセットになっています。逆に、どれか一つが欠けると、熱意があっても採用の決め手に欠ける印象になりやすいです。
なぜ介護職を選んだのか
まず見られるのは、介護職を選ぶ理由が具体的かどうかです。家族の介護、ボランティア、前職での高齢者対応など、きっかけは何でも構いませんが、いつ・どんな場面で・何を感じたのかまで言語化すると本気度が伝わります。
未経験の場合は、経験不足そのものよりも「学ぶ姿勢があるか」が評価の分かれ目です。初任者研修の受講予定、介護の基本知識を自主学習している、見学で現場の流れを理解しようとしているなど、行動が伴うと説得力が増します。
経験者の場合は、これまでの経験を一度要約し、次に深めたい領域を示すのが効果的です。認知症ケア、看取り、多職種連携など、伸ばしたいテーマが明確だと、転職理由が前向きに見えます。
なぜその事業所を志望したのか
介護の志望動機で差がつくのは、応募先の固有性に触れられているかです。「理念に共感しました」だけだと誰でも書けるため、理念のどの言葉に共感したのか、その言葉を自分の経験や価値観とどう結びつけるのかまで具体化しましょう。
見るべき材料は、理念・ケア方針・サービス形態・研修体制・地域との関わりなどです。「個別ケアを重視」「在宅復帰支援に力を入れている」「新人研修が段階的」など、施設の特徴を一つでも入れると調べている姿勢が伝わります。
入職後どのように貢献できるのか
採用担当者が最終的に知りたいのは、入職後に現場で何ができるかです。強みは「性格」ではなく「行動」に落とすと伝わります。例えば傾聴力なら、利用者さんの表情や発言の変化に気づき記録・共有まで行う、といった形です。
未経験でも、前職のスキルは十分に転用できます。接遇、段取り、時間管理、チーム連携、クレーム対応などを、介護現場での安全・安心・信頼づくりにどう活かすかまで言い換えると、戦力化のイメージが持たれやすくなります。
介護の志望動機の基本構成【そのまま使えるテンプレ】
志望動機は、読み手が迷わない順番が重要です。以下の4要素を埋めると、書類でも面接でも一貫性のある志望動機に仕上がります。
① 介護を志したきっかけ
結論部分です。介護職を選ぶ理由を1〜2文で言い切ります。「家族の介護を経験し、専門職の支援の重要性を実感したため」のように、きっかけと学びをセットにします。未経験の場合は、この段階で無理に実績を盛らず、これから学ぶ前提で書くほうが面接で矛盾が出にくくなります。
② 介護に対する自分の考え・価値観
自分の介護観を短く示します。尊厳の保持、自立支援、個別ケア、傾聴、生活歴の理解など、軸となる価値観を一つ選び、なぜそれを大事にしたいのかを経験と結びつけます。「寄り添う」を使うなら、観察や声かけ、選択肢提示、記録共有など行動に落とし込むと現場理解が伝わります。
③ 志望先を選んだ理由
理念・方針・取り組みのうち特に惹かれた点を一つ選び、②の自分の介護観と合う理由を説明します。施設見学や説明会の感想があれば短く添えると説得力が増します。単に「研修が充実」では弱いため、「段階別研修があり未経験でも基礎から学べる点」など具体要素に落とします。
④ 将来の目標・キャリアプラン
入職後の成長と貢献の方向性を示します。初任者研修、実務者研修、介護福祉士などの資格は、取得そのものより、ケアの質を上げるために必要だという目的とセットで書くと評価されやすいです。「まずは基本介助と記録を確実に身につけ、次に認知症ケアを深めたい」のように段階を示すと現実的で信頼感が出ます。

国家資格キャリアコンサルタント
支援現場で実際によく目にするのは、4要素のうち③だけが弱いケースです。「理念に共感しました」で止まり、なぜその施設でなければならないのかが伝わっていない。書き直しの際に施設のホームページで印象的だった一文を具体的に引用し、「自分がデイサービスでレクリエーションを担当した際に感じたことと重なる」と一言つなげただけで、面接通過率が変わった方が何人もいます。調べた痕跡は、熱意の証拠になります。
(参照:厚生労働省「介護人材の確保について」)
【未経験者向け】介護の志望動機例文
