介護福祉士国家試験では、試験の申し込みから受験料の納付、必要書類の準備まで、正しい手順で進めることが合格への第一歩です。
第39回(2027年1月予定)からは、受験申し込み方法が大きく変わります。初めて受験する方を含む全員がインターネットで申し込めるようになり、これまで必要だった『受験の手引き』の紙請求も不要になります。
本記事では、湘南国際アカデミーの介護福祉士受験対策講師・江島一孝が、第39回の申し込み手順・必要書類・よくあるトラブル対処法をわかりやすく解説します。
※記事の途中に、全国の介護福祉士合格者が使用した介護福祉士受験対策教材「受かるんですシリーズ」の情報もありますので、ぜひご覧ください。
介護福祉士国家試験『受験の手引き』とは

『受験の手引き』とは、国家試験に必要な正式資料であり、申し込み方法、書類記入例、受験料、試験会場案内など必要事項が網羅されて全受験生に利用されてきましたが、第39回から申し込み方法が変わり大きく変わるため注意が必要です。次章で詳しく解説します。
そして、第39回も「介護福祉士国家試験のパート合格制度」が適用されているため、第38回で一部のパート(A・B・C)が不合格だった受験者が再受験する初めての国家試験となります。
第39回から『受験の手引き』の入手方法も全てオンライン化
第39回介護福祉士国家試験から、受験申し込み方法が大きく変わります。初めて受験する方を含む全員がインターネットでの申し込みとなります。第38回まで初回受験者に必要だった「受験の手引き」の紙請求が不要になり、手続きがよりスムーズになります。
第38回国家試験までとの違い
| 項目 | 第38回まで | 第39回から |
|---|---|---|
| 初回受験者の申し込み | 郵送申し込みのみ(インターネット不可) | 全員インターネット申し込み可 |
| 受験の手引き | 別途請求が必要 | マイページで完結(請求不要) |
| 受験料の支払い | コンビニ・ゆうちょ銀行のみ | クレジットカード・コンビニ払い |
| 書類の提出 | 郵送が基本 | 画像アップロードが基本 |
第39回(2027年1月実施)介護福祉士試験の概要と申し込み方法(予定)
現時点で公表されている情報をもとに、申し込みの流れをまとめました。詳細は2026年7月頃に公益財団法人社会福祉振興・試験センターから公表される予定です。
①試験センターのホームページで最新情報を確認(2026年7月頃公表予定)
②メールアドレスを登録してマイページを作成
③マイページに氏名・住所・連絡先などの個人情報を入力
④顔写真・実務経験証明書・実務者研修修了(見込)証明書などをスマートフォンで撮影してアップロード
⑤受験手数料をクレジットカードまたはコンビニ払いで支払い
⑥申し込み完了(受付期間:2026年8月上旬〜9月上旬予定)
介護福祉士合格の秘訣は満点を目指さない勉強法でした
介護福祉士国家試験には、講師でも迷うような難問が出題されます。
目的は、難問を解くことではなく合格することです。
合格に必要なのは「出やすい問題を確実に正解すること」。
- 出題頻度の高いポイントに絞った学習
- 落としてはいけない問題を確実に取る力
「受かるんですシリーズ」とは?
介護福祉士合格請負人のプロが作った湘南国際アカデミー独自の受験対策教材です。
📘 テキスト版:「丸わかりテキスト」
🎥 動画版:「丸わかり動画」
📱eラーニング:「解説付きWeb問題集」
実際に試験を受けるためには、必要書類の提出や受験料の支払いなどの手続きが必要です。提出期限を逃さないよう注意しましょう。ここでは、介護福祉士国家試験の申し込み方法を解説していきます。
必要書類と記入要項
受験申し込みに必要な書類は多岐にわたります。記載方法の不備により受験不可となる可能性もあるため、注意が必要です。
実務経験証明書・従事日数内訳証明書の記載方法
「実務経験証明書」は、一定期間の介護業務に従事していたことを証明するための必須書類です。事業所の管理者や代表者が内容を確認・記入し、署名・押印が必要となります。
勤務日数や従事内容が不正確だったり、計算方法が間違っていたりすると、受験資格が認められない恐れがあるため、証明者との事前確認は入念に行ってください。
記入漏れの多い項目には、通算日数・実働日数・従事期間の記載があります。『受験の手引き』の記入例と照らし合わせながら記入することが、不備を避けるポイントです。
実務者研修修了(見込)証明書の提出
実務経験ルートで受験する方の多くは、実務者研修を修了しているか、修了見込みである必要があります。その際には「実務者研修修了証明書」または「修了見込証明書」の提出が必要です。
証明書は各研修機関が発行しますが、申請から発行までに時間がかかる場合があるため、余裕を持って手続きを進めることが大切です。湘南国際アカデミーでは、受講修了のタイミングに合わせて証明書の発行スケジュールもサポートしており、安心して受験準備が進められます。
期限までに提出できない場合、せっかくの受験資格を失ってしまうこともあるため注意が必要です。
その他の必要書類一覧
