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介護の基本的な考え方と初任者研修の全体像を理解して効率的に資格取得

  • 介護職員初任者研修

「福祉って何ですか?」。私は授業の初日に必ず受講生にこの質問をします。ほとんどの人が「福祉」という言葉は聞いたことがあり、普段使っている言葉なのに、改めて問われると何て答えればよいのかわからない。「介護」という言葉もその一つではないでしょうか。実際の介護現場では、利用者の尊厳を守り、自立を支援することが求められます。利用者一人ひとりが安心して暮らせる環境を整えるためには、その人の身体状態や心理状況を十分理解し、適切なケアを行うことが必要となってきます。そして、利用者の意思を尊重し、質の高い生活を支える視点が重要な要素となります。

本記事では、介護職員初任者研修の全体像を把握し、あなたらしく資格取得を目指すためのポイントを解説していきます。そして本記事に目を通していただくことが「介護とは何か?」を考えるきっかけとなればと思っております。初任者研修は「介護の入門資格」として位置づけられており、約130時間の実技を含んだ学習と修了試験でなりたっています。ただし、実際には多様なカリキュラム内容やスクール選びの考え方がありますので、自分に合った学習方法やスクールを選択することがポイントになってきます。

介護の基本的な考え方と初任者研修を受講する必要性

介護の仕事に携わる上で、まず理解しておくべきなのが「尊厳の保持」と「自立支援」という介護の基本理念です。わかりやすく言うと「私らしく生きる」という当たり前のことです。しかし、この「当たり前」こそ、本当はとても難しいことなのではないでしょうか?この利用者が「私らしく日常生活を送れる」ようお手伝いしていくことが、介護職の大切な役割です。

家族介護とは異なり、介護を「仕事」として行うならば、基本的な理念に基づいたケアを実践することが求められます。つまり「専門性」です。そのためには、専門的な知識や技術の習得が不可欠となってきます。そこで、介護職員初任者研修での学びが、あなたの介護の世界への出発点となることでしょう。初任者研修では、安全な身体介助やコミュニケーションの基礎を体系的に学ぶことができ、介護現場での実践に直結する基本的なスキルが身につきます。

また、初任者研修は介護職としての基本姿勢を養うと同時に、仕事への自信を育む機会でもあります。未経験からでも着実にステップアップでき、受講後は訪問介護や施設介護・障害者支援など、幅広い現場で活躍する道が開かれていきます。

介護職員初任者研修が目指す目標

介護職員初任者研修の目的は、介護の現場で基本的な知識と技術を持って利用者を支える力を身につけることにあります。尊厳保持と生活の質向上という介護の根幹にある考え方を理解し、それを実践に活かせる人材の育成が目指されています。

研修では、介護プロセスを正しく理解し、状況に応じた対応ができる力を養います。特に、利用者との信頼関係を築くためのコミュニケーション力や、安全な介護のための基礎知識は、日常業務で役立つスキルとして重視されます。そして、この「コミュニケーション力」と「安全な介護のための基礎知識」は、介護だけでなく私たちの日常生活に役立つことが多いのも特徴です。介護は「日常生活の支援」、ということは私たちが普段生活している日々の中で、役に立つことが多いのです。

ノーマライゼーションと自立支援の重要性

ノーマライゼーションとは、高齢者や障害者などが社会の中で普通の生活を送れるように支援する考え方を指します。そこには、個人の尊厳を守り、自分らしい暮らしをできる限り実現するための環境づくりが含まれます。このノーマライゼーションの理念を基礎に介護を行うことが、結果として利用者の自立つながって行くことが実感できることでしょう。

自立支援の考え方では、本人に必要なサポートをしながら、利用者ができることをできるだけ続けられるよう手伝い、そして寄り添っていきます。たとえば食事や着替えなど、「自分でやれること」は本人に今まで通りやっていただき、介護職はあくまでサポート役なる視点も大切です。ノーマライゼーションを実践する介護の現場こそが、利用者にとっての豊かな生活と社会参加につながっていくのです。

介護の基本的な考え方を学ぶためのカリキュラムと学習内容

介護職員初任者研修のカリキュラムは、介護の基礎を体系的に学び、実践力を身につける内容で構成されています。130時間を目安に、座学と実技をバランス良く取り入れ、現場で求められる力を段階的に習得できる内容となっています。

