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ガイドヘルパーとは?仕事内容や向いている人の特徴、資格の取得方法

  • 全身性障害者ガイドヘルパー養成研修

「人の役に立つ仕事がしたい」。そんな思いを持っている人にとって、「ガイドヘルパー」という仕事は非常にやりがいのある選択肢です。
視覚障がいや知的障がい、身体に不自由のある人が安心して外出できるようにサポートするガイドヘルパーは、単なる介助ではなく、「その人らしい暮らし」を支える重要な役割を担います。

この記事では、ガイドヘルパーの仕事内容や必要な資格、向いている人・向いていない人の特徴まで、これからガイドヘルパーを目指したい人に向けて詳しく解説します。

ガイドヘルパーの仕事内容

ガイドヘルパーとは、視覚障がいや知的障がい、肢体不自由などが理由で、一人で安全に外出するのが難しい人をサポートする専門職です。単なる「付き添い」ではなく、利用者が安心して外の世界とつながり、地域で生活を楽しむための橋渡しを担う大切な役割があります。

ガイドヘルパーの業務内容は、支援する対象者の障がいの種類や状態によって異なり、以下の三つの分野に分類されます。

同行援護

同行援護は、視覚に障がいのある人を対象にした外出サポートです。移動の介助に留まらず、周囲の状況を口頭で説明したり、段差や障害物の情報を伝えたりと、視覚情報の代わりとなる支援を行います。

例えば、買い物の際には商品の名前や値段、賞味期限などを正確に言葉で伝える役割を担います。また、名前を書く必要がある場面で代筆をしたり、レストランでメニューの読み上げ(代読)を行ったりもします。

ガイドヘルパー自身が車の運転をして利用者を送迎することはできませんが、タクシーなどに同乗して支援することは可能です。利用者の安全と快適な外出を第一に考え、柔軟かつ適切なサポートが求められます。

同行援護従業者養成研修(一般課程)に関しての詳細は、以下のページをご覧ください

☑視覚障害者の外出支援に必要な知識と技術を学ぶ「同行援護従業者養成研修(一般課程)」

行動援護

行動援護は知的障がいや精神障がい、発達障がいなどを持つ人の外出を支援する仕事です。対象となる人は、初めて行く場所に不安を感じたり、思いがけない行動をしたりすることもあるため、その場に応じて適切に対応しなければなりません。

例えば、外出前には「どこに行くのか」「何をするのか」をあらかじめ伝えて安心感を与えたり、もし現場でパニックや不安が生じた際には冷静に状況を判断し、臨機応変に対応したりすることが求められます。

また、食事やトイレの介助が必要なケースもあるため、身体介護を行う場面もあります。利用者ごとに必要な支援内容が異なるため、一人ひとりの個性や状態に合わせた柔軟な関わり方が重要になります。

全身性障がい者移動介護(全身性障がい者ガイドヘルパー)

全身性障がい者移動介護では、四肢に麻痺がある人や車椅子を使用している人など、重度の身体障がいを持つ人の外出を支援します。

支援する際は単に目的地への移動を補助するだけでなく、トイレや食事の介助、車椅子での移動ルートの確保、段差やトイレ設備の確認など、事前の準備と現場対応の両方が求められます。

例えば、目的地に行く前にバリアフリー対応のルートを調べておいたり、電車を使う場合には駅員の介助を手配したりすることも仕事内容に含まれます。

障がいの程度や種類によって支援の内容が大きく異なるため、状況に応じた判断力と柔軟性、そして信頼関係の構築が不可欠です。

全身性障害者ガイドヘルパー養成研修に関しての詳細は、以下のページをご覧ください

☑全身性障害者ガイドヘルパー養成研修の概要・取得方法・費用

ガイドヘルパーに向いている人の特徴

ガイドヘルパーは、身体的な介助だけでなく、利用者の気持ちに寄り添う力や、その場の状況を冷静に判断する力のほかに、人柄や対応力も大事になってきます。
ここからは、ガイドヘルパーに向いている人の特徴を具体的に見ていきましょう。

