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介護職で資格なしの場合の給料はどのくらい?無資格でも働ける?

  • 介護職員初任者研修

介護業界は慢性的な人手不足が続いており、資格を持たない方や未経験の方でも比較的早く就職できる環境があります。しかし、無資格のままで長期的に働けるわけではなく、法律上の義務や実際の職場のニーズにより、資格取得を求められる場面も少なくありません。

また、給料面に関しても資格の有無で差がつくケースが多く、無資格の初任給は正社員の場合で月25万円前後からスタートする事例もあれば、夜勤や手当の有無で月約28万円程度になる場合もあります。パートや派遣での時給は1,000円台後半から2,000円近くに至るまで幅がありますが、いずれも資格を取得するとさらに給与水準が上がる傾向です。

本記事では、無資格でも働き始められる介護の実態や具体的な給料体系、実際に任される業務、夜勤やキャリアアップに関する情報をわかりやすく解説します。これから介護の分野に挑戦しようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

介護職として入社後1年以内なら無資格でも働ける(訪問介護以外)

入社後に資格を取得することを前提としながら、訪問介護以外の現場であれば1年間は無資格で働くことが認められています。

介護保険法の改正により、無資格の方でも施設系の介護現場であれば入社後1年間は勤務が可能とされています。これは人手不足を補うための措置でもあり、短期間で介護サービスに慣れる現場研修の機会ともいえます。ただし、施設によっては独自の基準を設けており、研修中であっても早めの資格取得を義務付けるケースがあります。

また、この1年間の猶予期間はあくまで“介護の基本を学ぶため”と考えられており、ずっと無資格で働き続けられるわけではありません。職場の先輩スタッフや研修制度を活用し、できるだけ早めに認知症介護基礎研修介護職員初任者研修などの資格を取得しておくと、業務範囲の拡大や給与アップが期待できるでしょう。

入社後1年以内に「認知症介護基礎研修」以上の資格取得が義務化

2024年4月以降、法律の改正により認知症介護基礎研修以上の資格取得が明確に義務付けられました。この研修は数日から数週間程度で受講でき、認知症ケアの基礎を学ぶ内容となっています。多くの施設では受講費用の補助や研修の開催を行っているため、早めに申し込みをして計画的に学習を進めることが大切です。

法律上の規定と現場で求められる実態

法律で定められた資格取得義務はあくまで最低限のラインにすぎず、実際の現場ではさらに高いスキルや即戦力が求められることもあります。特に忙しい施設では、早期に即戦力となれるスタッフを重視するため、入社後の研修を通じて業務を素早く覚える必要があります。周囲のサポートを受けつつ、現場で学んだ実践的なケアの知識をしっかり身につけることが重要です。

訪問介護と施設介護で異なる対応範囲

訪問介護では、介護職員初任者研修以上の資格がなければ身体介助や生活援助を行うことが認められていません。一方、施設介護では複数のスタッフが常駐し、無資格スタッフが補助的な立場で業務に携われるため、比較的早く仕事を始めやすい環境が整っています。ただし、施設介護であっても、無資格のままではできない医療行為があるため、確実に範囲を理解した上で対応する必要があります。

介護職で資格なしの場合の給料事情

無資格でも介護業界では一定の収入を得ることが可能ですが、資格の有無や雇用形態によって給与水準は異なります。

無資格の介護職として就業する場合、正社員だと月給25万円前後からスタートする例もあり、各種手当や夜勤の有無に応じて月収28万円以上になることもあるようです。アルバイト・パートや派遣の時給は1,000~1,500円台が多く、立地や施設の種類によって相場は変動します。また職場によっては、無資格であってもしっかりと昇給制度を設けているため、経験年数や成果に応じて給料が上がる可能性があります。

一方で、有資格者(介護職員初任者研修修了者や介護福祉士など)は資格手当がつくことが多いです。そのため、月給で1万~2万円程度の差が出ることも珍しくありません。長期的に収入を安定させたい場合は、最初は無資格でスタートしても早めに資格取得を検討することをおすすめします。

正社員・パート・派遣の働き方別の目安

正社員の場合、月給制で夜勤手当や地域手当などが上乗せされるケースが多く、平均的に月収が高くなる傾向があります。パートや派遣は時給制が主流で、勤務時間やシフトによって大きく変動しやすい特徴があります。例えば、日中だけ勤務するパートの場合は月収が抑えられる一方、夜勤を組み入れるとパートでも賃金アップを狙うことが可能です。

無資格と有資格者の初任給や手当の差はどれくらい?

