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介護福祉士試験の合格率はどれくらい?試験概要と合格に近づく勉強法

  • 介護福祉士受験対策講座
介護福祉士試験の合格率はどれくらい?試験概要と合格に近づく勉強法

介護福祉士は、介護業務に関する専門知識とスキルを証明する資格です。取得することでキャリアアップの道が開けたり、職場で高い評価が得られたりと、いくつかのメリットがあります。一方で、資格を取得するには試験に合格する必要があるため、その合格率が気になっている人もいるのではないでしょうか。この記事では、介護福祉士試験の直近10年間の合格率をまとめました。加えて、合格に近づく効果的な勉強法を解説します。

介護福祉士の概要

まずは、介護福祉士がどのような資格なのかについて見ていきましょう。

介護福祉士とは

介護福祉士は、介護職の中で唯一の国家資格です。1987年に制定された「社会福祉士及び介護福祉士法」に基づき、介護福祉士資格制度が創設されました。一定の条件を満たした人が試験を受けられ、合格すると正式に介護福祉士として認められます。参照元:厚生労働省「社会福祉士及び介護福祉士法」

介護福祉士に関しての詳細は、以下のページをご覧ください

☑介護福祉士とは|役割・資格取得方法・キャリアアップを解説

介護福祉士試験の受験資格

介護福祉士試験を受験するためには、いくつかの条件を満たす必要があります。ルートは全部で4つあり、それぞれ必要な条件が異なります。

・実務経験ルート
・福祉系高校ルート
・養成施設ルート
・EPAルート

なお、このうちEPAルートで受験できるのはインドネシア、フィリピン、ベトナムいずれかの国籍を持つ人のみです。

介護福祉士国家試験の受験ルートごとの条件
ルート名具体的な条件
実務経験ルート介護の実務経験が3年以上あり、なおかつ介護福祉士実務者研修を修了していること
または介護の実務経験が3年以上あり、なおかつ介護職員基礎研修と喀痰吸引等研修の2つを修了していること
福祉系高校ルート指定された福祉系高校を卒業し、9カ月以上の実務経験を積んでいること
養成施設ルート専門学校や短期大学などの介護福祉士養成施設に通い、卒業の資格を得ていること

参照元:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「介護福祉士国家試験 受験資格(資格取得ルート図)」

介護福祉士に合格すると何ができるようになるのか

介護福祉士の資格を取得すると、より責任ある業務を任せてもらえるようになります。介護計画の作成や指導する立場での業務遂行など、より専門的な役割の仕事ができます。また、介護に関連する詳しい知識を持つ介護福祉士は施設側からの需要が大きく、就職や転職にも有利に働きます。さらに、将来的にはケアマネジャー(介護支援専門員)などの上位資格へのステップアップも視野に入れられるため、キャリアアップの可能性が広がることも特徴です。

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介護福祉士試験の合格率

2025年に実施された介護福祉士試験の合格率は78.3%です。3年ぶりに80%を下回る結果になりました。
過去10年間の合格率を表にまとめています。ここ3年間は比較的高い合格率となっているのがわかります。

2025年 2024年 2023年 2022年 2021年 
78.3% 82.8% 84.3% 72.3% 71.0% 
2020年 2019年 2018年 2017年 2016年 
69.9% 73.7% 70.8% 72.1% 57.9% 

介護福祉士の資格取得に向けて知っておきたいこと

介護福祉士試験に向けた効果的な勉強を始める前に、試験の形式や出題範囲、申し込み方法などの情報を押さえておきましょう。

試験の形式

介護福祉士試験は年に1回、1月下旬に全国各地で実施されます。合否が発表されるのは3月の下旬です。試験形式は筆記試験のみで、マークシート方式の問題です。試験問題は全125問で、複数の分野からバランスよく出題されます。試験は午前と午後に分かれていて、午前の部が100分、午後の部が120分です。
かつては実技試験がありましたが2022年度をもって廃止となりました。現在は筆記試験の得点のみで合否が判定されます。

試験の出題範囲

介護福祉士試験の出題範囲は、13の 科目群から構成されています。

  • ■科目群
  • 人間の尊厳と自立
  • 人間関係とコミュニケーション
  • 社会の理解
  • こころとからだのしくみ
  • 発達と老化の理解
  • 認知症の理解
  • 障害の理解
  • 医療的ケア
  • 介護の基本
  • コミュニケーション技術
  • 生活支援技術
  • 介護過程
  • 総合問題

注意すべき点は以下の11科目群で1問以上の正解が必須となっていることです。

  • 人間の尊厳と自立・介護の基本
  • 人間関係とコミュニケーション・コミュニケーション技術
  • 社会の理解
  • こころとからだのしくみ
  • 発達と老化の理解
  • 認知症の理解
  • 障害の理解
  • 医療的ケア
  • 生活支援技術
  • 介護過程
  • 総合問題

つまり、無得点の科目があると、他の科目の得点にかかわらず不合格となります。したがって勉強する際は特定の科目に偏らず、バランスよく学習を進めることが重要になります。

試験の申し込み方法

介護福祉士試験の申し込みは、毎年8月上旬から9月上旬にかけて行われます。受験申込書の提出期間と試験日の間に数カ月間の開きがあるので、申し込み時期に気をつけましょう。
受験の申し込みは公益財団法人社会福祉振興・試験センターの公式サイトからか、郵送で必要書類を取り寄せて行います。初めて試験を受ける人はインターネット上からの申し込みができないので、書類を送る形で申し込むことになります。

