介護職の転職では、履歴書の完成度が「第一印象」と「基本的な仕事力(丁寧さ・正確さ)」の評価に直結します。志望動機や自己PRの内容はもちろん、日付・写真・表記統一などの小さなミスが書類落ちの原因になることもあります。
この記事では、介護職向けの履歴書を項目別の書き方(型)で整理し、未経験・経験者・ブランクありの例文、そして郵送・メール・手渡しの提出マナーまでをまとめて解説します。見本を参考に、採用担当者が読みやすく、熱意が伝わる一枚に仕上げましょう。
当記事は以下のデータを参照して執筆しております。
(参照:厚生労働省「新たな履歴書の様式例の作成について」)
(参照:公益財団法人介護労働安定センター「介護労働実態調査」)

国家資格キャリアコンサルタント
転職支援の現場でよくいただくのが「何を書けば受かるか分からない」というご相談です。
履歴書は内容の良し悪し以前に、空欄・表記ゆれ・資格の正式名称ミスといった減点ポイントの有無で書類選考の通過率が大きく変わります。
この記事を読んだ後、提出前のチェックリストとしても活用してみてください。(参照:公益財団法人介護労働安定センター「介護労働実態調査」)
介護転職の履歴書作成前に押さえる基本
書き始める前に、履歴書の役割・作成方法・用紙選びを整理すると、内容のブレや形式ミスを防げます。
介護職の採用では、履歴書は能力の高さだけでなく、記録や申し送りのように正確に情報を扱える人かを見られる書類です。まずは何を履歴書に書き、何を別書類に回すかを決めると、読みやすく伝わりやすくなります。
次に、手書きかパソコンか、サイズや様式を先に選びましょう。途中で様式を変えると、学歴・職歴の行数が足りない、志望動機の分量が合わないといった手戻りが起きやすいです。
最後に、応募先から指定があるかを必ず確認します。指定があるのに別様式で出すと、それだけで指示を守れない印象になり、内容以前で不利になることがあります。
履歴書と職務経歴書の違い
履歴書は、氏名や連絡先、学歴・職歴、資格、志望動機の要点などの基本情報を簡潔にまとめる書類です。採用担当者は短時間で多くの応募書類を見るため、履歴書は見落としが起きない構造と、ミスのない正確さが重要になります。
職務経歴書は、介護業務の中身や実績、強みを具体的に説明する書類です。どの施設種別で、要介護度の高い方が多い現場か、夜勤や看取り、記録方法、多職種連携の経験などを、読み手が現場を想像できる粒度で書けます。
両方提出する場合は、役割分担を意識します。履歴書では職歴に施設種別と担当を一言添え、職務経歴書で具体例や工夫、成果を補完すると、全体として一貫した強みになります。
手書きとパソコンの選び方
手書きが向くのは、応募先が手書きを指定している場合や、地域密着の小規模事業所などで丁寧さを重視する文化が強い場合です。パソコン作成が向くのは、修正しながら質を上げたい場合や、複数応募で内容を調整する場合です。
| 比較項目 | 手書き | パソコン作成 |
|---|---|---|
| 応募先に指定がある場合 | 指定に従う(最優先) | |
| 適している応募先 | 地域密着・小規模事業所 | 大法人・電子化が進む施設 |
| 修正のしやすさ | 書き直しが必要 | 即座に修正・複製可能 |
| 人柄の伝わりやすさ | ◎ 丁寧さが伝わる | △ 伝わりにくい |
| PCスキルのアピール | △ | ○ |
| 複数応募時の効率 | △ 時間がかかる | ◎ 効率的 |
どちらでも共通して大切なのは、見やすさと統一感です。パソコンなら明朝体やゴシック体など標準的なフォントを使い、サイズや行間、記号の使い方を揃えると、整理力が伝わります。
履歴書のサイズと様式の選び方(A4・B5)
履歴書のサイズは主にA4とB5があり、迷ったらA4が無難です。A4は記入欄が広く、転職回数が多い人や、志望動機・自己PRを丁寧に書きたい人でも、詰め込みすぎずに整えられます。応募先からサイズや様式の指定がある場合は最優先で従います。
様式は、厚生労働省の推奨様式など、項目が偏りすぎないものが使いやすいです。職歴欄が狭いタイプは経歴が収まりにくく、無理な省略が増えて読みづらくなるため、自分の経歴の量に合うテンプレートを選びましょう。(参照:厚生労働省「新たな履歴書の様式例の作成について」)
