平成28年度(第29回)の介護福祉士国家試験からは、実務経験ルートを通る方の場合、受験資格が変更されます。
今までと同じ受験資格である「実務経験3年以上」に加え、「実務者研修の修了」が義務付けられることになりました。
実務者研修は受講時間が450時間となっているのですが、実は自分がどのような介護資格を取得しているのかによって、その受講時間が異なってくるのです。
そこで、どのような資格を取得していると受講時間がどのくらいとなるのか、目安程度にご紹介していこうと思います。
所持資格によって異なる受講時間
”実務者研修は450時間ある”というのは、あくまでも介護資格をお持ちでは無い無資格者の方の場合です。
所有している介護資格によって免除される部分がありますので、人それぞれ受講時間が異なるのです。
以下、介護資格別に、合計受講時間を見てみましょう。
○介護職員初任者研修修了者・・・320時間
○旧ホームヘルパー1級取得者・・・95時間
○旧ホームヘルパー2級取得者・・・320時間
○旧ホームヘルパー3級取得者・・・420時間
○介護職員基礎研修修了者・・・50時間
○無資格者・・・450時間
このように、無資格者の方であれば最大時間の450時間を受講することになりますが、最短の受講時間は50時間となっています。
介護未経験者の場合でも受講できる?
実務経験3年以上+実務者研修(実務経験ルート)で、介護福祉士の国家資格取得を目指している方はもちろんのこと、介護に携わったことが無いという無資格者の方も受講できる事になりますので、とても幅広く開放されている研修だと言えます。
とはいえ、この実務者研修を受講される方は、ほとんどが現在介護に携わっている方となります。
内容も、知識や技術をさらに高めるものとなることが多くなりますので、もしこれから介護に携わることを目指しておられる方であれば、まずは介護職員初任者研修から受講されることをおすすめします。
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【経歴】
訪問介護を中心に在宅サービスにおいて11年以上の現場経験を持ち、主に障害者・高齢者の訪問介護、サービス提供責任者、福祉用具相談業務にあたる。湘南国際アカデミーでは、介護職員初任者研修や実務者研修、介護福祉士国家試験受験対策講座、介護事業所の企業内研修の講師や介護福祉士受験対策テキストの執筆などを担当している。
特に介護技術におけるボディメカニクスに関する講座を専門としており、同講座は受講生からの評価も高く、介護事業所からは社員研修の講師としても高い評価を受けている。
【担当講座】
介護職員初任者研修・実務者研修・事業所内レベルアップ研修・介護福祉士国家試験受験対策講座・etc.
和田 賢吾