無資格の場合と、有資格者の場合では初任給で1万~2万円近い差が生じることがあります。これは資格手当や役職手当の有無に起因し、当初のスタートラインから給与の伸び方が違ってくる要因にもなります。特に夜勤や残業での手当が加わるとその差はさらに大きくなるため、将来的な収入アップを考えるならば資格取得は早めに計画しておくのが望ましいでしょう。

介護職で資格なしの状態でできる仕事内容

無資格であっても、生活援助やレクリエーション補助など、特定の範囲内で業務に就くことは可能です。

無資格の方でも、食事の配膳や掃除、洗濯、着替えの補助など日常生活を支える業務を任されることがあります。これらは医療行為を伴わないため、研修や先輩スタッフの指導があれば比較的短期間で覚えられるでしょう。利用者とのコミュニケーションが主な業務となるため、人との関わりが好きな方にも向いている分野といえます。

さらに施設では、レクリエーションや散歩の企画・補助、利用者の送迎など、比較的難易度の低いタスクからスタートし、実務を通じてステップアップしていくことも可能です。慣れてきたら資格取得を目指すことで、より専門的な業務へ挑戦でき、給与やキャリアの幅も広がります。

生活援助や簡単な身体介護の範囲

食事の配膳や清掃、衣類の着脱補助など、利用者の日常生活のサポートが中心となります。これらの業務は介護職として基本的な役割であり、無資格であっても先輩のアドバイスがあれば十分に対応可能です。身体介護の中でも、移乗の補助くらいであればすぐに習得できる場合が多いため、まずは日常生活ケアに慣れることがポイントです。

送迎やレクリエーションの企画・補助

デイサービスや通所介護などでは、利用者の送迎業務に関わることがあります。運転免許が必要になるケースもありますが、添乗員として利用者の乗降を安全にサポートするだけでも十分貢献できます。また、レクリエーションでは体操やゲームの進行補助を行い、利用者が楽しく過ごせるよう手助けすることが重要です。

介護職が資格なしでできない仕事内容

無資格では担えない医療行為や、訪問介護における決まりを守る必要があります。

介護職には利用者の身体を直接扱う場面が多くありますが、医療行為が含まれる業務は法律上、無資格で行うことが禁止されています。例えば、喀痰吸引や経管栄養などは専門の研修を受けた有資格者でなければ担当できません。

また、訪問介護では介護職員初任者研修以上の資格が原則必須となっており、資格なしでは身体介助はもちろん、調理や買い物などの生活援助にも制限があります。無資格でも働きやすいのは施設介護が中心で、訪問介護の場合は採用自体が難しいケースが多い点は注意が必要です。

医療的ケアの禁止事項

経管栄養や喀痰吸引といった行為は医療行為に該当し、無資格のまま実施することは法律で禁止されています。適切な研修や資格を取得した人のみが限られた範囲で行えるため、もし将来的に医療的ケアに携わりたい場合は、実務者研修などを修了し資格を得る必要があります。

訪問介護では初任者研修以上の資格取得が原則必須

訪問介護の現場では、一人で利用者宅に伺い介護サービスを提供する場合が多いため、一定の知識と技術を持っている有資格者が求められます。介護職員初任者研修以上の資格を持っていないと身体介助や生活援助を行うことができないため、訪問介護での無資格勤務は基本的に難しいのが現状です。

資格なしの介護職で夜勤はできる?

夜勤担当には責任も大きいため、無資格でも任されるかどうかは施設の方針や本人の経験によって異なります。

夜勤中は利用者の体調変化や緊急事態に迅速に対応しなければならず、責任が重い業務です。そのため、無資格者が夜勤に入る場合は、一定期間の研修や施設内での人員配置がしっかりしていることが前提となることが多いでしょう。職場によっては、しばらく日勤のみで働いてから夜勤を担当させる流れが一般的です。

夜勤手当は比較的高めに設定されている施設が多いため、結果的に給料アップにつながりやすいのが魅力です。無資格でも夜勤に対応すれば手当は支給されますが、さらに資格を取得すると「資格手当」も上乗せされ、月収全体を大きく押し上げることが可能になります。