介護職員初任者研修のカリキュラム内容【湘南国際アカデミー】
研修科目時間
1.職務の理解6時間
2.介護における尊厳の保持・自立支援9時間
3.介護の基本6時間
4.介護・福祉サービスの理解と医療との連携9時間
5.介護におけるコミュニケーション技術6時間
6.老化の理解6時間
7.認知症の理解6時間
8.障害の理解3時間
9.こころとからだのしくみと生活支援技術75時間
10.振り返り4時間
合計130時間

利用者の身体的・心理的状況を把握し、適切な支援を行うための知識や、医療・福祉との連携、コミュニケーション技術なども学びます。さらに、安全な身体介助を行うための実技演習も充実しており、介護者自身の身体と心の負担軽減や事故防止にも役立つ内容となっています。

職務の理解と介護の理念

介護職の役割を正しく理解することは、質の高いケアを提供するうえで重要なことのひとつとなります。研修では、介護とは単なる支援ではなく、利用者とともに生活を創っていく姿勢が求められることを学んでいきます。利用者本位のケアを実践するために欠かせない考え方が、この段階でしっかりと身につけられるのです。

福祉サービスと医療連携の基本

介護職は単独で業務を行うわけではなく、医療機関や他の福祉サービスとの連携が不可欠です。地域包括ケアシステムを念頭に置きながら、多職種との情報共有や共同作業をスムーズに進めるための基本的な知識が学習の中心にあります。こうした協力体制の重要性を理解することで、利用者により幅広い支援の選択肢を提供できるようになります。

コミュニケーション技術と利用者理解

高齢者や障がいのある方と向き合う際は、言葉だけでなく表情やアイコンタクトなど非言語コミュニケーションも大切です。例えば、同じ挨拶でも笑顔で挨拶するのと、相手の表情も見ずに挨拶するのとでは、印象はがらりと変わってきますよね?このように研修では、利用者や他者が安心して意思を伝えやすい空気づくりや、適切な聞き取り方を身につける手法が紹介されます。利用者の身体状況だけでなく、人生背景や好みを踏まえた接し方も、信頼関係を築く鍵となります。「相手を知ること」そして、「相手を知りたいという思い」があって、はじめて相手を理解の入り口に立てるのではないでしょうか。

高齢者の心理・身体の仕組みを学ぶ

年齢を重ねると、身体機能や心理状態にさまざまな変化が現れます。介護職員初任者研修では、加齢に伴う体力の低下や認知機能の変化だけでなく、それらが生活に及ぼす影響についても学びます。「なかなか寝付けないよね?」「なんか怒りっぽくなってきて」「昔は食べなかった甘いものや味のはっきりしたものを好むようになってきた」など、普段の生活で疑問に思っていることも、もしかしたら理由がわかるかもしれません。

認知症の理解とケア方法

認知症のある方への対応は、一般的な介護とは異なる配慮が必要とされます。研修では、記憶障害や行動・心理症状(BPSD)の特徴を把握し、その人の不安を和らげながら日常生活をサポートするスキルを学びます。「なんで夕方になると家に帰りたいって言いだすのかしら?」、そんな疑問や接し方なども具体的に学んで行きます。認知症といっても人により症状は違ってきます。個々の症状に合わせたケアを行うための第一歩として、認知症の基本的理解を学ぶことは、大切なことです。

障害の理解と支援のポイント

身体的・知的・精神的障害を抱える方それぞれへの接し方は障害種別により変わってくるのは勿論ですが、「障害」だけではなく「個人」を見る視点が重要なのは高齢者介護と変わりありません。研修では障害の特性やニーズを整理し、どのようなサポートが必要で、その人の生活の質向上につながるかを考えていきます。共通して大事になるのは、相手の意思や可能性を最大限に尊重する私たちの向き合い方ではないでしょうか。

実技演習で身につける生活支援技術

介護職員初任者研修では、移乗や食事介助、排泄介助といった基本的な身体介助の実技を学んでいきます。実際に体を動かして学ぶことで、利用者の安全確保や負担軽減につながる正しい介護技術を体得できるのがメリットです。座学だけでなく、実際の介護手順を反復練習することで現場での即戦力となるスキルを習得していきます。