基本情報欄の書き方
日付や住所、写真などの基本情報は正確さと統一感が最重要です。採用担当者が最初に確認するため、ミスをなくして信頼感を作りましょう。
基本情報欄は、内容の良し悪しより先に目に入り、減点されやすい領域です。介護現場は利用者情報や服薬、申し送りなど、ミスが許されない仕事が多いため、基本情報の不備は慎重さへの不安につながります。
日付
日付は作成日ではなく提出日を書くのが基本です。郵送ならポストに投函した日、手渡しなら面接日や持参日、メールなら送信日を記入します。日付が古いと、使い回しや準備不足を疑われやすいので注意します。和暦か西暦かは履歴書全体で統一します。生年月日、学歴・職歴、資格の年月も同じ表記に揃えると、読み手の確認負担が減り、ミスがない印象が強まります。
氏名・ふりがな・押印
氏名は戸籍どおりの表記で、姓と名の間を適度に空けて読みやすく書きます。略字や崩し字は避け、誰が読んでも迷わない文字にするのがコツです。ふりがなは、欄がひらがな指定ならひらがな、カタカナ指定ならカタカナで統一します。押印欄がある場合は、曲がりやかすれを防ぐため試し押しをしてから本番に臨みましょう。
生年月日・年齢
年齢は提出時点の満年齢を書きます。履歴書作成後に誕生日をまたぐ場合は、提出前に必ず見直して更新します。生年月日も和暦・西暦の統一が重要で、元号の変換ミスや誕生日直前の年齢の書き間違いが多いポイントです。
現住所・連絡先・メールアドレス
住所は都道府県から建物名、部屋番号まで省略せずに書きます。番地の表記も曖昧にせず、読み手がそのまま郵送物を送れる精度が目安です。メールアドレスは私用のものを使い、勤務先のアドレスは避けます。記号やニックネームが多いアドレスは幼く見えることがあるため、可能ならシンプルな文字列のアドレスを用意すると安心です。
証明写真(サイズ・服装・髪型・表情)
証明写真は一般的に縦40mm×横30mmを使い、撮影時期は直近3か月程度が目安です。服装は清潔感が最優先で、迷ったらスーツが無難です。介護職ではオフィスカジュアルでも許容される場合がありますが、応募先の雰囲気が分からない段階では堅実な選択が安全です。貼り方は剥がれを防ぐため、のりや両面テープでしっかり固定し、万一に備えて裏面に氏名を書きます。表情は口角を少し上げた落ち着いた笑顔、姿勢は背筋を伸ばして正面を向くと、誠実さと安心感が伝わります。
学歴・職歴欄の書き方
学歴・職歴は正式名称・時系列・分かりやすい補足が鍵です。介護業務の経験が伝わるように、施設種別や担当を整理して書きます。
学歴の書き方
学歴は中学校卒業以降を時系列で書くのが一般的です。最初に「学歴」と書き、学校名は県立・市立なども含めて正式名称で記載します。高校以降は学部・学科・コースまで書くと丁寧です。在学中の場合は「卒業見込み」とします。学歴・職歴欄の最後は「以上」で締めると、書き終わりが明確になります。
職歴の書き方(施設種別・雇用形態・担当業務)
職歴は法人名や施設名を正式名称で書きます。株式会社の略や、施設名の略称は避け、採用担当者が確認しやすい表記にします。介護職の職歴では、施設種別と雇用形態、担当業務を短く補足すると強みが伝わります。例えば、特別養護老人ホームで身体介護と夜勤、デイサービスで送迎とレクリエーション担当、などの情報があると、配属や教育の判断材料になります。介護以外の職歴も記載します。接遇、クレーム対応、チーム連携、記録の正確さなど、介護に転用できる力の根拠になるためです。
退職理由の書き方
退職理由は基本的に「一身上の都合により退職」で問題ありません。ネガティブな理由がある場合も、前職批判にならない言い換えを意識します。在職中なら「現在に至る」とし、退職予定が確定している場合は退職予定日を明記します。採用側が入職時期を判断しやすくなり、やり取りがスムーズです。
ブランクがある場合の書き方
