「ホームヘルパーになるには何の資格が必要?」「費用はどのくらいかかる?」――この記事では、ホームヘルパー(訪問介護員)として働くために必要な資格の種類・取り方・費用・給付金の活用方法・キャリアパスまでを徹底解説します。未経験・無資格からでも取得できる資格があるので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事でわかること
- ホームヘルパーに必要な資格の種類と比較
- 各資格の取り方・費用・カリキュラム
- 給付金を使って費用を抑える方法
- 資格別の平均給与・キャリアパス
- サービス提供責任者になるための要件
※この記事は2026年4月28日に更新しました。
ホームヘルパー(訪問介護員)に必要な資格一覧
訪問介護員として利用者宅を訪問してサービスを提供するためには、法律上、一定の資格が必要です。まず全体像を比較表で確認しましょう。
引用元:厚生労働省「介護員養成研修の取扱細則について」
| 資格名 | 学習時間 | 費用目安 | できること | 難易度 |
|---|---|---|---|---|
| 介護職員初任者研修 (旧ホームヘルパー2級) | 130時間 | 4〜10万円 | 身体介護・生活援助の両方 | ★☆☆(易しい) |
| 介護福祉士実務者研修 (旧ホームヘルパー1級) | 450時間 (初任者研修修了者は320時間) | 8〜25万円 | 初任者研修の全業務+医療的ケア・サービス提供責任者 | ★★☆(普通) |
| 介護福祉士 (国家資格) | 国家試験 | 受験料18,380円 | 全介護業務+指導・管理職 | ★★★(難しい) |
| 生活援助従事者研修 | 59時間 | 数千〜数万円 | 生活援助のみ(身体介護は不可) | ★☆☆(易しい) |
| 重度訪問介護従業者養成研修 | 基礎課程:20時間 | 数万円程度 | 重度障がい者への包括的支援 | ★★☆(普通) |
身体介護(入浴・排泄・食事介助など)を行うには最低でも介護職員初任者研修の修了が必要です。生活援助(掃除・洗濯・調理など)のみであれば、生活援助従事者研修でも対応できますが、就職先の選択肢は狭まります。
各資格の詳細・取得方法・カリキュラム
介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)
介護職員初任者研修は、ホームヘルパーとして働くための入門資格です。受講要件はなく、無資格・未経験・年齢制限なしで誰でも受講できます。2013年に旧ホームヘルパー2級から移行した現行の資格で、訪問介護・施設介護問わずすべての介護サービスで通用します。
- 総受講時間:130時間(通信学習40.5時間+スクーリング89.5時間)
- 修了試験:あり(筆記試験・100点満点70点以上で合格。合格率はほぼ100%)
- 取得期間:最短1ヶ月〜4ヶ月
- 費用目安:4万〜10万円(給付金活用で最大50%還付可)
参照:厚生労働省「介護員養成研修の取扱細則について」
| 科目名 | 時間数 |
|---|---|
| 職務の理解 | 6時間 |
| 介護における尊厳の保持・自立支援 | 9時間 |
| 介護の基本 | 6時間 |
| 介護・福祉サービスの理解と医療との連携 | 9時間 |
| 介護におけるコミュニケーション技術 | 6時間 |
| 老化の理解 | 6時間 |
| 認知症の理解 | 6時間 |
| 障害の理解 | 3時間 |
| こころとからだのしくみと生活支援技術 | 75時間 |
| 振り返り | 4時間 |
| 合計 | 130時間 |
初任者研修の詳細はこちら

介護福祉士
【監修者コメント】
初任者研修の修了試験は「落とすための試験」ではなく、研修内容の理解度を確認するためのものです。湘南国際アカデミーで指導してきた経験上、しっかり授業を受けていれば合格率はほぼ100%です。不安な方は試験対策のサポートも充実していますので、ご安心ください。参照:厚生労働省「介護員養成研修の取扱細則について」
介護福祉士実務者研修(旧ホームヘルパー1級)
介護福祉士実務者研修は、初任者研修の上位資格です。医療的ケア(たん吸引・経管栄養)を含む高度な介護技術を学び、修了するとサービス提供責任者の配置要件を満たせます。また、介護福祉士国家試験の受験に必須の資格でもあります。
- 総受講時間:450時間(初任者研修修了者は130時間免除で320時間)
- 修了試験:なし(全課程修了で取得)
- 取得期間:最短4ヶ月〜6ヶ月
- 費用目安:8〜25万円(専門実践教育訓練給付金で最大80%還付可)