初任者研修の試験内容と難易度

介護職員初任者研修の修了には、筆記試験と実技テストの合格が必要です。試験は、研修で学んだ内容を確認する目的で実施されるので、難しい問題・課題を行うわけではありません。

筆記試験では研修で学んだものから全分野から基礎知識が問われます。実技では、安全な介助動作や声かけができているかなど、実践力がチェックされます。日々の復習と演習を行っていれば、合格できる内容となっています。

筆記試験の出題形式と合格ライン

筆記試験は、○×形式やマークシート形式が主流で、選択問題が中心です。出題内容は、講義で学んだ基本的な用語や制度、介護の基本理念などが全分野から出題されます。

合格ラインは70点以上とされることが多く、テキストの復習と各スクールの過去の問題や模擬テストなどを繰り返すことで、確実に合格が目指せます。再試験制度があるスクールも多いため、万一の場合も安心です。

実技テストの内容と対策ポイント

実技テストでは、移乗や体位変換、食事介助といった身体介護の基本動作が試されます。実際にモデル役の人に介助を行う場合が多く、安全かつ円滑にサポートできるかを確認されます。技術も大切ですが、利用者との関わり方(声のかけ方や体調の確認など)も重要な要素です。対策としては、研修中に手順を細かく確認し、足りない部分を繰り返し練習すると良いでしょう。

初任者研修を取得するメリット|介護の基本的な考え方が活躍を後押し

介護職員初任者研修を修了することで、基礎知識と実践力を身につけたという点で、就職や転職の際にも強みとなり、即戦力として期待されます。

また、訪問介護・施設介護・病院勤務など、さまざまな現場で活躍できるチャンスが広がります。自信を持って仕事に臨むためにも、初任者研修で学ぶ「介護の考え方」は必ずあなたの「強み」となるはずです。

多様な介護現場での具体的な役割

介護職員初任者研修を修了した人は、デイサービスや特別養護老人ホーム、グループホームなど幅広い施設で働くチャンスがあります。どの現場でも、一貫して利用者に対して基本的な身体介助やコミュニケーションのサポートを担うことが求められます。また、最近では障害者施設や障害者の就労支援など障害者福祉の分野で働く方も増えています。現場の特性や利用者の状態に応じて柔軟に行動できるスキルは、初任者研修での学びの賜物です。

家族介護や地域ボランティアへの応用

介護職員初任者研修は職業としての介護だけでなく、家族の介護を行う際にも役立ちます。基礎的な身体介助の手順を理解していることで、家庭内でのケガやトラブルを未然に防ぎやすくなるからです。そして、何より接し方も変わってきます。初任者研修修了者から「学んだことで親との接し方が変わり、親の笑顔が心なしか増えたように感じます」といった話を聞くことができました。さらに、介護ボランティアなど地域活動への参加においても、研修で得た知識が大いに生きることでしょう。

キャリアアップと資格取得のステップ

介護業界には介護職員初任者研修のほか、実務者研修介護福祉士ケアマネジャー(介護支援専門員)など段階的に取得できる資格が存在します。初任者研修で学んだ基礎をベースに、より専門的な知識や技術を習得することで、業務範囲が広がるだけでなく、キャリアアップにもつながります。これから長く介護の仕事を続けたいと考える人には、魅力的なステップが用意されています。

初任者研修を受講する方法とスクール選び

介護職員初任者研修は、通信と通学を組み合わせた受講スタイルが一般的です。理論・知識は自宅で学び、実技はスクールで習得するため、効率よく学習が進められます。

通学講座と通信講座の組み合わせ方

一般的には、通信講座での学習時間数には限度があるため、必要な通学日数を満たすことが修了要件となります。理論・知識の分野は、自宅でテキストやオンライン教材を使って学び、通学日にはグループワークや実技指導に集中できるのがメリットです。仕事や家事などそれぞれの生活スタイルがあると思います。「生活」と「学び」を両立しやすい自分に合ったスタイルを選んで、無理なく続けいくのがポイントとなります。