ブランクがある場合は、空白を放置せず、どこかで補足して不安を減らすのがコツです。職歴欄に書ける範囲で事実を示し、必要なら本人希望欄や志望動機で短く説明します。理由は簡潔で構いませんが、現在は勤務できる状況であることを必ず添えます。採用側が知りたいのは過去の事情より、継続して働ける見通しが立っているかです。復職に向けた準備を一言入れると説得力が増します。研修受講、資格学習、生活リズムの調整など、行動があると不安が安心に変わりやすいです。
免許・資格欄の書き方(介護職)
介護の資格は名称の正確さ(取得・修了の書き分け)で信頼性が上がります。業務に活きる資格は漏れなく整理しましょう。
介護職の資格欄は、採用側が担当業務や配置基準を考えるうえで重要です。ポイントは、正式名称で書くこと、「取得」と「修了」を正しく使い分けること、年月を一貫した並べ方で統一することです。小さな正確さが積み上がるほど、現場でもミスが少ない人だと評価されやすくなります。
介護資格の正式名称と「取得」「修了」の書き分け
介護福祉士は国家資格のため「取得」、初任者研修や実務者研修は研修課程修了のため「修了」と書くのが正確です。この書き分けを間違えると、採用担当者に資格への理解が浅い印象を与えることがあります。
| 通称・略称 | 正式名称(履歴書記載) | 取得 or 修了 |
|---|---|---|
| 初任者研修 | 介護職員初任者研修 | 修了 |
| 実務者研修 | 介護福祉士実務者研修 | 修了 |
| 介護福祉士 | 介護福祉士 | 取得 |
| ケアマネジャー | 介護支援専門員 | 取得 |
| 認知症介護基礎研修 | 認知症介護基礎研修 | 修了 |
| ホームヘルパー2級(旧称) | 訪問介護員2級養成研修課程 | 修了 |
| 普通自動車免許 | 普通自動車第一種運転免許 | 取得 |
| 福祉用具専門相談員 | 福祉用具専門相談員 | 修了 |
介護資格に加えて、普通自動車第一種運転免許など現場で必要になりやすいものは積極的に書きましょう。資格欄は、できる業務の範囲を端的に示す欄でもあります。なお、湘南国際アカデミーでは初任者研修・実務者研修修了時に正式な修了証明書を発行しています。履歴書への正確な記載方法についても受講生サポートで案内しているため、記載方法に迷った際はお気軽にご相談ください。
取得予定・勉強中の資格の書き方
取得予定や受験予定がある場合は、事実ベースで書きます。例えば「2026年1月 介護福祉士 受験予定」「2026年3月 介護福祉士実務者研修 修了予定」のように、時期と状態が分かる表現にします。勉強中の場合も、「研修受講中」「学習中」など誇張しない言い方にします。採用側は入職後に取得できるかを見ているため、確定していないことを断定すると逆効果です。
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介護転職をする際の志望動機の書き方と例文
志望動機は書類選考で最も差がつく項目です。介護職を選んだ理由と、応募先で活躍できる根拠をセットで伝えます。

国家資格キャリアコンサルタント
書類選考を通過する志望動機には必ず「なぜここか」という理由があります。
「介護の仕事がしたい」だけでは、採用担当者には「どこでもよい」に映ります。
応募先のケア方針や研修体制を調べ、自分の経験と一本の線でつなげることで、初めて「この人と話してみたい」と思ってもらえます。(参照:公益財団法人介護労働安定センター「介護労働実態調査」)
志望動機に入れるべき3要素
| 要素 | 内容 | チェック |
|---|---|---|
| ① 介護職を選んだ理由・価値観 | きっかけ・大切にしたい思い(事実ベース) | □ |
| ② 応募先を選ぶ理由 | 理念・ケア方針・研修体制から共感した点 | □ |
| ③ 入職後の貢献・目標 | 強みを根拠に、どの業務でどう活かすか | □ |
志望動機で見られているのは、介護への理解と覚悟、応募先を選んだ必然性、そして入職後に戦力化できる見込みです。文章は長さより構造が大切です。きっかけ→応募先を選ぶ理由→貢献の順で書き、待遇面だけに寄せないよう注意しましょう。
介護未経験・無資格の例文
