無料資料請求する
資料請求
講座一覧から探す

初心者も安心のおすすめ講座多数!

無料資料請求する

研修内容を詳しく!

講座一覧から探す

0円講座も受付中!

資料請求

ご希望講座の資料を無料でお届け

Instagram X FaceBook

介護職員とは?介護士との違いや仕事内容、向いている人や必要な資格

  • 介護職員初任者研修

「介護職員とはどのような仕事?」「資格は必要?」「自分に向いているかわからない……」。介護の仕事に興味を持ったとき、このような疑問が浮かぶかもしれません。この記事では、介護職員の仕事内容や気になる給与、キャリアパスまで未経験の方が知りたい情報をわかりやすく解説します。

介護職員とは

「介護職員」とはどのような仕事で、よく聞く「介護士」とはどう違うのでしょうか。まずは、その基本的な役割から見ていきましょう。

介護職員は利用者に寄り添い、その人らしい暮らしを支えるプロ

介護職員とは、高齢者や障がいを持つ人の暮らしを援助する専門職です。利用者が自宅や施設で安心して暮らせるよう、丁寧なケアとコミュニケーションを通じて、その人らしい日常生活を支えます。

「介護職員」と「介護士」の違い

「介護職員」と「介護士」は、どちらも介護の仕事に携わる人を指すため混同されがちですが、実は資格の有無によって意味が異なります。
・介護職員:介護の仕事をする人全般を指す言葉で、資格の有無は問わない
・介護士:一般的に、国家資格である「介護福祉士」の資格を持つ専門職を指す
このように、無資格の方でも名乗れる「介護職員」に対し、「介護士」は介護福祉士などの資格保有者のことを指すことが多い、という点が大きな違いです。
h2:介護職員の主な仕事内容
介護の仕事は、大きく「身体介護」と「生活援助」「その他の業務」に分けられます。具体的にどのような仕事内容なのか見ていきましょう。

身体介護

身体介護の代表的な業務としては、入浴や排泄、食事の介助が挙げられます。入浴介助では浴室への移動支援や衣服の着脱補助、体を洗う手伝い、湯船への出入りサポートなどを行います。
排泄介助ではトイレへの誘導や移動支援、おむつ交換、ポータブルトイレの使用補助などを行います。
食事介助は食事の準備や利用者の姿勢の調整や食事介助などを行います。嚥下(えんげ)機能に問題がある場合は、とろみ剤を使用するなどして食事形態を工夫します。また、食事中の見守りや声かけも重要な業務です。
なお、無資格者は一部の身体介護を行うことができません。もし無資格者が身体介護を行うには、認知症介護基礎研修または介護職員初任者研修の資格を取得することになります。

生活援助:掃除・洗濯・買い物など

生活援助は、利用者が普段行っている掃除や洗濯、買い物といった日常の家事を支援する業務です。
掃除では居室の掃除機がけや拭き掃除、ベッドメイキング、トイレや浴室の清掃などを行います。洗濯では洗濯物の仕分け、洗濯機の操作、干す・たたむ・収納するなどの作業を、利用者の代わりに行います。買い物のサポートでは食材・日用品の購入はもちろん、買い物リストの作成や領収書の管理なども担当します。
また、生活援助は利用者の普段の様子や生活パターンを把握するために行う大切な機会でもあります。

レクリエーションの企画や介護記録などの情報共有

利用者が日々の生活をより豊かに送れるよう、軽い体操や季節の行事といったレクリエーションを企画し、身体機能の維持や社会的交流を促進するのも介護職員の大切な仕事です。こうした活動を通して利用者同士のコミュニケーションが生まれ、信頼関係も深まります。
また、介護記録の作成も重要な業務です。排泄量や食事量、レクリエーションでの様子などを記録し、時間帯ごとの利用者の変化を把握します。

