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初任者研修を終了したら次はどうする?取得後のキャリアアップを解説

  • 介護職員初任者研修

介護業界では、介護職員初任者研修終了後にどのようにキャリアアップを図っていくかが重要となります。本記事では、初任者研修の位置づけや取得後にできる業務、さらに次のステップとしてどのような資格取得や役職を目指せるのかを解説していきます。

初任者研修修了資格の概要と位置づけ

介護職への第一歩として位置づけられる初任者研修は、旧ヘルパー2級と何が違い、実務者研修介護福祉士などの上位資格とどのような関係があるのでしょうか。このセクションではその概要を整理します。

初任者研修は、介護業務に必要な基礎知識や技術を学べる最初のステップとして重要な資格です。これまでのホームヘルパー2級と内容は類似していますが、修了試験が導入されており、実践的なスキルや理解度をよりしっかりと問われる仕組みになっています。修了すると、訪問介護をはじめとするさまざまな現場で身体介護や生活援助の業務に携われるようになります。

さらに高齢化が進む社会では、専門知識を持った介護人材が求められており、初任者研修修了資格の取得は就職や転職の際にも有利に働くケースが多く見られます。未経験からでも学びやすいカリキュラムが組まれているのが特徴で、学びの場によっては通信コースや夜間・週末コースなど多様なスタイルが選べることもメリットです。ここから実務者研修や介護福祉士へのキャリアパスを考えるうえで、基礎力を培う大切な準備段階ともいえます。

旧ヘルパー2級と初任者研修の違い

旧ヘルパー2級は、名称は異なるものの介護職としての入門資格として機能していました。初任者研修へ移行されたことによってカリキュラムの一部が見直され、より実践に即した内容を学べるように改善されています。大きな違いとして修了試験の有無が挙げられ、学習内容を確実に身につける意識づけが強まったといえるでしょう。

また、初任者研修では、単に介護技術を学ぶだけでなく、個人の状態や環境に合わせた心身のアセスメントなども取り入れられています。これにより、利用者の生活を支えるうえで必要なコミュニケーション力や観察力も養い、単純な介助作業ではなく総合的な支援を視野に入れた研修が行われています。

実務者研修・介護福祉士との関係

介護職員初任者研修修了後、さらなるスキルアップを目指すなら実務者研修介護福祉士資格取得への挑戦が一般的な流れです。実務者研修は初任者研修よりも学習時間が長く、医療的ケアの基礎やより専門的な介護技術を身につけられます。サービス提供責任者やリーダー業務の基盤を磨くためにも、実務者研修は大事なステップといえます。

介護福祉士は国家資格であり、社会的信用度や待遇改善の面でも大きなアドバンテージがあります。安心して利用者を支えられる専門職としての証でもあるため、介護業界ではキャリアアップの王道ともいわれています。初任者研修で得た知識や実務知識が、介護福祉士試験に向けての基礎固めとなるでしょう。

初任者研修の終了後にできる業務範囲

介護職員初任者研修を修了することで、これまで無資格では行えなかった身体介護などの業務が可能になることがあります。このセクションでは具体的にどこまでの業務が行えるのかを解説します。

身体介護と生活援助の具体例

身体介護では、排泄介助や入浴の介助、食事の介助など利用者の身体に直接触れる支援を行います。生活援助は、掃除や洗濯、買い物代行など、日常生活に必要な家事サポートが中心です。どちらも利用者の暮らしを維持・向上させるために不可欠なケアであり、初任者研修修了者であればこれらの業務を基本的に担当できます。

ただし身体介護や生活援助を実施する際には、利用者の体調や安全面を考慮することが大切です。実技研修で習得したコミュニケーションと観察力を生かし、健康状態の変化を見逃さないように心がける必要があります。こうした配慮が、信頼される介護職として成長するための鍵となります。

無資格者との業務範囲・待遇面の違い

無資格者ができる作業は主に居室の清掃やシーツ交換、配膳などに限られる場合が多く、基本的には身体介護が禁止されていることがほとんどです。一方、初任者研修修了者は身体介護が可能なため、求人の幅が広がり、賃金や役割面でも優遇されやすくなります。これには資格手当が支給されるケースも含まれ、将来的なキャリア形成に大きく影響を与えます。

待遇面でも、初任者研修修了者は技術評価される機会が増えるため、昇給や各種手当を得やすいと言われています。介護業界では、人手不足が深刻化している一方で専門的なスキルを持つ人材が求められているため、資格を取得する意義はますます高まっています。

サービス提供責任者へのステップ

訪問介護事業所にはサービス提供責任者という役職があり、ヘルパーのシフト管理や利用者宅への訪問調整などを統括します。一般的には初任者研修後※に実務者研修を修了して一定の実務経験を積むことで、このポジションへの道が開けます。組織内での管理職的立場となるため、給与面もさらにアップし、より責任ある業務に取り組むことができます。※初任者研修を取得しなくても実務者研修からはじめることも可能です。