例文:前職では飲食店で接客を担当し、年齢や体調に合わせて声かけや提供のタイミングを工夫してきました。相手の表情や反応を見て対応を変えることにやりがいを感じ、生活を支える仕事として介護職を志望いたしました。貴施設のホームページで、利用者様の生活歴を大切にした関わりと、多職種で連携して支援する方針を拝見し、私もその一員として学びながら貢献したいと考えました。入職後はまず基本的な介助と記録を正確に身につけ、資格取得にも取り組み、安心して過ごせる環境づくりに努めます。
未経験の場合は、できないことの説明より、再現できる強みと学ぶ姿勢を具体化すると評価されやすいです。
経験者の例文
例文:特別養護老人ホームで介護福祉士として5年間勤務し、身体介護、夜勤、看取り期のケア、記録、カンファレンス参加を経験しました。特に認知症のある利用者様への関わりでは、不安の要因を観察し、声かけや環境調整で落ち着いて過ごせる時間を増やすことに力を入れてきました。貴施設が認知症ケアと生活リハビリに注力し、チームで統一した関わりを大切にされている点に共感し、専門性をさらに高めたいと考え志望いたしました。入職後は、記録の質の向上や申し送りの工夫にも取り組み、利用者様の変化を早期に共有できる体制づくりに貢献します。
経験者は、施設種別と得意領域、応募先で伸ばしたい点を結びつけると、転職理由が前向きに伝わります。
ブランクありの例文
例文:以前はデイサービスで3年間勤務し、入浴介助、レクリエーション、送迎補助、家族対応を担当していました。出産を機に退職しましたが、現在は家庭の体制が整い、継続して勤務できる状況となりました。離職中も介護の知識を忘れないよう、認知症ケアに関する書籍で学び直し、体力づくりを継続してきました。貴事業所が利用者様の希望に沿った活動を重視されている点に魅力を感じ、これまで培った観察力とコミュニケーションを活かして貢献したいと考えています。
ブランクの説明は短く、働ける見込みと準備の事実を添えると、採用側の不安を減らせます。
自己PRの書き方と例文
自己PRは強み→根拠となる経験→介護現場での再現性の順で書くと伝わります。志望動機と一貫させると説得力が増します。
自己PRは、良い人そうという印象づくりではなく、現場で再現できる強みの証明です。介護はチームで動き、利用者の状態変化も大きいため、行動として再現できる力が評価されます。強みを一言で示し、その根拠となる具体的な経験や工夫を短く書きます。最後に、応募先でどう活かすかを書けば、採用側は入職後の働き方を想像しやすくなります。
介護職で評価される強み(コミュニケーション・観察力など)
介護職で評価されやすい強みには、コミュニケーション、観察力、協調性、体力、報連相、傾聴、記録の正確さなどがあります。ポイントは、抽象語で終わらせず、行動で説明することです。
例えば観察力なら、顔色や食事量、睡眠、歩行の変化に気づき、早めに共有した経験を短く書きます。コミュニケーションなら、相手の理解度に合わせて説明の順番を変えた、苦手意識のある方に選択肢を増やした、など具体的な工夫があると強みになります。数字で補強できる場合は効果的です。担当人数、夜勤回数など、無理のない範囲で事実を入れると、経験の解像度が上がり信頼されやすくなります。
特技・趣味・長所短所の書き方
特技や趣味は、人柄が伝わり、利用者様との会話のきっかけにもなります。料理、運動、音楽、手芸などは、レクリエーションや生活支援に活かせるため、正直に書いて具体化すると良いです。長所は、現場でどう役立つかまで一言添えると強みになります。短所は書き方次第で評価が変わります。短所そのものより、改善のための行動があるかが見られるため、対策までセットで書きます。
介護転職時の本人希望欄の正しい書き方
本人希望欄は条件交渉の場ではなく、採用後のミスマッチを防ぐための最小限の共有欄です。書き方次第で印象が変わります。
基本は「貴施設の規定に従います」としつつ、どうしても譲れない事情がある場合のみ、理由とセットで簡潔に書きます。書いてよい希望は、勤務時間の制約、勤務地、入職可能日、連絡可能時間など、業務運営に関わる事実です。給与や休日など条件だけを強く押し出す書き方は避けましょう。条件は面接や内定後の確認で整理し、履歴書では働き方の前提条件を必要最小限に伝える、という位置づけにすると印象が安定します。
履歴書の基本マナーとNG例