未経験の場合、採用側は即戦力性よりも、仕事理解と伸びしろを見ています。大変さを知らないまま入ると早期離職につながるため、現実を理解したうえで挑戦しているかが重要です。書き方のコツは、未経験の弱点を「学習計画」と「転用できる強み」で補強することです。
家族の介護経験をきっかけにした例文
例文
家族の在宅介護を経験し、本人の尊厳を守りながら生活を続けることの難しさと大切さを実感しました。特に、できることを奪わない声かけや見守りの工夫で表情が明るくなった一方、専門職の判断やチーム支援が必要な場面も多く、介護を仕事として学び直したいと考えるようになりました。貴施設が生活歴を大切にしたケアと多職種連携を重視している点に共感しています。入職後は初任者研修の取得を目標に、根拠ある介助と安全な支援を身につけ、安心できる生活づくりに貢献します。
人の役に立ちたい気持ちを伝える例文
例文
前職では飲食店で接客を担当し、お客様の表情や声のトーンから要望をくみ取り、対応することを大切にしてきました。高齢のお客様から「ゆっくり話せて安心した」と言われた経験をきっかけに、より生活に近い場面で支えられる仕事がしたいと考え、介護職を志望しました。貴施設が個別ケアと教育研修に力を入れている点に魅力を感じています。入職後は傾聴と報連相を徹底し、利用者様の小さな変化に気づける職員として早期に貢献できるよう努めます。
高齢社会への貢献を軸にした例文
例文
地域のボランティア活動で高齢者の方と関わるうち、生きがいを持って暮らし続けることを支える仕事に就きたいと強く感じるようになりました。貴施設が地域包括ケアの理念のもと在宅復帰支援にも力を入れている点に惹かれ志望しました。前職での段取り力と丁寧なコミュニケーションを活かし、まずは基本介助を確実に習得したうえで、利用者様の自立支援に長く貢献していきたいと考えています。
資格取得中であることを伝える例文
例文
介護の仕事に関心を持ち、現在介護職員初任者研修を受講中です。研修を通じて、身体介助の根拠や認知症の理解など、現場で必要な知識を学んでいます。貴施設は資格取得支援制度が整っており、学びを実践に活かせる環境がある点に魅力を感じています。入職後は研修で得た知識を現場に落とし込みながら、記録と報連相を丁寧に行い、利用者様の安心に貢献したいと考えています。
異業種から転職する場合の例文
例文
前職では10年間、事務職として業務管理や多部門との調整を担当してきました。介護を意識したきっかけは祖父の通所介護利用で、専門職の方が祖父の生活リズムを大切にしながら支援する姿を目の当たりにしたことです。段取り力・正確な記録・チーム連携は介護現場でも必ず役立てられると考えています。初任者研修を受講予定であり、貴施設の研修体制を活かしながら、早期に現場の一員として貢献できるよう努めます。
【経験者向け】介護の志望動機例文
経験者の志望動機は、職務経歴の要約ではなく、次の職場での成果予告に近いものです。担当業務と強みを簡潔に示し、次に伸ばしたい領域を明確にします。転職理由は不満ではなく課題として語り、応募先の特徴がその課題解決につながる形にします。
スキルアップを目的とする場合
例文
特養で介護職として5年勤務し、食事・入浴・排泄介助に加え夜勤や新人指導も担当してきました。経験を重ねる中で、認知症の方への関わりや個別ケアの組み立てをさらに深め、根拠を持って支援の質を上げたいと考えるようになりました。貴施設がユニットケアを軸にケアの振り返りと研修を定期的に行っている点に魅力を感じ志望いたします。入職後は生活歴の聴き取りと記録の精度を高め、チーム内で情報共有を徹底し、利用者様の安心につながるケアを実践します。
実務者研修修了後の例文
例文
介護職として3年勤務し、現場での経験を積むほど、知識を体系的に学び直してケアの根拠を持ちたいと感じるようになりました。実務者研修を修了し、次は介護福祉士の取得を目標に支援の幅を広げたいと考えています。貴施設には資格取得支援制度があり、学びを現場で活かせる環境が整っている点に惹かれました。入職後は学習した内容を記録やケアの振り返りに落とし込み、事故予防や後輩への共有にも取り組み、チーム全体の質向上に貢献します。
介護福祉士を目指している場合の例文
例文