サービス提供責任者は、ケアマネジャーが作成したケアプランに基づいて、訪問介護計画書を作成したり、ヘルパーの調整・指導をの訪問介護の質を左右する重要な役割であり、利用者や現場スタッフとの橋渡しとなる存在です。初任者研修や実務者研修で学んだ介護の基礎を活かしつつ、実務経験を重ねることで、リーダーとしての判断力やコミュニケーション力を身につけられます。こうしたキャリアパスは、長期的に介護分野で活躍したい方にとって大きな目標となるでしょう。

サービス提供責任者に関しての詳細は、以下のページをご覧ください

☑実務者研修で目指すサービス提供責任者の役割とメリット

初任者研修を取得する3つのメリット

初任者研修を取得することで、評価や収入面など多くのメリットを得ることができます。ここでは代表的なメリットを3つ紹介します。

➀就職・転職での評価アップ

初任者研修を終了していると、無資格者と比較して応募時の段階で評価されやすいという利点があります。採用担当者から見ると、基本的な介護技術と知識をすでに修得しているため、現場で即戦力として働けるとみなされるのです。特に訪問介護の仕事では、即戦力となる人材が優遇されるケースが多く、応募先の選択肢が広がります。

転職を考える場合でも、研修修了実績があればスキルレベルを客観的に証明でき、より好条件の求人にチャレンジしやすくなります。同じ職場内でも異動やポジションアップにつながりやすいため、初任者研修はキャリアアップを考えるうえで非常に有効です。

➁収入アップや待遇面に期待できる理由

初任者研修修了者には、資格手当や昇給が適用される企業が多く存在します。月給で数千円から数万円の差が生じることも珍しくなく、無資格者との待遇格差が生まれる大きな要因となっています。専門的な介護を担える人材として認められるため、将来的にさらに高い収入を目指す足掛かりにもなります。

また介護業界は慢性的な人手不足の状況にあり、資格を持つ人材が重宝されるのも事実です。初任者研修終了後に実務者研修介護福祉士とステップアップしていけば、さらに収入や役職面での恩恵を受けやすくなるでしょう。

➂段階的なキャリアアップが目指せる

初任者研修を経て実務者研修介護福祉士ケアマネジャーなど段階的なキャリア形成が可能です。資格を取るごとに職域や仕事内容が広がり、専門性やマネジメント力を高めるチャンスにつながります。特に介護福祉士は国家資格であり、現場での実務経験に加えて資格取得を重ねることで、多様な働き方を選択できるようになります。

学びを続けることで、利用者だけでなく家族や他のスタッフへの理解も深まり、社会的な責任感のあるプロフェッショナルを目指すことができるでしょう。初任者研修の段階で基礎をしっかり固めておくことが、今後のキャリアアップにおいて大きな支えとなります。

初任者研修の終了後に期待できるキャリアアップ

初任者研修を修了したあとは、具体的な資格取得や役職を目指すことでキャリアを広げることができます。ここでは代表的なキャリアアップの選択肢を紹介します。

初任者研修の終了後に一番おすすめの資格は実務者研修

実務者研修は、初任者研修で学んだ内容をさらに深める意味合いが強く、医療的ケアの基本やより専門的な介護手法について学びます。取得期間はおよそ6カ月前後と長めですが、通信と通学を組み合わせるカリキュラムなど柔軟に学べるコースも増えています。実務者研修はサービス提供責任者の要件にもなっているため、訪問介護事業所でのキャリアアップを見据えるなら早めに取得が望ましいでしょう。

現場で培った経験を合わせて学ぶことで、利用者の安全性やケアの質をより高い水準に引き上げることができます。しっかりした知識を身につけることで、チームの中心的存在として現場をまとめるリーダーシップを発揮できるでしょう。

以下の関連記事も読まれています

☑介護福祉士実務者研修とは?取得方法・費用など

介護福祉士国家試験のチャレンジ

介護福祉士は国家資格であり、取得すると介護現場だけでなく就職や転職の選択肢が一段と拡大します。試験を受けるには実務経験3年以上などの要件を満たす必要があるため、初任者研修修了後、焦らず経験を積みながら資格取得を目指すのが一般的です。合格すれば資格手当の増額やリーダー職への抜擢など、キャリアアップの可能性が増えるメリットも大きいといえます。

介護福祉士の試験対策としては、基礎理論だけでなく実践的なケアの知識や介護保険制度に関する項目も重点的に学習する必要があります。受験までのスケジュールを逆算し、独学や通信講座、模擬試験などの活用で計画的に準備を進めると良いでしょう。

ケアマネジャー(介護支援専門員)

ケアマネジャーは、介護を必要とする方のケアプラン作成やサービス調整を担う仕事です。現場経験と国家試験の合格が必要となるため、ある程度キャリアを積んだあとに挑戦するケースが多く見られます。直接的な介護業務というよりも、利用者と介護サービスをいかに上手に結びつけるかの調整力が試される役割です。