内容が良くても、空欄・表記ゆれ・修正跡などの減点要素で不利になり得ます。提出前にNGを潰して完成度を上げましょう。
介護現場では、記録や情報共有の精度が安全に直結します。そのため履歴書のマナーは、社会人マナーというより業務適性のミニテストのように扱われることがあります。
空欄を作らない
空欄は記入漏れに見えやすく、注意力が低い印象につながります。書ける範囲で具体化し、どうしても該当がない項目でも、「特になし」「貴施設の規定に従います」など短い言葉で補うほうが安全です。特に空欄になりやすいのは、本人希望欄と自己PR欄です。
西暦・和暦と表記の統一
西暦と和暦は履歴書の中で必ず統一します。統一すべき場所は、生年月日、提出日、学歴・職歴、資格の取得年月です。職務経歴書も提出する場合は、そちらも同じ表記に揃えるとより丁寧です。書類間の整合性は、現場での情報整合性のイメージにも直結します。
誤字脱字と見直しチェック
誤字脱字は不注意の印象になり、書類全体の信頼性を落とします。特に固有名詞は間違いが目立つため、施設名、法人名、資格名は公式表記を確認してから記入します。見直しは、黙読だけでなく読み上げると見つけやすいです。可能なら第三者に一度見てもらいましょう。
修正液・使い回しを避ける
修正液や修正テープの跡は、雑さや準備不足に見えやすいため避けます。間違えた場合は書き直すのが基本です。また、志望動機や自己PRの使い回しは文面から伝わることがあります。応募先の理念や特徴への言及が薄いと、どこでも良い応募に見え、評価が下がりやすいです。写真も古いものを流用せず、最新の状態で提出するのが基本です。
提出方法別のマナー(郵送・メール・手渡し)
提出方法のマナーは社会人としての基本が見られるポイントです。届き方・見え方・受け取り側の手間を意識して整えます。
| 提出方法 | 主に見られるポイント | 封筒サイズ | PDF化 | 送付状 |
|---|---|---|---|---|
| 郵送 | 丁寧さ・書類管理の確かさ | 角形2号(白) | 不要 | 必要 |
| メール | ファイル管理・件名の明確さ | — | 必須 | 本文で代用 |
| 手渡し | 立ち居振る舞い・向きへの配慮 | 角形2号(白) | 不要 | あると丁寧 |
郵送:封筒の選び方・書き方・添え状
封筒は白の角形2号など、書類を折らずに入れられるサイズが基本です。中身はクリアファイルに入れて折れや汚れを防ぎます。宛名は、組織宛てなら「御中」、個人宛てなら「様」を使います。封筒表面には「履歴書在中」と赤字で記載し、同封物が一目で分かる状態にします。送付状を添えると丁寧です。履歴書、職務経歴書、送付状の順序を整え、投函前に宛先、同封物、日付、署名を最終確認してから発送します。
メール:件名・本文・ファイル名・PDF化
件名は、履歴書送付の要件と氏名が分かる形にします。本文には、宛名、挨拶、応募の要件、添付内容、連絡先を簡潔に書きます。添付ファイルは「履歴書_氏名」のように分かりやすく命名し、PDF化して送るのが基本です。レイアウト崩れや改変のリスクを減らせます。送信前に宛先、添付、本文の誤字を必ず確認し、誤送信を防ぎます。
手渡し:持参方法と渡し方
手渡しの場合も、履歴書はクリアファイルに入れ、封筒で持参して折れや汚れを防ぎます。渡す直前に封筒から取り出し、相手が読みやすい向きに揃えて手渡します。のりや予備の封筒を持参すると安心です。状況によって封をする必要が出ても慌てず対応でき、段取りの良さとして評価されやすくなります。
FAQ|介護転職の履歴書でよくある質問
履歴書作成・提出で迷いやすい点を、実務的な観点で確認していきましょう。

国家資格キャリアコンサルタント
相談でよく受けるのは「これで合っているか不安」という声です。
履歴書には絶対的な正解は少なく、相手が確認しやすい形に整えるという目的を外さなければ大きく失点することは避けられます。
迷ったときは応募先の指定に従うこと、読みやすさを優先すること、この2点が判断の軸になります。(参照:公益財団法人介護労働安定センター「介護労働実態調査」)
- Q1.介護職の履歴書は手書きとパソコンどちらが有利ですか?
