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認知症の方々とそのご家族に寄り添う介護は、深い理解と専門的なスキルが求められます。
認知症介護実践者研修の概要と、この研修を受けることで得られるメリット、受講方法や費用について詳しく解説します。
認知症介護実践者研修は、介護実務者および指導する立場にある介護職員を対象に認知症介護の技術や知識を修得させ、認知症介護の専門職員を養成することで、認知症介護サービスの充実を図ることを目的としています。
日本国内での高齢化が進む中、認知症ケアの専門家は今後ますます重要になってきます。
認知症介護実践者研修の受講要件と対象者は以下のいずれかに該当している必要があります。
① 介護保険施設等に勤務する介護職員で、認知症の知識に関して、介護福祉士同等の知識を取得している者であり、かつ介護現場に2年以上の方。
② 地域密着型サービス事業の管理者、計画作成者変更に伴い、新たに管理者・計画作成担当者として従事する方。
③ 地域密着型サービス事業を設立予定で管理者又は計画作成担当者として勤務予定の方など、認知症介護に関して介護福祉士と同等の知識を習得していること、実務経験が2年程度必要なこと、また、施設内で介護のチームリーダーであったり、近い将来そうなる予定である方。
ある程度実務経験がある介護職員、管理者が主な対象となります。未経験者や介護の仕事を始めてまだ日が浅い方で認知症ケアについて学びたい方は、まず初任者研修などで介護の基本的な知識・スキルを習得しましょう。
認知症介護実践者研修を通して、認知症ケアの理念、知識、スキルを学ぶことで、現場の対応に自信がつき、認知症ケアのプロとして業務の幅も広がるでしょう。
認知症介護実践者研修は単発研修とは違い、6日間の通学に加え、4週間の職場実習で学んだことを実践するので、認知症ケアの知識・スキルがしっかりと身に付くはずです。
認知症介護実践者研修修了者は、事業所によっては資格手当が支給される場合があり、数千円~1万円程度が月給にプラスされます。
また、経験と知識を認められて管理者になればさらに役職手当もつき、年収アップにつながります。
認知症介護実践者研修を修了していることで、ご自身の認知症ケアに対する理解度や保有しているスキルをアピールしやすくなります。
また、認知症介護実践者研修を修了している介護職員を採用したい介護サービス事業所もあるため、その際資格があると有利です。
認知症介護実践者研修のカリキュラムは自治体によって、多少異なりますので、こちらでは横浜市のカリキュラムをご紹介いたします。
認知症介護実践者研修は、通学6日間と職場実習4週間のカリキュラムとなっています。
詳しいカリキュラムの内容は下記の通りです。
カリキュラム内容 | |
---|---|
1回目 |
・オリエンテーション ・認知症ケアの理念・倫理と意思決定支援 ・生活支援のためのケアの演習1 |
2回目 |
・生活支援のためのケアの演習1 ・QOLを高める活動と評価の観点 ・家族介護者の理解と支援方法 ・権利擁護の視点に基づく支援 ・地域資源の理解とケアの活用 |
インターバル(2週間) | ・インターバル期間 |
3回目 |
・学習成果の実践展開と共有 ・生活支援のためのケアの演習2 |
4回目 | アセスメントとケアの実践の基本 |
5回目 |
・職場実習の課題設定 ・職場実習に関する事務連絡 |
自施設実習(4週間) | ・職場実習(アセスメントとケアの実践) |
6回目 | ・現場実習評価◉修了証書授与 |
2日目までに学んだ内容を自分の職場で実践展開(確認)し、学びを深めていただく期間のことです。
5日目に行われた「職場実習の課題設定」に基づいてケアを実践し、職場管理者や他のスタッフにもその取り組みを確認していただきます。
認知症介護実践者研修は、研修をすべて受講し、報告書を提出することで修了となります。
そのため、筆記試験などの修了試験は実施されません。
認知症介護実践者研修を修了した後のキャリアパスには、さまざまな進路があります。
まず、この研修を修了することで、認知症のある人々への専門的なケア技術や理解を深めることができます。
これにより、介護施設や病院、地域包括支援センターなどでの就職や給与アップに有利になることが期待されます。
また、この研修を活かして、認知症ケアのコンサルタントや講師として独立する道もあります。
これには、更なる専門知識や経験が求められますが、社会的な需要は高まっています。自身の経験を基に、他の介護職員の教育や指導に携わることで、認知症ケアの質の向上に貢献できます。
さらに、研修で得た知識を生かし、地域社会における認知症の啓発活動やサポートグループの運営に関わることも可能です。
こうした活動は、認知症に関する正しい理解を広めることに繋がり、地域全体の認知症ケアの向上に貢献します。
このように、認知症介護実践者研修を修了した後のキャリアパスは多岐にわたり、自身の興味や能力に応じて様々な道が開けます。
常に最新の知識を習得し、専門性を高めることが重要です。
認知症介護実践者研修の申込については、自治体のホームページをチェックしてみてください。
湘南国際アカデミーでは、横浜市・相模原市・藤沢市指定認知症介護実践者研修を定期開催しており、当校にて申込を受け付けております。
当校での受講を希望される場合は、当校へ受講申込書をご提出ください。
開催場所、開催時間は実施する自治体のホームページまたは、湘南国際アカデミーのように自治体より指定を受けたスクールのホームページにてご確認ください。
受講費用はスクールで受講する場合、大体5万円前後が相場となっています。
湘南国際アカデミーでは、卒業生割引制度をご用意しております!
自治体で実施している研修では、受講費用の一部または全額を補助していることがあります。
この場合、年度によって募集期間と定員が設けられていたり、抽選が必要など、条件がありますので、自治体のホームページを事前にチェックしておきましょう。
湘南国際アカデミーでは、各種助成金などの申請サポートも行っております。
受講費用にお困りの方は、是非ご相談ください。
湘南国際アカデミーの認知症介護実践者研修は最大16名の少人数制で、ベテラン講師が一人一人しっかりフォローさせていただきます!
インターバル期間、職場実習期間も、質問や相談があれば講師がお答えいたします。
認知症介護のスペシャリストになれるよう一緒に頑張りましょう。
湘南国際アカデミーの認知症介護実践者研修は、修了するまでの課程もとても大切にしており、皆さんが職場実習で良い成果を得られるよう課題設定など丁寧にサポートいたします。
是非湘南国際アカデミーで、認知症ケアのスペシャリストを目指しましょう!
【所持資格】
介護福祉士、介護福祉士実習指導者、介護支援専門員、福祉用具専門相談員