無料資料請求する
資料請求
講座一覧から探す

初心者も安心のおすすめ講座多数!

無料資料請求する

研修内容を詳しく!

講座一覧から探す

0円講座も受付中!

資料請求

ご希望講座の資料を無料でお届け

Instagram X FaceBook

介護職員初任者研修に実習はあるの?カリキュラムやメリットを徹底解説

  • 介護職員初任者研修

これから介護職を目指すなら、まず最初に取得したい資格としてあげられるのが「介護職員初任者研修」です。ただ、みなさんが心配していることの一つに「実習に行くの?」ということがあげられるのではないでしょうか。実習とは、実際に介護施設などに行き、現場での体験をすることです。まだ介護についての知識も無く、何も分からず、介護技術も持っていないと思っている方には、実習に行くことは不安だと思います。

久保田 穂
(介護福祉)

私自身、約20年前にヘルパー2級を修了しましたが当時の実習を思いだすと不安でしたし、実習先で何をやればよいか分からず、戸惑いが多かったことを今でもはっきり記憶しています。

私の体験も取り上げながら、本記事では介護職員初任者研修に実習はあるのか、またどのようなカリキュラムで研修が構成されているのか、どんなメリットがあるのかを詳しく解説していきたいと思います。さらに実践的なスキルを身につける方法や、研修を受ける際の費用面でのサポートなどにも触れていきますので、研修受講を検討している方の参考になれば幸いです。

介護職員初任者研修とホームヘルパー2級との違い

かつて主流だったホームヘルパー2級は、制度改正により現在は介護職員初任者研修へと一本化されました。ホームヘルパー2級では「実習」が必須でしたが、初任者研修では演習中心のカリキュラム構成へと変更されました。つまり、実習に行かないでも、資格取得が可能となりました。実習がなくなった分、講義(座学)と演習を組み合わせることで、より柔軟で実用的な学びが可能となりました。

介護職員初任者研修は、訪問介護・施設介護の両方に対応した基礎的な資格で、修了後は介護施設やグループホームはもちろん、訪問介護員や病院での看護助手などの幅広く仕事に活かすことができます。介護職を目指す方にとって、最初の資格として最適なステップとなります。

実習は必須?介護職員初任者研修のカリキュラム全体像

介護職員初任者研修では、ホームヘルパー2級で必須だった現場での実習は無くなりましたが、その代わりに「演習(実技演習)」が重視されています。厚生労働省が定める130時間のカリキュラムには、座学で学ぶ知識と、介護技術を体得する演習が組み込まれています。

介護職員初任者研修のカリキュラム内容【湘南国際アカデミー】
研修科目時間
1.職務の理解6時間
2.介護における尊厳の保持・自立支援9時間
3.介護の基本6時間
4.介護・福祉サービスの理解と医療との連携9時間
5.介護におけるコミュニケーション技術6時間
6.老化の理解6時間
7.認知症の理解6時間
8.障害の理解3時間
9.こころとからだのしくみと生活支援技術【実技演習】75時間
10.振り返り4時間
合計130時間

実技演習では、介護ベッドや車いすを使った動作確認や、利用者とのやり取りを想定したコミュニケーション技術を含んだ介護技術を学んでいきます。現場実習はなくても、実際の介護場面に近い状況を想定して学べる内容となっており、初心者でも安心してスキルを身につけられるよう配慮されています。実際介護現場では利用者と接しながら学ぶため慣れていないと緊張しますが、演習ではクラスメイトで利用者役と介助者役をそれぞれ担当しながら行うので、安心です。

介護職員初任者研修にはヘルパー2級の現場実習は必須ではなくなった

ホームヘルパー2級では、実際の施設や在宅での実習が義務づけられていましたが、介護職員初任者研修では必須ではなくなりました。基本的な知識と技術の習得が目的とされ、演習の時間をしっかり確保するカリキュラムになりました。

ただし、研修機関によっては希望者向けに見学や体験型の短期実習を設けているところや、実習を取り入れより実践的な内容の研修内容のコースを設けている場合もあります。研修機関により個別なコースを設けることで、実際の現場に触れたい方にも対応しています。

座学で学ぶ介護の基本と尊厳・自立支援の重要性

座学では、介護に必要な基礎知識だけでなく、利用者の尊厳を守る姿勢や自立支援の考え方を学びます。これは、介護サービスを「支援」として提供するうえで欠かせない視点です。

また、高齢者や障害者の身体や心を理解し、介護保険制度など日本社会や法律・制度についても学んでいいます。こうした知識は、実技演習と結びつきながら介護につての理解を深め、実践の場での対応力にもつながります。