夜勤を任される条件と注意点

夜勤をこなすためには、少なくとも日勤業務に十分慣れ、緊急時の対応方法を身につけていることが求められます。特に深夜帯はスタッフの人数が少なくなるため、連携体制をしっかりと構築し、医療行為が必要な場合に有資格者のサポートを得られるよう準備が必要です。

夜勤手当と給料アップの実情

夜勤を担当すると、1回あたり数千円から1万円以上の手当が支給される施設もあります。これが月に複数回重なることで、無資格の介護職であっても大きく給料を伸ばすことが可能です。さらに、介護職員初任者研修実務者研修などの資格を取得すると、夜勤手当に加えて資格手当も上乗せされるため、収入アップの幅がさらに広がるでしょう。

介護職員初任者研修や実務者研修が給料に与える影響

介護職員初任者研修実務者研修を取得することで業務範囲が広がり、給与水準もアップする可能性があります。

介護の入門資格である初任者研修を修了すると、身体介護や生活援助の基礎を学んだ証明となり、現場での信頼度が大きく向上します。その結果、資格手当が支給されたり、より専門性の高い業務を担当できるようになることで給料が上昇しやすくなるのです。実務者研修では、一部の医療的ケアの理解も含まれているため、より高度な介護に携わりたい方にとっては次のステップとして重要になります。

特に国家資格である介護福祉士の取得を視野に入れる場合、実務経験と実務者研修が必須要件となります。介護福祉士を取得すると転職市場でも評価が高くなり、将来的にケアマネージャーなどへのキャリアアップも期待できるため、給与と待遇の両面で大きなメリットを享受できるでしょう。

ステップアップに必要な研修内容

介護職員初任者研修では主にコミュニケーションや介護技術の基礎を学び、実務者研修ではより専門性の高い技術や医療的ケアの手順を学習します。実務者研修を修了しておくと介護福祉士の受験資格に直結するため、無資格からのステップアップを考えるなら早い段階での受講を検討するのがおすすめです。

資格手当やキャリアアップの可能性

介護職員初任者研修実務者研修、さらに介護福祉士などの資格を取得すると、施設によっては毎月の給与に数千円から数万円の資格手当が加わることがあります。役職やリーダー業務を任される道も開け、キャリアアップを通じて長期的な年収増につながる可能性が高まります。

給料や待遇をよくするには介護福祉士の取得が一番

介護福祉士介護職で最も代表的な国家資格の一つであり、取得すると転職時の選択肢が広がるだけでなく、施設内での役職を任されるチャンスも増えます。これにより、無資格のときよりも待遇や給与が大きく改善される事例が多く報告されています。早めに学習計画を立て、実務経験を積みながら資格取得を目指すのが望ましいでしょう。

無資格・未経験OKの求人を探すコツ

実績のある求人サイトやエージェントの利用、研修制度の充実度をチェックすることが、無資格・未経験から安心してスタートするポイントです。

介護業界には専門の求人サイトや転職エージェントが多く存在し、無資格・未経験でも応募可能な求人を効率的に探すことができます。施設ごとの研修制度やキャリアサポート体制をしっかり比較し、入職後の学習環境が整っているかを確認すると、ミスマッチを減らせるでしょう。

特に介護職員初任者研修の受講費用を一部負担してくれる施設や、独自のキャリアアッププログラムを用意している職場は、長期的に働きやすい環境といえます。入職後は先輩スタッフのOJTと合わせて学び、自信を持って業務を進められるようになるまでコツコツと取り組みましょう。

求人情報サイトやエージェントを活用する

介護専門の求人サイトでは、無資格・未経験OKや研修制度ありなど、様々な条件で検索できる機能が充実しています。転職エージェントを利用すれば、キャリアカウンセリングを受けながら自分の希望や適性に合った職場を紹介してもらえることも大きなメリットです。

実務経験ゼロでも安心な研修制度をチェック

介護職員初任者研修実務者研修の講座費用を一部または全額支援してくれる施設を選べば、経済的負担を抑えながら着実にスキルアップできます。さらに、入職後に先輩スタッフがマンツーマンで指導してくれるOJT制度が整っている職場であれば、未経験からでも安心して業務を覚えられるでしょう。

