こんにちは!
湘南国際アカデミーで介護職員初任者や実務者研修、介護福祉士受験対策講座の講師及び総合サポートを担当している江島です!
2023年(令和5年)第35回介護福祉士国家試験を受験された皆さま、本当にお疲れ様でした。
受験を終えた皆さまは、インターネット上の解説速報などで自己採点はされましたか?
まずは、解答を知りたいという方は、当校ホームページの「解答速報」をご覧ください。
このページでは、【人間の尊厳と自立】から出題された問題の解答・解説を致します。
<領域: 人間と社会>人間の尊厳と自立
問題1
利用者の生活の質(QOL)を高めるための介護実践に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 日常生活動作の向上を必須とする。
2 利用者の主観的評価では、 介護福祉職の意向を重視する。
3 介護実践は、家族のニーズに応じて行う。
4 福祉用具の活用は、利用者と相談しながら進める。
5 価値の基準は、全ての利用者に同じものを用いる。
解答:4
解説:適切な福祉用具の活用は、利用者の生活の質(QOL)を高めることに繋がります。適切な福祉用具の活用のために、利用者と相談をしながら検討することが大切です。
問題2
Aさん(25歳、男性、障害支援区分3) は、網膜色素変性(retinitispigmentosa) で、移動と外出先での排泄時に介助が必要である。同行援護を利用しながら、自宅で母親と暮らしている。 音楽が好きなAさんは合唱サークルに入会していて、月1回の練習に参加している。
合唱コンクールが遠方で行われることになった。同行援護を担当する介護福祉職は、Aさんから、「コンクールに出演したいが、初めての場所に行くことが心配である」と相談を受けた。
介護福祉職のAさんへの対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 合唱コンクールへの参加を諦めるように話す。
2 合唱サークルの仲間に移動の支援を依頼するように伝える。
3 一緒に交通経路や会場内の状況を確認する。
4 合唱コンクールに参加するかどうかは、母親に判断してもらうように促す。
5 日常生活自立支援事業の利用を勧める。
解答:3
解説:「コンクールに出演したいが、初めての場所に行くことが心配である」というAさんからの相談を受けているため、一緒に確認を行い、心配ごとに寄り添える対応が適切です。
各科目ごとの解説はこちら
- 人間の尊厳と自立 (当ページ)
- 人間関係とコミュニケーション
- 社会の理解
- こころとからだのしくみ
- 発達と老化の理解
- 認知症の理解
- 障害の理解
- 医療的ケア
- 介護の基本
- コミュニケーション技術
- 生活支援技術
- 介護過程
- 総合問題
引用:上記の各問題は、2023年(令和5年)第35回介護福祉士国家試験問題より抜粋
この解答・解説は湘南国際アカデミー独自の見解によるものですので、実際の正解とは異なる場合があります。
この速報の内容は事前の予告なく、内容を修正する場合があります。
自己採点結果による「合否判定」のお問い合わせはお受けできませんので、ご了承ください。
元ユニットリーダー研修指導者。10年在籍した介護老人福祉施設の現場では、研修受け入れ担当者として、年間100名以上の研修生の指導にあたる。湘南国際アカデミーでは、介護職員初任者研修や実務者研修、介護福祉士国家試験受験対策講座の講師や介護福祉士受験対策テキストの執筆などを担当する傍ら、ケアする側もケアするという立場で、介護をする側のQOL向上のためのイベントや総合的なサポートを手掛けている。
その他、介護事業所や医療機関などにおいて当校の「事業所内スキルアップ研修」の企画・提案・実施など各事業所用にカスタマイズする研修をプロデュースし、人材確保・育成・定着に向けた一連のプログラムを手掛けている。
【所持資格】
介護福祉士、介護福祉士実習指導者、介護支援専門員、福祉用具専門相談員