実技演習:移動・排泄・清潔ケアなどの実践ポイント

実技演習では、車いすへの移乗介助や排泄・清拭・入浴などの日常的に行われるケアを、実際の用具を使って学び、練習します。模擬利用者とのやり取りを通じて、声かけや介助の姿勢といった細かな動作を体で覚えることができます。

例えば、ベッドから車いすへの移乗時の安全な動き、排泄介助でのプライバシー配慮など、介護現場でそのまま役立つ内容が中心となっています。介護技術を繰り返し練習することで身に付き、自信を持って現場に立てるようになります。

介護職員初任者研修の実習がある場合の実習内容とスケジュールの流れ

一部の研修機関では、外部の介護施設などと連携し、短期間の現場実習を実施しています。こうした実習では、利用者との接し方や施設の雰囲気を体感でき、現場で支援している介護スタッフとやり取りができるので、座学や演習では得られない学びが期待できます。

実習は演習の後半に組み込まれるケースが多く、実技の基本を身につけた状態で現場を体験できるようになっています。いきなり難しい介護技術を体験することはなく、初心者でも可能なコミュニケーションや現場の流れが中心となります。実習で実際に介護現場を体験することで、自分の適性を知るきっかけにもなるでしょう。就職を視野に入れている方、どんな介護現場で働こうか考えている方にとっては、とても貴重な機会となります。

公共職業訓練の場合には現場実習が設定されることが多い

公共職業訓練では、期間内に施設や在宅介護の現場での実習を組み込むことが多く、実務に近い体験をしながら研修を進められます。公的機関の支援を受けやすいこともあり、受講料の助成や就職支援などトータルでサポートが得られるのが利点です。

実は私も、公共職業訓練でヘルパー2級を取得しました。3か月間、月曜日から金曜日の週5日間のコースで、大変だった分多くの事を学ぶことができました。1か月間実習があり、複数の施設やグループホーム、さらには高齢者介護だけではなく、障害者介護の実習もありました。様々な体験ができ、結果私は障害者福祉の世界へと飛び込むことになりました。これも、実習があったからからだと思います。

就職を強く意識している方にとっては、現場実習の経験が実際の採用面接でも大きなアピールポイントになります。利用者や職員の生の声を聞く機会もあり、職場環境や業務内容の理解を深める良いチャンスとなります。

事前準備と心構え:円滑に実習を進めるためのポイント

実習の前には、受け入れ先の施設や利用者の特徴を事前にリサーチしておくとスムーズに取り組めます。例えば、施設の種類や利用者の平均的な要介護度、主なサービス内容を知っておくと、実習に入った際の戸惑いを最小限に抑えられます。実習を設けている研修機関の多くは、こういった基本的な内容を実習に行く前に、情報を提供してくれます。自分で調べたりすることはないと思いますが、ホームページなどを前もって見ておくことは簡単にできると思いますので、おすすめいたします。

また、実習での具体的な目標を持っておくことも重要です。「移乗介助のステップを確実に身につける」「利用者とのコミュニケーション力を高める」など、学びたいことを明確にしておくと得られる収穫も大きくなります。私は実習生に「悪いところ探しより、宝物探しをしてきてください」と伝えています。ネガティブな視点で実習に取り組むのと、ポジティブな視点で実習に取り組むのとでは、同じ実習先に行っても「学び」が変わってきます。ぜひ「宝物探し」、利用者のできていること、施設の良いところ、現場のスタッフの良いところから、学びを得ていただければと思います。

利用者とのコミュニケーション:敬意と信頼関係の築き方

実習で特に大切なのが、利用者への敬意と丁寧な接し方です。相手を一人の人間として尊重し、必要以上に大声にならないようコミュニケーションに配慮することで、信頼関係を築くきっかけとなります。

また、言葉だけでなく表情や身振り手振りもコミュニケーションには欠かせません。笑顔で接することで利用者の不安を和らげたり、相槌や頷きを行うことでしっかり話を聞いている姿勢を伝えることができます。

介護職員初任者研修実習先でのよくあるトラブルとその対処法

初めての実習では、戸惑いや小さなトラブルはつきものです。例えば、声かけがうまく伝わらず、利用者が混乱してしまうこともあります。そうした場合は、自分だけで対応せず、すぐに指導者や職員に相談しましょう。

また、業務連携のミスを防ぐためにも、「報告・連絡・相談(報連相)」の徹底が重要です。そして、「チンゲンサイ」には、くれぐれも注意してください。「チン」は「沈黙する」「ゲン」は「限界まで言わない」「サイ」は「最後まで我慢する」

一人で抱え込まず、周囲と協力する姿勢が円滑な実習につながります!