介護職員はどこで働く?主な活躍の場所

介護職員の仕事内容を把握したところで、次にどのような場所で活躍しているのかを見ていきましょう。

介護施設

介護施設にはさまざまな種類があり、代表的なものとして特別養護老人ホーム(特養)や介護老人保健施設(老健)、グループホームなどがあります。
特別養護老人ホーム(特養)は、長期的に入居する利用者が多く、日常生活全般を支援する施設です。
介護老人保健施設(老健)は、リハビリを重視して在宅復帰を目指す施設で、医療スタッフと連携して身体機能の改善を支援します。
グループホームは、認知症の人向けの少人数施設で、家庭的な雰囲気の中で利用者と密接に関わるのが特徴です。

利用者の自宅(訪問介護)

訪問介護とは、介護職員が利用者の自宅を訪ねてケアを提供するサービスです。
施設とは異なり、利用者が生活している空間に直接入るため、個別の状況や生活習慣に合わせた対応が求められます。利用者の「住み慣れた家で暮らし続けたい」という想いに応える、やりがいの大きな仕事です。家庭的な雰囲気の中で利用者との信頼関係を築きやすく、じっくりとケアに向き合えるメリットがあります。

デイサービス

デイサービスは、在宅の高齢者や障がい者が日中通う介護サービスです。デイサービスの特徴は、利用者さんの社会参加と心身機能の維持・向上を目指す点にあります。介護職員は、レクリエーションや機能訓練などのプログラムを企画・実施し、利用者の生きがいづくりをサポートします。また、同じ境遇の方々との交流の場を提供することで、利用者の孤立感の解消に貢献します。

医療機関

病院などの医療機関で働く介護職員は、医師や看護師と連携しながら患者の療養生活を支援します。医療行為は行いませんが、身体介護やベッド周りの環境整備などを通じて、医療チームの一員として患者のQOL(生活の質)向上を支える重要な役割を担っています。

気になる介護職員の給与と収入アップの方法

「介護職員の給与は低い」というイメージがあるかもしれませんが、近年では処遇改善が進められており、給与水準は年々向上しています。国も「処遇改善加算」などの制度で給与アップを後押ししています。

知っておきたい介護職員の給与事情

介護職員の給与は、主に「働く場所」「働き方」「雇用形態」によって変わってきます。
例えば、特別養護老人ホームのような24時間体制の施設か、日中のみのデイサービスかといった施設の種類、また夜勤の有無によっても給与は変動します。一般的に、夜勤があったり、より専門的なケアが求められたりする職場では、その分手当が充実する傾向にあります。
さらに、正社員・パート・派遣といった雇用形態の違いも、給与や福利厚生に影響する大きなポイントです。自身のライフスタイルや希望に合わせて職場を選ぶことが、納得のいく収入を得るための第一歩と言えるでしょう。

収入をアップさせるには?

介護の仕事は、資格や経験によって着実に収入を上げていけるのが魅力です。介護職員初任者研修やその上位資格である介護福祉士実務者研修などの資格を取得すると、担当できる業務の幅が広がり、昇給やキャリアアップに直結します。さらに、介護福祉士などの国家資格を取得すれば、資格手当が支給されることが多く、給与アップが見込めます。
また、経験年数を積んでリーダー職や管理職を任されるようになれば、役職手当などが加算されます。

以下の関連記事も読まれています

☑介護の資格で給料はどう変わる?収入UPを徹底解説

介護職員に向いている人

介護は、人と人とのつながりを何よりも大切にする仕事です。そのため介護職員には、多角的な視点と幅広い素質が求められます。相手の話を丁寧に聞き、自分の意見をわかりやすく伝えられるコミュニケーション力がある人や予期せぬ出来事が起こった際でも落ち着いて状況を判断し、柔軟に対応できる人などは、介護職員に向いていると言えるでしょう。

無資格・未経験から介護職員になるには?