本人確認書類として一般的に使用されるのは運転免許証、パスポート、マイナンバーカードなどのコピーです。コピーのサイズ、カラー指定なども細かく定められているため、手引きの指示に従って準備してください。
また、写真は「正面・上半身・無帽・背景なし」が原則で、撮影時期の制限もあります(例:3か月以内)。サイズや裏面記載の有無など、細部にも注意しましょう。
書類の準備が完了したら、提出前にすべての書類に日付・署名・捺印があるか確認を行い、順番にチェックしながら封入するとミスを減らせます。
受験申し込み時のよくあるトラブルへの対処法
書類不備や受験票の未着など、申し込み時にはさまざまなトラブルが起こる可能性があります。対処法を事前に把握しておくと安心です。ここではよくあるトラブルへの対処法をお伝えします。
受験票が届かない場合
通常、受験票は10月中旬から下旬にかけて発送されますが、天候不順や年度によって若干前後することがあります。もし発送予定日を過ぎても受験票が届かない場合は、試験事務局に早めに連絡しましょう。
住所の記入ミスや郵送トラブルが原因となっていることもあり、問い合わせることで再発行や対応方法が案内される場合があります。
受験票は試験会場・受験番号などの確認にも不可欠なため、届かない場合は必ず行動を起こすようにしましょう。問い合わせ先は『受験の手引き』や公式サイトで確認できます。
受験票に『見込』と記載されたとき
「実務者研修修了見込」など、試験申し込み時点で要件を満たしていない場合、受験票に「見込」と記載されることがあります。これは仮の受験資格が認められている状態を示し、指定期日までに必要書類を追加提出する義務があることを意味します。
たとえば「修了証明書」や「従事日数証明書」などの提出が期限までに行われないと、受験資格を失う可能性があります。研修機関との連携や書類の取得スケジュールを逆算し、確実に間に合わせるようにしましょう。
湘南国際アカデミーでは見込受験の方向けに、書類提出のフォローも行っています。
介護福祉士国家試験の試験日程とパート合格制度
第39回介護福祉士国家試験日:令和9年1月最終日曜日(予定)
介護福祉士国家試験は年1回、例年1月下旬の日曜日に筆記試験が実施されます。2026年度も上記の日程で予定されており、受験会場は全国に設けられます。遠方の会場で受験する場合は、事前に交通手段や宿泊先を確保しておくと安心です。
全国の試験会場についての詳細は以下のページで紹介しています。
⇒「介護福祉士国家試験の会場はどこ?最新情報と受験対策」
第39回介護福祉士国家試験の変更事項|パート合格制度について
第38回介護福祉士国家試験から介護福祉士のパート合格制度が導入されたこともあり、当日のスケジュールの変更として第38回より試験時間が午前・午後ともに5分間延長されました。パート合格制度とは、試験科目と領域が以下の表のとおりA,B,Cの3つのパートに分かれており、もし仮に不合格となったパートがあった場合には、次年度の介護福祉士国家試験で合格できなかったパートだけを受験することになります。
引用及び参照元:社会福祉振興・試験センター公式HP「介護福祉士 試験概要」
引用元;社会福祉振興・試験センターHP「パート合格(合格パートの受験免除)がスタートします!」
| 第38回介護福祉士国家試験日 令和1月25日(日曜日) | ||||
|---|---|---|---|---|
| 試験時間 | パート区分 | 試験科目 | 領域 | |
| 午前 | 10時00分~11時45分 〇弱視等受験者(1.3倍) 10時00分~12時20分 〇点字等受験者(1.5倍) 10時00分~12時40分 〇EPA受験者(1.5倍) 10時00分~12時40分 〇EPA候補者以外の外国人の 方等で希望した受験者(1.5倍) 10時00分~12時40分 |
A | 人間の尊厳と自立 | 人間と社会 |
| 介護の基本 | 介護 | |||
| 社会の理解 | 人間と社会 | |||
| 人間関係とコミュニケーション | 人間と社会 | |||
| コミュニケーション技術 | 介護 | |||
| 生活支援技術 | 介護 | |||
| 午後 | 13時40分~15時35分 〇弱視等受験者(1.3倍) 13時40分~16時15分 〇点字等受験者(1.5倍) 13時40分~16時35分 〇EPA受験者(1.5倍) 13時40分~16時35分 〇EPA候補者以外の外国人の 方等で希望した受験者(1.5倍) 13時40分~16時35分 |
B | こころとからだのしくみ | こころとからだのしくみ |
| 発達と老化の理解 | こころとからだのしくみ | |||
| 認知症の理解 | こころとからだのしくみ | |||
| 障害の理解 | こころとからだのしくみ | |||
| 医療的ケア | 医療的ケア | |||
| C | 介護過程 | 介護 | ||
| 総合問題 | 全領域 | |||
試験当日は、試験開始時間のかなり前に受付が始まるため、時間に余裕を持って会場に到着しましょう。午前・午後の2部構成で試験が行われることに変更はありません。