FAQ|「介護職で資格なし」に関するよくある質問

無資格で介護職に興味を持った方から寄せられる、代表的な疑問にお答えします。

以下では、無資格の方からよく寄せられる質問についてまとめました。法律関連の疑問だけでなく、日常業務の内容や働き方に関するポイントも解説します。

Q1.
介護職として入社して、いつまで無資格で働けますか?
A

法律の改正により、入社後1年以内に認知症介護基礎研修以上の資格を取得する必要があり、この期間を超えて無資格で働くことは原則認められません。早めに研修や講習の予定を立てておくことで、スムーズに資格取得へ移行できます。

Q2.
訪問介護でも1年以内なら無資格でも働けますか?
A

訪問介護は介護職員初任者研修以上の資格が原則必須であり、無資格での勤務は基本的に認められていません。例外的に研修期間を設けている事業所もありますが、身体介助や生活援助を行うには資格が求められるため、早めに初任者研修以上を取得しましょう。

Q3.
本当に未経験で勤まるの?
A

未経験の方でも、施設ごとに用意されている研修制度やOJTを活用すれば着実に業務を覚えることができます。ただし、身体介護や認知症の理解など初めは覚えることが多いので、積極的に質問しながら慣れるまで努力を重ねる態度が必要です。

Q4.
資格取得に必要な学費や期間は?
A

介護職員初任者研修は数万円から10万円程度の費用がかかり、数週間から数カ月で修了できる場合が多いです。自治体や施設による助成制度が存在することもあるため、事前に情報収集を行い、できるだけ費用負担を軽減するようにしましょう。

Q5.
介護職で資格なしのメリットとデメリットは?
A

無資格で介護を始めるメリットは、比較的敷居が低くすぐに現場で働き始められることです。一方、業務範囲が限られることや給料アップのスピードが遅いといったデメリットもあるため、早めの資格取得を考えると長期的なキャリアに役立つでしょう。

まとめ|将来に向けて早めに初任者研修以上の資格を取得しましょう

無資格でも始められる介護の仕事ですが、資格を取ることで業務範囲が広がり、将来的なキャリアアップにもつながります。ぜひ早めに学習・研修計画を立ててみてください。

介護業界では、資格なしでも働きやすい環境が整っている一方、法律の改正や職場ニーズの変化に対応するためには資格取得が不可欠です。1年以内の資格取得が義務となっている施設も多いため、可能ならば入職前から講座や研修をリサーチしておくと良いでしょう。資格を取ることで任せてもらえる仕事の幅が増え、給料にも反映されるため、長期的に介護職を続けていく上で大きなメリットがあります。

また、初任者研修実務者研修などの資格を取得する際は、自治体の助成制度や施設の受講補助などを上手に活用し、負担をできるだけ軽減する方法を探ってみてください。将来は介護福祉士の合格を目指してキャリアを積むことで、専門知識と実務経験の両面で大きく成長できるでしょう。

この記事を書いた人
大学でキャリアカウンセリングを専門的に学び、当時最年少の記録でキャリアコンサルタント資格を取得。公共職業訓練校では多様な受講生を対象に就職支援やキャリア相談を行い、私立大学・短期大学の就職課相談、セミナー講師、企業の採用評価、区役所での女性相談など幅広い現場で実績を積む。
湘南国際アカデミーでは、介護関連資格の教育・職業紹介を通じ、「介護をする側のQOL向上」をテーマにイベントや研修を企画し、受講生や就労先企業から厚い信頼を獲得。これまで延べ約1万人を支援する中でグリーフケアの重要性を痛感し、仕事と人を結ぶだけでなくケアの視点を含む総合的なサポートを目指している。現在は上智大学グリーフケア研究所でさらなる学びを得ながら、各企業向け「事業所内レベルアップ研修」の企画・運営にも携わり「レクリエーション介護士2級講座」の講師も務める。介護とキャリアの両面から多面的に活動を展開している。
中澤 みほ
藤沢校
【所持資格】
国家資格キャリアコンサルタント・上智大学グリーフケア研究所認定 臨床傾聴士・一般社団法人全人力を磨く研究所認定 ホリスティックケア士・一般社団法人日本ホスピタリティ検定協会認定 グリーフケア・リテラシー検定合格・レクリエーション介護士2級及び講師資格
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