介護職員初任者研修の修了試験・実技試験の要点と合格のコツ

修了には、筆記試験と実技試験の合格が必要です。筆記では、介護保険制度や介護の基礎など、すべての分野から幅広く基本的な知識が問われます。出題範囲はテキストから出ることが多く、繰り返しの復習が有効です。

実技試験では、移乗介助や排泄ケアなどの基本技術が評価されます。演習の復習に加え、動作の正確さや安全配慮、声かけのタイミングがポイントです。模擬練習を通じて自信をつけ、本番でも落ち着いて対応できるように準備しましょう。

介護職員初任者研修の受講料や助成金は利用できる?費用面のサポートを知ろう

介護職員初任者研修の受講料は、スクールによって異なりますが、概ね5万円〜10万円程度が一般的です。さらにテキスト代や交通費も考慮する必要があります。
費用が気になる場合は、ハローワーク経由の公共職業訓練や、自治体の助成制度を活用するのがおすすめです。条件を満たせば、受講料の一部または全額が支援されることもあります。

また、クレジットカードでの分割払いや教育ローンなど、研修機関によっては柔軟な支払方法を扱う場合もあります。事前に調べておくことで、無理なく受講を継続できるプランを選ぶことができるでしょう。
湘南国際アカデミーでは、給付金対象講座の案内や、分割払い制度など柔軟な支払い方法も用意されており、無理なく学びを続けられる環境が整っています。自分で調べるのも良いですが、お気軽に電話で尋ねてください。自分では調べきれない様々な情報をお伝えし、ご提案させていだきます。

FAQ|介護職員初任者研修の実習に関するよくある質問

Q1.
初任者研修では必ず現場実習を行うのですか?
A

必須ではありません。基本的には演習で現場に近い内容を学びますが、一部スクールでは希望者向けに実習を設けている場合もあります。

Q2.
実習がないと、介護の仕事に就くのが不安です。
A

実習がない分、演習時間が充実しており、ベッド・車いすなどの用具を使って現場に近い環境で練習します。加えて、研修後のOJTでスムーズに実務に入れるよう支援されるケースが多いです。今、現場で活躍している介護スタッフは全員、ゼロからスタートしております。未経験でも、新人研修や先輩方が丁寧に教えてくれます。技術より、介護の世界に入りたいという「こころ」があれば大丈夫です!

Q3.
実技試験ではどんな内容が出ますか?
A

移乗介助、排泄、清潔ケアなどが主な内容です。実際の演習で繰り返し練習し、安全性や声かけ、そして何よりも利用者との関わりを重視することで合格に近づけます。湘南国際アカデミーでは、みな確実に合格しております。つまり、研修を受けていれば必ず合格できる内容であるということです。「落とすための試験」ではなく、基礎的な介護技術ができているかの確認的な試験だと思っていただければと思います。

Q4.
湘南国際アカデミーのサポート体制は?
A

初心者でも安心して学べるように、実技の演習指導・就職支援・費用面の柔軟な制度が充実しています。説明会で個別相談も可能です。

まとめ・総括:実習を活かして介護職員初任者研修を成功させよう

介護職員初任者研修は、介護の基礎知識と技術を身につける大切な入り口です。現場実習が必須ではないとはいえ、演習によって実践的なスキルを確実に学べる構成となっています。

実習があるスクールや職業訓練を選ぶことで、現場経験を積むチャンスも得られます。修了後は介護職としての第一歩を踏み出す準備が整い、職場での自信にもつながります。

費用面やカリキュラムの違いを事前に比較し、自分に合った学び方を見つけることが成功への近道です。湘南国際アカデミーでは、こうしたニーズに応える柔軟な学習環境が整っており、安心して資格取得を目指せます。湘南国際アカデミーで、福祉の「知識」「技術」そして、「こころ」を学んでみませんか?介護職員初任者研修で、あたらしい「自分」に出会ってみてください。皆様とお会いできる日を、こころからお待ちしております!

この記事を書いた人
2006年に異業種から福祉業界へ転身。障害児者福祉を中心に、高齢者福祉や児童福祉に幅広く従事し、責任者、管理者、施設長として現場、管理業務、そして研修指導にも尽力。2023年11月より湘南国際アカデミー専任講師。「福祉=幸せ」をテーマに、利用者だけでなく関わる全ての人々が幸せを実感できる福祉を目指す。授業では知識や技術に加え、「心」の大切さを重視し、「一期一会」の精神で受講生に寄り添っている。好きなものは、ケンタッキー、お酒、中島みゆき、そして「笑顔」と「ありがとう」。
久保田 穂
藤沢校・横須賀校・海老名校・相模大野校・横浜戸塚校・横浜馬車道関内校・小田原校・横浜二俣川校
【所持資格】
介護福祉士・保育士
介護職のキャリアアップに役立つ講座多数!まずは資料請求!