試験会場や試験時間、持ち物等は『受験の手引き』にも詳細が記載されていますので、できるだけ早めに詳細確認を済ませて体調管理も含めて万全の準備をしておきましょう。
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介護福祉士合格発表の流れ
第39回介護福祉士国家試験合格発表日:令和9年3月中旬(予定)
第39回介護福祉士国家試験の合格発表は令和9年3月中旬(予定)に試験センターのホームページに掲載されます。自宅には合格通知が郵送されます。その後、合格者は速やかに登録申請を行い、介護福祉士として正式に認定されます。申請書類の不備や遅延がないよう、事前に準備しておくことも大切です。
試験勉強の進め方と対策ポイント
合格するためには計画的な学習が必要です。ここでは過去問やテキストの使い方や効果的な試験対策を解説していきます。
テキストや参考書の上手な使い方
国家試験対策において、テキストや参考書の選び方と使い方は合否を分ける重要なポイントです。数冊をやみくもに使うより、自分に合った1~2冊を中心に繰り返し読み込む方が効果的です。
章ごとに要点をまとめたり、チェックリストを作成するなど、アウトプットを意識した使い方をすると知識が定着しやすくなります。特に理解が浅い分野は、テキストを再確認することで基礎から見直す機会にもなります。
Webの問題集などと併用して使えるテキストなら、学習効果や相乗効果を期待できるのでおすすめです。
全国の介護福祉士合格者が愛用したおすすめのテキストはこちら⇒「丸わかりテキスト」
過去問・模擬試験の活用法
過去問題は、出題傾向を把握するための最良の教材です。3〜5年分を繰り返し解くことで、頻出分野や自分の苦手なテーマが明確になります。時間を計って本番に近い環境で解くと、試験慣れにもつながります。
模擬試験は、時間配分や本番の雰囲気を体感するために有効で、試験前には少なくとも1回は受けておくと安心です。結果を点数だけで判断せず、間違えた問題の復習や理解不足の洗い出しに役立てましょう。
湘南国際アカデミーでは、模試を含む受験対策講座も実施しており、個別にフィードバックを受けながら対策できます。
試験直前対策と当日の注意点
試験直前期には、無理な詰め込み学習ではなく、これまでの総復習を中心に取り組むことが大切です。暗記科目や数字の確認、制度名などミスしやすいポイントを重点的に見直しましょう。
試験前日はしっかり休息をとり、当日は早めに会場に向かうようスケジュールを立てておくと安心です。受験票や身分証、筆記用具などを前日までに準備し、万全の状態で試験に臨みましょう。
会場の雰囲気や緊張感にのまれないよう、模試での経験を思い出しながら落ち着いて取り組むことが合格への鍵です。
第38回介護福祉士国家試験の解答速報はこちらをご覧ください
FAQ|介護福祉士『受験の手引き』に関するよくある質問
- Q1.『受験の手引き』の取り寄せ方法は受験ルートによって違いますか?
- A
基本的には共通ですが、EPAルートや特別枠などでは専用の手引きが発行される場合があります。自分がどのルートに該当するかを確認し、適切な資料を請求することが重要です。
- Q2.再受験の場合も新たに手引きを取り寄せる必要がありますか?
- A
はい。前回の手引きや受験票は使えません。最新版の手引きを取り寄せて、提出書類や日程などが変更されていないかを確認してください。
- Q3.パート合格制度とは何ですか?
- A
第38回試験から導入された新制度です。試験はA・B・Cの3つのパートに分かれており、いずれかのパートで不合格となった場合でも、次回試験ではそのパートのみを再受験することが可能です。
- Q4.試験当日の持ち物やスケジュールはどこで確認できますか?
- A
詳細は試験センターから配布される『受験の手引き』に記載されています。試験開始時間の前に受付が始まるため、時間に余裕をもって行動しましょう。
- Q5.合格後の登録手続きはどうなりますか?
- A
合格通知とともに登録申請書が届きます。登録料を支払い、申請書を提出することで、正式に介護福祉士として登録されます。忘れずに対応を行いましょう。
まとめ|『受験の手引き』の準備と受験対策は早めが肝心
介護福祉士国家試験を確実に乗り越えるには、『受験の手引き』を早期に入手し、内容を正しく理解することが出発点です。書類の準備、申し込み、そして受験対策まで、すべてのプロセスで丁寧な対応が求められます。
特に実務経験証明や修了見込証明など、揃えるのに時間がかかる書類もあるため、余裕を持ったスケジューリングが不可欠です。試験の難易度が年々上がっている中、合格を勝ち取るには「基礎力」と「情報力」の両方が鍵となります。
湘南国際アカデミーでは、介護福祉士を目指す皆様に対して、実務者研修から試験対策までを一貫してサポートしています。高い合格実績を誇る講師陣のもと、安心して受験準備に取り組める環境を整えていますので、ぜひ一度ご相談ください。
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