スクールのサポート体制と費用をチェック

スクールを選ぶ際は、講師陣の質やサポート体制を事前に確認することが大切です。特に振替制度が整っているか、質問しやすい環境があるかなどは、学習のモチベーションを保つうえで見逃せません。加えて、受講料だけでなくテキスト代や実技用の器具代がどうなっているかも合わせて比較し、総合的なコストパフォーマンスを検討しましょう。

FAQ|介護の考え方や初任者研修に関するよくある質問

介護職員初任者研修を受けようと思ったとき、初心者だからこそ不安に感じることも多いでしょう。ここでは、よくある質問とそのポイントをご紹介します。

Q1.
初任者研修は未経験でも大丈夫?学習前に知っておきたいポイントを教えてください。
A

未経験だからこそ、学びに来ていると考えてください。現場で働いている方々は、みな最初は未経験なのです。ですので、研修では基本の用語や介護手順からスタートするため、初めて介護分野に関わる方でも理解しやすい構成になっています。「利用者って何?」から始まっていきます。わからない部分があれば、仲間や講師に質問することで早期に解決できる環境が整えられています。安心して学習を進める上では、事前に講義の進め方やテキストの内容・カリキュラムなどをチェックしておくと、良いでしょう。

Q2.
初任者研修の修了試験試験に不合格の場合の対処法は?
A

試験には合格ラインが設定されており、要点をきちんと把握しておく必要があります。しかし万が一不合格となっても、大半のスクールが再試験を用意しているため、諦める必要はありません。理解不足を明確にしたうえで復習し、もう一度チャレンジすることでスキルが確実に身につきます。どのスクールも「落とすための試験」は行いません。学んできた基礎的な部分の「確認」と思っていただければと思います。

Q3.
初任者研修は働きながらでも学べる?スケジュールの立て方は?
A

働きながらの受講は時間管理が大きな課題になりますが、通信講座をフル活用することで解決しやすくなります。事前に通学日程を把握しておき、休日やシフトを調整すれば、無理なく学習時間を確保できるでしょう。短期集中コースや夜間コースを提供するスクールもあるので、ライフスタイルに合った選択が可能です。

Q4.
湘南国際アカデミーの特徴は?
A

初心者でも安心のサポート体制と、分かりやすいカリキュラム、そして給付金制度の活用支援など、継続しやすい環境が整っています。講師も様々で、各講師の経験談も含めた講義は、みなさまの学びとなることでしょう。また、終了後のキャリアパスや就職体制も整っているので、「介護職員初任者研修修了」で終わりではなく、様々な形でつながっていくことが可能です。

まとめ|初任者研修で押さえておきたいポイント

少しでも構いません、「介護」についてイメージすることができましたか?「研修の難しいイメージ」や「研修のネガティブな要因」ではなく、「自分でもできそうかな?」「自分も学んでみたい」そう思っていただけたら、うれしく思います。介護職員初任者研修は、介護における基本的な考え方と実践的な技術をバランスよく学べる資格です。利用者の尊厳を大切にしながら、その人らしい生活を支えるという介護の理念を理解することから、すべてが始まります。

あなたの「一歩」は、きっと大きな「一歩」となることでしょう。

湘南国際アカデミーでは、介護の仕事に興味を持ったすべての方に向けて、安心して学べる環境と柔軟な受講スタイルを用意しています。まずは資料請求や説明会から、一歩踏み出してみてください。私たちはみなさまの勇気ある「一歩」をお持ちしております。

この記事を書いた人
2006年に異業種から福祉業界へ転身。障害児者福祉を中心に、高齢者福祉や児童福祉に幅広く従事し、責任者、管理者、施設長として現場、管理業務、そして研修指導にも尽力。2023年11月より湘南国際アカデミー専任講師。「福祉=幸せ」をテーマに、利用者だけでなく関わる全ての人々が幸せを実感できる福祉を目指す。授業では知識や技術に加え、「心」の大切さを重視し、「一期一会」の精神で受講生に寄り添っている。好きなものは、ケンタッキー、お酒、中島みゆき、そして「笑顔」と「ありがとう」。
久保田 穂
藤沢校・横須賀校・海老名校・相模大野校・横浜戸塚校・横浜馬車道関内校・小田原校・横浜二俣川校
【所持資格】
介護福祉士・保育士
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