試験の勉強時間の目安

介護福祉士試験の合格を目指すには、一般的に300時間から500時間程度の学習が必要とされています。試験の1年前から、1日1~2時間の学習を開始する計算です。ただし、実務経験の程度や基礎知識の習熟レベルによって必要な勉強量の個人差があるため、この時間はあくまで目安になります。

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介護福祉士の資格取得に向けた試験勉強の効果的な方法

介護福祉士試験の合格を目指すには、効率的かつ効果的な勉強法が不可欠です。ここでは、多くの合格者が実践してきた試験対策の方法を紹介します。

過去問を徹底的に解く

試験対策の要となる勉強法が過去問演習です。過去問で出題傾向を把握し、頻出するテーマを重点的に復習できます。現在の試験傾向を反映している直近5年分の過去問を解くと良いでしょう。
もし間違えたときは単に答えを覚えるのではなく、なぜそのような解答になるのかを理解することが大切です。間違えた問題は、復習ノートにまとめて弱点の把握と克服に努めましょう。
また、本番と同じ試験時間内で解くのもおすすめです。試験当日の時間配分の感覚も養えます。

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参考書と問題集を活用する

参考書は、自分の学習スタイルに合ったものを選ぶことが重要です。例えば、図や表を多用した視覚的な参考書や、要点をコンパクトにまとめた参考書など、幅広いタイプがあります。問題集は分野別・レベル別に使い分けて、無理なくステップアップできるものを選びましょう。いきなり応用レベルの問題集を買っても、効率よく進めるのは難しいです。
さらに、音声講義や動画講座も併用することで、通勤時間や家事の合間などのスキマ時間を効率よく活用できます。

計画を立てて学習を継続する

介護福祉士試験の合格には、計画的な学習と継続が不可欠です。試験日から逆算して月単位・週単位の学習計画を作成しましょう。計画を立てる際は、自分の生活リズムや仕事の状況を考慮し、無理なく続けられるようにすることが重要です。
また、定期的に進捗を見直して調整することで、より現実的な計画に改善できます。モチベーション維持や今の現在地把握のために、模擬試験や小テストを計画に組み込むのも良いでしょう。
継続的な学習は、知識の定着だけでなく、試験に対する自信にもつながります。

FAQ|介護福祉士の合格率に関するよくある質問

介護福祉士試験の合格を目指す方の多くが、「合格率は実際どうなの?」「どれくらい勉強すれば良い?」など、具体的な不安や疑問を抱いています。ここでは、介護福祉士試験に関してよくある質問をピックアップし、わかりやすくお答えします。

Q1.
介護福祉士国家試験の合格率は高いのですか?
A

はい。ここ数年は70〜80%台で推移しており、国家資格の中では比較的高い合格率です。ただし、合格のためには出題範囲をバランスよく学習することが重要です。

Q2.
どれくらい勉強すれば合格できますか?
A

一般的には300〜500時間が目安とされます。1日1〜2時間、約1年かけて計画的に取り組む方が多いですが、実務経験や知識量に応じて調整が必要です。

Q3.
過去問はどれくらいやるべきですか?
A

直近5年分を中心に繰り返し取り組むのがおすすめです。出題傾向や頻出テーマの把握に役立ちます。間違えた問題は復習して、理解を深めましょう。

Q4.
実技試験はありますか?
A

現在は筆記試験のみです。実技試験は2022年度をもって廃止されましたので、筆記に集中して対策を進めてください。

Q5.
湘南国際アカデミーでは介護福祉士試験の対策講座もありますか?
A

はい。湘南国際アカデミーでは、実務者研修とセットで国家試験対策講座をご用意しています。過去問演習や模試、講師による丁寧な解説で、初めての方でも安心して学べる環境を整えています。

介護福祉士国家試験・受かるんです

介護福祉士への合格を目指して勉強の計画を立てよう

今回は介護福祉士の試験について解説しました。介護福祉士の試験は受けるまでの条件が多くあるものの、ここ5年間の合格率は70%から80%前後で推移しており、比較的高い合格率であることがわかります。
介護福祉士試験は、計画的な準備とコツコツした努力が大切です。今回の記事で紹介した勉強法を参考にしつつ、自分に合った学習計画を立ててみましょう。過去問や参考書を活用し、出題傾向を把握して効率よく学ぶことが合格への近道となります。
晴れて試験に合格した後は、さらなるスキルアップやキャリアアップが期待できます。介護福祉士としての資格を活かせば、より質の高い介護サービスの提供が可能になり、多くの人々の生活の質向上に貢献できるでしょう。

湘南国際アカデミーでは、介護福祉士を目指す皆さまに向けて、実務者研修国家試験対策講座をセットでご提供。過去問演習、模擬試験、質問対応、給付金制度の活用など、合格に向けた“トータルサポート”をお約束します。

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この記事を書いた人
元ユニットリーダー研修指導者。10年在籍した介護老人福祉施設の現場では、研修受け入れ担当者として、年間100名以上の研修生の指導にあたる。湘南国際アカデミーでは、介護職員初任者研修や実務者研修、介護福祉士国家試験受験対策講座の講師や介護福祉士受験対策テキストの執筆などを担当する傍ら、ケアする側もケアするという立場で、介護をする側のQOL向上のためのイベントや総合的なサポートを手掛けている。
その他、介護事業所や医療機関などにおいて当校の「事業所内スキルアップ研修」の企画・提案・実施など各事業所用にカスタマイズする研修をプロデュースし、人材確保・育成・定着に向けた一連のプログラムを手掛けている。
江島 一孝
藤沢校・横須賀校・海老名校・相模大野校・横浜戸塚校・横浜馬車道関内校・小田原校・大和校・横浜二俣川校
【所持資格】
介護福祉士・介護福祉士実習指導者・介護支援専門員・福祉用具専門相談員