デイサービスで4年間、利用者様の身体介助から機能維持のための個別プログラム支援まで幅広く担当してきました。実務者研修修了後、現在介護福祉士受験に向けて学習中です。資格取得そのものが目的ではなく、根拠あるケア実践と後輩指導の質を高めるために必要だと考えています。貴施設の教育制度と評価体制が充実している点に魅力を感じており、入職後は知識と経験を組み合わせ、チームのケア標準化に貢献したいと考えています。
ブランクがある場合の例文
例文
育児のため3年間介護の現場を離れておりましたが、子どもの就学を機に復職を希望しています。ブランク中は家族の通院付き添いや地域の見守り活動に関わり、高齢者との接点を保ってきました。有料老人ホームでの7年間の経験を活かし、まずは基本業務を確実に取り戻したうえで、段階的に役割を広げていきたいと考えています。勤務可能な曜日と時間を守りつつ、記録と申し送りを丁寧に行い、利用者様とご家族が安心できる対応を積み重ねていきます。
【年代別】介護の志望動機例文
介護職への志望動機は年代によって強みの見せ方が変わります。採用担当者は「この年代だからこその価値」を見ています。自分の年代に合ったアピールポイントを意識して文章を組み立てましょう。
20代(新卒・第二新卒)の例文
例文
大学の授業で高齢社会の現状を学ぶうち、地域の暮らしを支える仕事に就きたいと考えるようになりました。在学中に特別養護老人ホームでのボランティアを経験し、利用者様一人ひとりの表情が職員の関わり方によって変わる場面を目の当たりにしたことが志望の直接のきっかけです。貴施設が新人研修を段階的に設けており、未経験からでも専門性を高められる環境が整っている点に魅力を感じています。介護職員初任者研修取得後は、実務者研修・介護福祉士へとステップアップしながら、長く現場で活躍できる介護職を目指します。
30〜40代(異業種・子育て後)の例文
例文
前職では営業職として10年間、お客様の課題を聞き出し、最適な提案をまとめる仕事を担当してきました。子育てを通じて「支えること」の意味を改めて考えるようになり、自分のコミュニケーション力や段取り力を、利用者様の生活を直接支える形で活かしたいと考えて介護職を志望しました。現場の大変さも十分に認識したうえで初任者研修を受講し、基礎知識と実技を学んでから臨む準備を整えています。貴施設の研修体制を活かしながら、即戦力として貢献できるよう努めます。
50代以上(セカンドキャリア・定年後)の例文
例文
長年の社会人経験の中で培ったコミュニケーション力とチームマネジメントの経験を、人の役に立てる仕事に活かしたいと考え、介護職を志望しました。体力面も良好で、長く安定して働ける見通しも立てています。貴施設で同年代の方が活躍されていることを拝見し、自分らしく力を発揮できる職場だと感じました。初任者研修の受講を経て、丁寧な接遇と経験から来るコミュニケーション力で利用者様に安心していただける職員を目指します。
【施設別】介護の志望動機で押さえたいポイント
施設形態で求められる役割やケアの特徴が異なるため、志望動機も施設らしさに合わせると通過率が上がります。採用側は、応募者がその違いを理解しているかを志望動機から判断しています。
| 施設形態 | ケアの重心 | 志望動機で使いたいキーワード |
|---|---|---|
| 特別養護老人ホーム(特養) | 生活の継続性・看取り | 尊厳保持、重度対応、ターミナルケア、長期的な関わり |
| デイサービス | 在宅生活継続・活動支援 | 機能維持、社会参加、在宅復帰、家族連携 |
| 訪問介護 | 在宅での自立支援 | 自律的判断、報連相、残存能力活用、生活リズム尊重 |
| 有料老人ホーム | 生活の質・ホスピタリティ | 接遇、個別性、生活歴の理解、安心と満足の両立 |
| グループホーム | 認知症ケアの専門性 | 尊厳保持、残存能力、BPSDへの関わり、家庭的環境 |
特別養護老人ホーム(特養)
要介護度が高い方や看取りに関わる可能性があることを理解したうえで、尊厳や生活の継続性を大切にしたい姿勢を示します。医療職との連携やチームケアへの関心を入れると、特養で求められる視点が伝わります。経験者なら看取りやご家族対応の経験を、未経験なら観察力や丁寧な接遇を特養で役立つ行動に落として貢献を示します。