人と関わるのが好きな人

ガイドヘルパーの仕事は、基本的に一対一で利用者とじっくり関わることが中心です。会話を通じて安心感を与えたり、外出の場面で判断を共有したりと、人とコミュニケーションを取る場面が多くあります。

「人の話を聞くのが好き」「誰かの役に立てると嬉しい」といった気持ちを持っている人は、この仕事に大きなやりがいを感じるでしょう。

柔軟で臨機応変な対応ができる人

外出支援では、予定通りに進まないことも珍しくありません。突然の天候の変化、体調の不調、交通機関の遅れなど、その場の状況に応じた判断が求められることも多くあります。

マニュアル通りに進まないと焦ってしまう人よりも、状況を受け止めて柔軟に対応できる人がガイドヘルパーには向いています。冷静に対応できる力は、利用者にとっての安心材料にもなります。

一人の相手とじっくり向き合える人

施設介護と違い、ガイドヘルパーの仕事は一人の利用者に集中する時間が長いのが特徴です。長時間一緒に過ごす中で、少しずつ信頼関係を築いていく必要があります。

「相手のペースに合わせて寄り添いたい」「一対一でしっかり関わる仕事がしたい」と考える人には、ガイドヘルパーの仕事が合っていると言えるでしょう。

方向感覚がある、地図が読める人

ガイドヘルパーは、利用者と一緒に外出先へ向かうことが仕事です。知らない場所へ行く機会も多く、地図や交通ルートを自分で調べて、安全でスムーズな移動を実現する力が求められます。

方向音痴な人がまったく向いていないわけではありませんが、「地図を読むのが得意」「臨機応変にルート変更できる」といった資質は、仕事をする上で強みになります。

フットワークが軽くて行動力がある人

外出支援は基本的に屋外での業務となるため、行動的な人、動くのが苦でない人に向いています。買い物の付き添いや、日帰り旅行、イベント参加など、状況によって活動の範囲は大きく変わります。「家でじっとしているより、外に出て人と関わるのが好き」というタイプの人にとっては、楽しみながら働ける仕事です。

ガイドヘルパーは大変?向いていない人の特徴

ガイドヘルパーは、やりがいのある仕事である一方で、誰にでも簡単に務まるというわけではありません。中には「思っていたより大変だった」と感じる人もいるため、仕事の性質や現場の実態を正しく理解することが大切です。

ここでは、ガイドヘルパーの仕事に向いていないと感じやすい人の特徴や、仕事の難しさを感じやすいポイントを解説します。

体力や健康に不安がある人

外出支援では、歩く距離が長くなったり、暑さや寒さが厳しい状況での活動が続いたりすることもあります。また、重度障がいのある人への支援では、トイレ介助や車椅子の操作、荷物の持ち運びなど、体力が求められる場面も多いです。

自身の体調が安定していない場合、利用者の安全を確保することが難しくなるケースもあるため、無理のない範囲で働けるかを事前に見極める必要があります。
しかしながら、体力や健康に不安があるからこそ気づけることやサポートの仕方もありますので、もし不安な方は週に数日や数時間から始めても良いのではないでしょうか?

感情のコントロールが苦手な人

利用者の中には、不安からパニックを起こしたり、予想外の行動を取ったりする人もいます。そうした場面では、ガイドヘルパーが冷静であることが何よりも重要です。
怒りやイライラをすぐに表に出してしまう人、気持ちの切り替えが苦手な人は、かえって利用者に不安を与えてしまい、信頼関係を築くのが難しくなる場合があります。

同じ人と長時間関わるのが負担に感じる人

ガイドヘルパーの仕事では、基本的に利用者とマンツーマンで外出をサポートします。長時間一緒に行動するため、信頼関係を築くには丁寧な関わりと気配りが求められます。
したがって、人と長時間一緒にいると疲れやすい人や、一人の時間を重視したい人にとっては、精神的な負担が大きくなる可能性があるでしょう。

ガイドヘルパーになるには?