- A
どちらでも問題ありませんが、応募先から指定がある場合はそれに従うのが最優先です。指定がなければ、地域密着の小規模施設では手書きの丁寧さが印象につながりやすく、大法人や電子化が進む施設ではパソコン作成がPC操作能力のアピールになることがあります。いずれも誤字・空欄・表記ゆれがないことが最重要です。
- Q2.介護転職の履歴書で「初任者研修」はどう書けばいいですか?
- A
正式名称は「介護職員初任者研修」で、研修課程の修了のため「取得」ではなく「修了」と書きます。「介護職員初任者研修 修了」が正確な表記です。実務者研修も同様に「介護福祉士実務者研修 修了」と記載します。(参照:厚生労働省「介護員養成研修の取扱細則」)
- Q3.介護転職でブランクがある場合、履歴書にどう書けばいいですか?
- A
職歴欄には事実を簡潔に書き、空白期間を作らないことが大切です。「出産・育児のため休職」「家族の介護を担当」など理由を短く添え、「現在は安定して勤務できる状況です」という一文を必ず入れましょう。本人希望欄や志望動機欄で補足しても構いません。採用側が知りたいのは「今後継続して働ける見通し」です。
- Q4.資格取得中・勉強中でも履歴書に書いてよいですか?
- A
- Q5.志望動機に「貴施設で学びたい」と書いてよいですか?
- A
この表現は避けることをお勧めします。「学ぶことが目的で、職場を学校と見ている」という印象を与えやすく、採用担当者に貢献意識が薄いと受け取られることがあります。代わりに「これまでの〇〇の経験を活かし、△△の面で貢献したい」という構成にすると、入職後の活躍が具体的にイメージされ評価につながります。
テンプレートの入手と印刷方法
テンプレートは厚生労働省の推奨様式など、公的機関のものを使うと安心です。形式はExcelとPDFがあり、パソコンで入力するならExcel、手書きならPDFが扱いやすいです。印刷は自宅でもコンビニでも可能ですが、用紙サイズ設定を必ず確認します。縮小印刷で文字が小さくなると読みづらく、印象が下がります。両面印刷やホチキス留めは避け、見開きで確認できる形を優先します。
WEB履歴書の使い分け
転職サイトのWEB履歴書は、検索や応募がしやすい一方で、応募先が紙やPDFを指定する場合は別途対応が必要です。役割は、一次情報としてのプロフィールと、正式提出物としての履歴書で分けて考えると整理できます。WEB履歴書は更新が簡単なので、職歴や資格を最新に保ち、志望動機は応募先ごとに調整できる余地を残しておくと運用しやすいです。注意点は、最終提出する紙やPDFと内容が食い違わないことです。年号表記、職歴の年月、資格の表記を揃え、どちらを見ても同じ人物像になるよう整合性を取ります。
まとめ|介護転職の履歴書は「項目別の型」と「提出マナー」で完成度を上げる
介護転職で受かる履歴書は、文章が上手いことより、項目別の型に沿って正確に書けていることが共通点です。基本情報にミスがなく、学歴・職歴・資格が正式名称で整理され、志望動機と自己PRが役割分担できていると、読み手は安心して面接に進めます。
志望動機は、介護を選んだ理由、応募先を選ぶ理由、貢献の形の3点セットで書くと強くなります。自己PRは、強みを一つに絞り、根拠となる経験と、現場での再現性まで書くと、採用後の活躍が想像されやすくなります。
提出前は、以下のチェックリストで最終確認しましょう。内容とマナーの両方を整えることで、丁寧に働ける人という信頼が生まれ、書類選考の通過率を着実に上げられます。
| チェック項目 | 確認 |
|---|---|
| 和暦/西暦が全項目で統一されている | □ |
| 空欄がない(本人希望欄・自己PR欄含む) | □ |
| 資格名・法人名が正式名称で書かれている | □ |
| 「取得」「修了」が正しく書き分けられている | □ |
| 写真は直近3か月以内のもの | □ |
| 誤字脱字・数字ミスがない | □ |
| 志望動機が「3要素(理由・共感・貢献)」を含んでいる | □ |
| 修正液・修正テープの跡がない | □ |
| 提出方法に合わせた日付が記入されている | □ |
| コピーを手元に保管した | □ |
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これまで延べ約1万人のキャリア支援に携わる。
現在は上智大学グリーフケア研究所でも研鑽を積みながら、介護職向け研修の企画・講師・監修を務める。