デイサービス
在宅生活の継続支援、生活機能の維持、社会参加の支援に関心があることを述べます。レクリエーションへの関心は良いですが、明るさだけで終わらせず、安全管理と個別性を入れます。送迎や家族連携に触れられると仕事理解の深さが伝わります。
訪問介護
利用者の生活環境に合わせた支援を大切にし、在宅で暮らしたい思いを支えたいと述べます。一人で判断する場面があるため、責任感と報連相の意識が重要です。時間管理・記録・連絡の正確さを強みとして書くと評価されやすいです。
有料老人ホーム
生活の質を高める支援に関心があり、接遇と個別対応を大切にしたいと述べます。接遇は表面的になりがちなので、観察と提案につなげます。前職が接客・サービス業なら、その経験を「安心感につながる対応」として結びつけやすいです。
グループホーム
認知症ケアの専門性を深めたい、家庭的な環境で一人ひとりと深く関わりたいという志向を示します。尊厳の保持と残存能力の活用が重要で、生活歴の理解や日々の小さな変化への気づきを、チームで共有しケアの質を揃える貢献につなげます。
面接でそのまま使える志望動機の伝え方
面接では文章の上手さより、一貫性と具体性、対話力が見られます。書類の内容をベースに、伝わる話し方へ整えましょう。
結論→理由→貢献の順で話す
結論を先に言い、その理由を具体例で補強し、最後に入職後の行動や目標で締めます。1〜2分程度を目安に、要点を3つに分けて練習すると、緊張しても一貫性が保ちやすくなります。人が1分間に話せる文字数は250〜300文字とされています。履歴書の志望動機に関連するエピソードを加えながら、2分を目安に話せるよう事前に練習しておきましょう。
書類との一貫性を保つ
履歴書に書いた志望動機と矛盾させないことが最優先です。面接では書類に書いた内容を深堀りされることが多いため、具体的なエピソードを1つ用意しておくと、想定外の質問が来ても対応しやすくなります。
丸暗記はNG
丸暗記は棒読みになりやすく、熱意が伝わりにくくなります。介護職は対人援助の仕事なので、相手を見て話せるかも評価の対象です。介護観・応募先理由・貢献の3点だけは自分の言葉で言い換えられる状態にしておくと、面接で自然に対話できます。
これは避けたい!NGな介護の志望動機例
NG例に共通するのは、採用側が抱える不安を増やしてしまうことです。定着しないのでは、仕事理解が浅いのでは、という疑念を生む表現は避ける必要があります。
給与や条件だけを理由にする
条件面は大切ですが、志望動機の中心にすると定着不安を持たれやすくなります。伝えるなら、まず仕事内容や方針への共感を主軸にし、条件は補足に留めます。「長く働ける環境で力を発揮したい」という形にまとめると角が立ちにくいです。
「なんとなく介護に興味があった」
なんとなくは、動機が弱く見えます。興味を語るなら、根拠をエピソードに落とします。いつ・どこで・何を見聞きして・何を感じたのかまで具体化すると、同じ興味でも重みが出ます。さらに、興味を行動に移していると強くなります。見学、学習、資格の検討など、小さくても具体的な行動を添えましょう。
抽象的すぎる表現
「人に興味がある」「寄り添いたい」「笑顔にしたい」は良い言葉ですが、誰でも言えるため差別化が難しい表現です。行動に変換しましょう。例えば傾聴なら「本人の不安や希望を引き出して共有する」、観察なら「体調や表情の変化を記録して報告する」といった形に落とし込むと、現場での再現性が伝わります。
よくある質問(FAQ)

国家資格キャリアコンサルタント
介護職への転職相談で最も多く受けるのは、「自分には特別なきっかけがないから志望動機が弱い気がする」という不安です。
でも実際には、華やかなエピソードよりも「現場の大変さを理解したうえで、それでもやりたい」という一文のほうが採用担当者の心に響くことが多いです。
自分の動機を否定せず、正直に、具体的に書くことが何より大切です。
(参照:湘南国際アカデミー「介護ニュース最新情報|介護職動向&意識マンスリーレポート」)
- Q1.無資格・未経験でも志望動機は書けますか?