サービス提供責任者(サ責)とは、訪問介護事業所でケアマネジャーとホームヘルパーをつなぐコーディネーター役です。利用者40人に対して1人の配置が義務付けられており、通常のホームヘルパーより給与が高い傾向にあります。なお、平成30年度改定により、初任者研修修了者のみではサービス提供責任者になれなくなりました。実務者研修の修了が必須です。
実務者研修の詳細はこちら
介護福祉士(国家資格)
介護福祉士は介護業界唯一の国家資格です。受験するには「3年以上(540日以上)の実務経験」と「実務者研修の修了」が必要です。取得後は管理職・教育担当・認定介護福祉士・ケアマネジャーなど、さらなるキャリアアップの道が開けます。
- 受験資格:実務経験3年以上(540日以上)+実務者研修修了
- 試験:年1回(例年1月)筆記試験。合格率は約70%前後
- 受験料:18,380円
- 登録後は国家資格として生涯有効
介護福祉士の受験資格・試験情報の詳細はこちら
生活援助従事者研修
生活援助従事者研修は、掃除・洗濯・調理など「生活援助のみ」を行う訪問介護員向けの研修です。59時間と短期間で取得でき、介護職への最初の一歩として活用できます。ただし、身体介護(入浴・排泄など)は担当できません。将来的に初任者研修へステップアップする場合、59時間分が免除されます(残り71時間の受講で初任者研修修了)。
重度訪問介護従業者養成研修
重度訪問介護従業者養成研修は、重度の肢体不自由者や行動障がい者への包括的支援を学ぶ研修です。基礎課程(20時間)・追加課程・統合課程があり、障がい福祉サービスの現場で活躍したい方に向いています。
資格取得費用と給付金を使って費用を抑える方法
ホームヘルパー資格の取得には費用がかかりますが、国や自治体の制度を活用することで大幅に負担を減らせます。
| 資格名 | 費用目安 | 給付金制度 | 給付後の自己負担目安 |
|---|---|---|---|
| 介護職員初任者研修 | 4〜10万円 | 特定一般教育訓練給付金(最大50%・上限25万円) | 2〜5万円 |
| 介護福祉士実務者研修 | 8〜25万円 | 専門実践教育訓練給付金(最大80%・上限64万円) | 2〜5万円程度 |
| 介護福祉士国家試験 | 受験料18,380円 | ー | 18,380円 |
①教育訓練給付金(ハローワーク)
雇用保険加入者(在職・離職後1〜3年以内)が対象の制度です。初任者研修は受講料の最大50%(上限25万円)、実務者研修は受講料の最大80%(上限64万円)が修了後に還付されます。申請はハローワークで行います。詳細は湘南国際アカデミー「特定一般教育訓練給付金について」でご確認ください。
②ハローワークの職業訓練(無料)
求職中の方はハローワークを通じた公共職業訓練を利用でき、初任者研修・実務者研修をテキスト代のみ(受講料無料)で受講できる場合があります。詳しくはお近くのハローワークへお問い合わせください。
③スクールの就職支援キャンペーン
湘南国際アカデミーを含む一部のスクールでは、介護事業所への就職を前提に受講料が大幅割引・または無料になるキャンペーンを実施しています。費用を抑えたい方はまず資料請求で最新情報を確認しましょう。

介護福祉士
【監修者コメント】
給付金制度は「修了後に申請して還付」される仕組みのため、まず受講料を自己負担する必要があります。申請をうっかり忘れる方も多いため、スクール入学時に担当者へ「給付金の申請方法を教えてほしい」と必ず確認することをおすすめします。参照:湘南国際アカデミー「特定一般教育訓練給付金について」
資格別の平均給与とキャリアパス
ホームヘルパーの給与は、保有資格・勤続年数・雇用形態によって異なります。資格を取得するほど収入が上がる傾向があります。
参照:厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査」
| 保有資格 | 平均年収目安 | 資格手当の有無 |
|---|---|---|
| 無資格 | 約325万円 | なし |
| 介護職員初任者研修 | 約360万円 | 事業所による |
| 介護福祉士実務者研修 | 約368万円 | 事業所による |
| 介護福祉士 | 約394万円 | 多くの事業所で支給 |
ホームヘルパーのキャリアパス
2013年4月に厚生労働省が明確化したキャリアパスは以下の通りです。
| ステップ | 資格・職位 | 主な役割 |
|---|---|---|
| STEP1 | 介護職員初任者研修 | ホームヘルパー(訪問介護員)としてデビュー |