ガイドヘルパーとして働くためには、都道府県や指定研修機関が実施する養成研修を修了することが必要です。国家資格は不要ですが、支援する障がいの種類ごとに定められた研修を受講する必要があります。

研修には、視覚障がい者を支援する「同行援護従業者養成研修」、知的・精神障がい者を対象とする「行動援護従業者養成研修」、そして全身性障がい者向けの「全身性障害者ガイドヘルパー養成研修」の三種類があります。それぞれの研修で、必要な知識や技術を学び、修了証を取得します。

研修期間はおおむね2日から5日程度で、費用は2万円〜5万円前後が相場です。試験はなく、講義と実技を修了すれば資格が得られるため、未経験からでも比較的始めやすいのが特徴です。

修了後は、各自治体や事業所に登録し、ガイドヘルパーとして勤務することができます。正社員として働く人もいれば、登録ヘルパーとしてパート・アルバイトで活動する人もいます。自分に合った働き方を選べる点も、ガイドヘルパーの魅力です。

FAQ|ガイドヘルパーに関するよくある質問(FAQ)

Q1.
ガイドヘルパーの資格は誰でも取得できますか?
A

年齢や学歴に制限はなく、未経験者でも養成研修を修了すれば取得可能です。視覚障がいや知的障がい、全身性障がい者の支援内容に応じた研修を受ける必要があります。

Q2.
どんな人がガイドヘルパーに向いていますか?
A

人と関わるのが好きで、柔軟に対応できる方、冷静に行動できる方に向いています。一人の利用者とじっくり関わる姿勢も重要です。

Q3.
ガイドヘルパーになるにはどのような研修が必要ですか?
A

支援対象ごとに、同行援護、行動援護、全身性障がい者移動介護のいずれかの研修を受講し、修了する必要があります。研修期間は2~5日程度です。

Q4.
ガイドヘルパーの仕事に向いていない人は?
A

長時間の外出支援に体力が必要なため、健康に不安のある方や、感情のコントロールが難しい方には不向きです。また、マンツーマンの関わりが負担に感じる方も注意が必要です。

Q5.
湘南国際アカデミーではガイドヘルパー研修を受けられますか?
A

はい。湘南国際アカデミーでは、各種ガイドヘルパー養成研修を実施しており、経験豊富な講師と充実した就職支援体制で、安心して学べる環境が整っています。

ガイドヘルパーの仕事内容と適性を知って、一歩を踏み出そう

この記事では、ガイドヘルパーの仕事内容、向いている人・向いていない人の特徴、そして資格取得の方法について解説しました。

ガイドヘルパーは、外出に困難を抱える人の生活をサポートする重要な役割を担っており、利用者と一対一で向き合いながら信頼関係を築くことが求められます。向いている人には共通して、人への思いやりや柔軟な対応力があり、また体力や冷静な判断力も欠かせません。

しかし未経験から比較的始めやすく、研修も短期間で修了できるため、「誰かのために働きたい」と思っている人にはおすすめの職業です。

湘南国際アカデミーでは、ガイドヘルパーの養成研修を実施しており、経験豊富な講師陣による丁寧な指導と、就職支援までを見据えた充実したサポート体制をご用意しています。ぜひこの機会に、ガイドヘルパーとしての一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人
2006年に異業種から福祉業界へ転身。障害児者福祉を中心に、高齢者福祉や児童福祉に幅広く従事し、責任者、管理者、施設長として現場、管理業務、そして研修指導にも尽力。2023年11月より湘南国際アカデミー専任講師。「福祉=幸せ」をテーマに、利用者だけでなく関わる全ての人々が幸せを実感できる福祉を目指す。授業では知識や技術に加え、「心」の大切さを重視し、「一期一会」の精神で受講生に寄り添っている。好きなものは、ケンタッキー、お酒、中島みゆき、そして「笑顔」と「ありがとう」。
久保田 穂
藤沢校・横須賀校・海老名校・相模大野校・横浜戸塚校・横浜馬車道関内校・小田原校・横浜二俣川校
【所持資格】
介護福祉士・保育士
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