介護支援専門員として活動する際は、家族や医療機関、地域の社会資源との連携など幅広い知識とコミュニケーションスキルを要します。初任者研修をはじめとした現場での経験が、利用者のニーズを深く理解する土台となり、ケアマネジャーとしての判断を下すうえで大きな強みになります。

FAQ|初任者研修や終了した後のキャリア形成に関する質問

初任者研修を取得した後、スクールの選び方や学び方、費用など気になる点が多いと思います。よくある質問とその回答をまとめました。

Q1.
介護職員初任者研修のスクールの選び方は?
A

スクールを選ぶ際は、通学型や通信型、学習スケジュールの柔軟性などをチェックすることが大切です。実技演習が充実しているか、講師のサポート体制が整っているかなど、実践的に学べる環境かどうかを見極めましょう。見学や無料説明会を実施しているスクールも多いので、実際に足を運んで比較するのがおすすめです。

Q2.
介護職員初任者研修の費用を抑える方法はありますか?
A

自治体やハローワークによる助成金や給付金制度を活用することで、受講費用を一部または大幅に抑えられる場合があります。対象となる条件や金額は地域や時期によって異なるため、事前に確認しましょう。さらに、教育訓練給付金の制度を利用できるスクールもあり、自己負担額が軽減されるケースもあります。

Q3.
介護職員初任者研修の通信・通学講座の違いで修了後のキャリア形成に影響はありますか?
A

通信講座と通学講座では学習スタイルに違いはありますが、修了後に得られる資格の価値に差はありません。どちらも同じ修了証明書が発行されるため、今後のキャリア形成において大きな差が生まれることはほとんどないでしょう。自分の生活リズムや学習ペースに合ったコースを選ぶことが重要です。

Q4.
護職員初任者研修の修了試験の出題形式と対策ポイントは?
A

修了試験は主に筆記試験と実技試験で構成されることが多く、学んだ内容の定着度が問われます。筆記では基本的な介護知識や倫理観が、実技では正しい身体介護の手順や安全確認が問われるため、テキスト学習と実技演習をバランスよく行いましょう。試験範囲が広いからこそ、早めに勉強をスタートして定期的に復習することが効果的です。

Q5.
介護職員初任者研修の後に求められるスキルや実務経験は?
A

初任者研修を修了した後は、利用者とのコミュニケーション技術や現場での状況判断力が一層重要になります。特に言葉遣いや相手の気持ちを汲み取る力など、人としてのマナーや配慮も問われる場面が多いです。段階的に経験を積み、先輩スタッフからアドバイスを受けながらスキルアップを図っていきましょう。

まとめ・総括

介護職員初任者研修修了後は、就職に有利になり、キャリアアップの道が開けるなど多くのメリットがあります。継続したスキルアップや資格取得を目指すことで、介護職として幅広い活躍が期待できます。

初任者研修は、介護業界で活躍するための基礎を形づくる大切な資格です。取得後は身体介護を含む重要な業務を担えるようになり、待遇や求人の幅も大きく変わってきます。また、次のステップとして実務者研修介護福祉士ケアマネジャーなどの上位資格に挑戦できるので、長期的に見ても多彩なキャリアパスを描ける利点があります。

今後さらに介護ニーズが高まる社会において、持続的に成長を続ける介護職のプロとして長く働き続けるためには、初任者研修だけに留まらず、段階的な学習と経験の積み重ねが不可欠です。利用者の尊厳を守り、その人らしい生活をサポートすることを目指して、ぜひ資格の取得やスキルアップに取り組んでみてください。
湘南国際アカデミーでは、当校の介護職員初任者研修を修了し、介護福祉士まで取得した卒業生が当校の教職員として人材育成に携わっている事例もあります。皆様の長きにわたるキャリアアップをサポートしていますので、お気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人
大学でキャリアカウンセリングを専門的に学び、当時最年少の記録でキャリアコンサルタント資格を取得。公共職業訓練校では多様な受講生を対象に就職支援やキャリア相談を行い、私立大学・短期大学の就職課相談、セミナー講師、企業の採用評価、区役所での女性相談など幅広い現場で実績を積む。
湘南国際アカデミーでは、介護関連資格の教育・職業紹介を通じ、「介護をする側のQOL向上」をテーマにイベントや研修を企画し、受講生や就労先企業から厚い信頼を獲得。これまで延べ約1万人を支援する中でグリーフケアの重要性を痛感し、仕事と人を結ぶだけでなくケアの視点を含む総合的なサポートを目指している。現在は上智大学グリーフケア研究所でさらなる学びを得ながら、各企業向け「事業所内レベルアップ研修」の企画・運営にも携わり、介護とキャリアの両面から多面的に活動を展開している。
中澤 みほ
藤沢校
【所持資格】
国家資格キャリアコンサルタント・上智大学グリーフケア研究所認定 臨床傾聴士・一般社団法人全人力を磨く研究所認定 ホリスティックケア士・一般社団法人日本ホスピタリティ検定協会認定 グリーフケア・リテラシー検定合格
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