| STEP2 | 介護福祉士実務者研修 | サービス提供責任者・医療的ケアの担当 |
| STEP3 | 介護福祉士(国家資格) | リーダー・教育担当・管理職候補 |
| STEP4 | 認定介護福祉士・ケアマネジャー | 専門職としての最上位・ケアプラン作成 |
ホームヘルパー資格のスクール選びのポイント
資格を取得するスクール選びは、学習の継続しやすさに直結します。以下の3点を必ず確認しましょう。
①通いやすさ・立地
初任者研修は130時間のうち最低89.5時間は通学が必要です。自宅から30分以内のスクールを選ぶと通学負担が少なく、継続しやすくなります。湘南国際アカデミーは神奈川県内に藤沢・横須賀・海老名・相模大野・横浜戸塚・横浜馬車道関内・小田原・大和・横浜二俣川と9校舎を展開しており、通いやすい環境を整えています。
②振替受講・サポート体制
仕事や育児と両立しながら受講する方は、急な予定変更が生じることもあります。振替受講が可能か、欠席時の対応はどうなっているかを事前に確認しましょう。
③就職・転職サポートの充実度
資格取得後に就職を希望する方は、求人紹介や面接対策まで対応しているスクールが安心です。湘南国際アカデミーでは資格取得から就職・転職まで一貫してサポートしており、累計44,000名以上の修了生が介護の現場で活躍しています。
FAQ|ホームヘルパーの資格に関するよくある質問
- Q1.ホームヘルパーになるには何の資格が必要ですか?
- A
身体介護(入浴・排泄・食事介助など)を伴う訪問介護員として働くには、最低でも「介護職員初任者研修」の修了が必要です。生活援助(掃除・洗濯・調理など)のみであれば「生活援助従事者研修」でも対応できますが、就職先の選択肢が狭まるため、初任者研修の取得がおすすめです。
- Q2.ホームヘルパーの資格取得にかかる費用はどのくらいですか?
- A
介護職員初任者研修は4〜10万円が相場です。教育訓練給付金(特定一般教育訓練)を活用すると受講料の最大50%(上限25万円)が還付されるため、実質2〜5万円程度に抑えられます。ハローワークの職業訓練を利用すれば受講料が無料になる場合もあります。
- Q3.ホームヘルパーの資格に年齢制限はありますか?
- A
年齢制限はありません。介護職員初任者研修は10代〜70代まで幅広い年齢層の方が受講しています。湘南国際アカデミーでは累計44,000名以上が修了しており、40代・50代からのキャリアチェンジ組も数多くいます。
- Q4.サービス提供責任者になるにはどの資格が必要ですか?
- A
平成30年度の介護報酬改定により、サービス提供責任者の任用要件から「初任者研修修了者・旧ヘルパー2級課程修了者」が除外されました。現在は「介護福祉士実務者研修修了者」「介護福祉士」「旧介護職員基礎研修修了者」「旧ホームヘルパー1級修了者」が要件を満たします。
- Q5.働きながらホームヘルパーの資格を取得できますか?
- A
可能です。介護職員初任者研修は通信学習(40.5時間)と通学(最低89.5時間)を組み合わせたコースがあり、週1〜2回のペースで通えば4ヶ月程度で取得できます。湘南国際アカデミーでは短期集中コース(最短1ヶ月半)や週1回コースなど、ライフスタイルに合わせたコースを選べます。
まとめ|ホームヘルパーの資格は湘南国際アカデミーで取得しよう
- 身体介護を伴う訪問介護員には介護職員初任者研修(130時間)が最低要件
- サービス提供責任者を目指すなら介護福祉士実務者研修の修了が必須
- 費用は給付金(最大80%還付)・職業訓練・キャンペーンで大幅に抑えられる
- 資格取得で年収アップ・キャリアアップの道が広がる
- スクール選びは「立地・振替対応・就職サポート」の3点を確認
湘南国際アカデミーは2011年の開校以来、累計44,000名以上の修了生を輩出してきた介護資格専門スクールです。神奈川県内9校舎で初任者研修・実務者研修・介護福祉士受験対策講座を開講しており、資格取得から就職まで一貫してサポートします。まずはお気軽に無料資料請求をご利用ください。
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湘南国際アカデミーでは初任者研修・実務者研修・介護福祉士受験対策の講師を務めるほか、受験対策テキストの執筆も担当。
介護技能実習評価試験評価者として外国人介護士の受け入れ支援、事業所向けスキルアップ研修のプロデュースなど、人材確保・育成・定着に向けた幅広い活動を展開している。