- A
書けます。採用側も未経験者が資格を持っていないことは前提として理解しています。大切なのは、経験の代わりに「なぜ介護職なのか」というきっかけの具体性と、入職後の学習計画を示すことです。前職や生活で培った強みを介護に転用し、初任者研修の受講予定など具体的な行動を添えると、伸びしろを評価されやすくなります。
- Q2.志望動機は何文字くらいが適切ですか?
- A
履歴書では、用意されたマス目の8割以上が埋まっていることを目指してください。短すぎると情報不足、長すぎると要点整理ができない印象になります。文字数内に収めるコツは、結論を先に書き、エピソードは一つに絞ることです。書き終えたら、同じ内容を面接で1〜2分(250〜300字程度)で話せるか確認すると、書類と面接の一貫性が整います。
- Q3.転職理由がネガティブな場合、どう書けばよいですか?
- A
退職理由は簡潔に触れるだけにとどめ、「次に何を実現したいか」を主語にしてポジティブに変換します。例えば「人員体制が厳しく丁寧なケアが難しかった」ならば、「個別ケアを大切にできる環境でさらに専門性を高めたい」と言い換えます。志望動機の主役は応募先の方針との共感と自分の貢献イメージです。退職理由は補足情報として短く添えるのが基本です。
- Q4.パート・アルバイトでも志望動機は必要ですか?
- A
多くの職場で求められます。勤務条件だけを書くと仕事内容への関心が薄いと受け取られやすいため、担える役割を具体的に示すことが効果的です。見守り、生活支援、記録補助など現場の負担軽減につながる貢献を伝え、無理なく継続して働ける理由や長く関わりたい意思を添えると採用側の安心材料になります。
- Q5.資格取得中の場合、志望動機にどう盛り込めばよいですか?
- A
まとめ|介護の志望動機は「具体性」が合格のカギ
志望動機は介護への思いを、経験・施設研究・貢献イメージの3点で具体化できるかが勝負です。テンプレートや例文を土台に、自分の言葉に置き換えて一貫性のある内容に仕上げましょう。
介護の志望動機は、気持ちの強さよりも、根拠と再現性が評価されます。なぜ介護か、なぜこの施設か、入職後どう貢献するかをセットで書くと、読み手の不安が減り採用につながりやすくなります。例文はそのまま使うのではなく、エピソードや施設の特徴を自分の言葉に置き換えてください。固有情報が入るだけで、志望動機は一気に本物になります。
書類と面接で内容を揃え、1〜2分で話せる形まで整えれば準備は十分です。具体性を意識して、納得感のある志望動機を完成させましょう。
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(受付時間:9:00〜18:00/年中無休)
公共職業訓練校・大学就職課・区役所など幅広い現場での実績を経て、湘南国際アカデミーに参画。
これまで延べ約1万人のキャリア支援に携わる。
現在は上智大学グリーフケア研究所でも研鑽を積みながら、介護職向け研修の企画・講師・監修を務める。