介護の仕事は、無資格・未経験からでも十分にチャレンジできます。事前に資格を取得する方法と、就職してから資格取得を目指す方法がありますが、どちらの道でも意欲さえあれば、しっかりとキャリアを築くことが可能です。

まずは入門資格「介護職員初任者研修」の習得を目指す

介護職員初任者研修は介護の基本を学ぶための入門資格です。約130時間のカリキュラムで、基本的な介助技術や知識を学ぶことができます。この資格があれば、一人で利用者の身体に触れる「身体介護」を行えるようになります。
施設によっては、受講費用の一部または全額を補助する資格取得支援制度を設けているところもあり、働きながらでも安心して資格取得を目指せます。

ハローワークや求人サイトを活用する

介護職員の仕事を探す際は、ハローワークや求人サイトを活用することが一般的です。施設やサービスごとに募集要項が異なるため、勤務地域や給与、福利厚生などを比較検討しながら求人を選ぶことが大切です。
面接では、介護に対する想いやコミュニケーション能力が重視されます。自身の考えを具体的に伝えられるよう準備しておくと良いでしょう。
また、人材紹介会社やスクールを通じた就職支援も有効な手段です。就職後も研修やキャリア相談といったサポートが受けられる場合もあり、安定した環境で長く働き続けるための心強い味方になります。

FAQ|介護職員に関するよくある質問

介護職員の仕事内容や資格、働き方については、これから介護の仕事を始めたい方にとって多くの疑問や不安があるものです。ここでは、そんな皆さまの不安を解消するための、よくある質問とその回答をまとめました。介護職員を目指す方はぜひ参考にしてください。

Q1.
介護職員と介護士の違いは何ですか?
A

「介護職員」は介護の仕事に従事する人を広く指す言葉で、資格の有無を問いません。一方「介護士」は、一般的に国家資格である「介護福祉士」を持つ専門職を指すことが多く、業務範囲や責任にも違いがあります。

Q2.
無資格でも介護職員として働けますか?
A

はい、働けます。介護職は無資格・未経験からでもチャレンジ可能で、働きながら「介護職員初任者研修」などの資格を取得することができます。初任者研修を修了すれば、身体介護にも対応できるようになり、キャリアアップや収入増加にもつながります。

Q3.
介護職員はどのような職場で働けますか?
A

特別養護老人ホームや介護老人保健施設、グループホーム、デイサービス、訪問介護、医療機関など、さまざまな職場があります。それぞれに役割や働き方の特徴があるため、自分に合った環境を選ぶことが大切です。

Q4.
介護職員の収入はどれくらいですか?
A

給与は施設の種類や雇用形態、夜勤の有無などによって異なります。近年は「処遇改善加算」など国の支援制度により収入も上昇傾向にあり、資格や経験を積むことで着実な収入アップも期待できます。

Q5.
介護職員に向いている人はどんな人ですか?
A

相手の立場に立って考えられる人、人とのコミュニケーションが得意な人、柔軟に対応できる人は介護職に向いています。介護の仕事は人との関わりが中心なので、思いやりの心や観察力が大切です。

介護職員として新しいキャリアをスタートしてみよう

今回は介護の現場で働く介護職員について解説しました。介護職員は、高齢社会を支える非常にやりがいのある仕事です。ときには身体的・精神的な負担を感じることもあるかもしれませんが、利用者からの「ありがとう」という感謝の言葉や笑顔に直接触れられるのは、この仕事ならではの大きな喜びです。
未経験からでも、研修や資格取得を通じて専門性を高めながら、長く安定して活躍できる道が開かれています。もし興味を持った人がいれば、介護職員を目指してみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人
大学でキャリアカウンセリングを専門的に学び、当時最年少の記録でキャリアコンサルタント資格を取得。公共職業訓練校では多様な受講生を対象に就職支援やキャリア相談を行い、私立大学・短期大学の就職課相談、セミナー講師、企業の採用評価、区役所での女性相談など幅広い現場で実績を積む。
湘南国際アカデミーでは、介護関連資格の教育・職業紹介を通じ、「介護をする側のQOL向上」をテーマにイベントや研修を企画し、受講生や就労先企業から厚い信頼を獲得。これまで延べ約1万人を支援する中でグリーフケアの重要性を痛感し、仕事と人を結ぶだけでなくケアの視点を含む総合的なサポートを目指している。現在は上智大学グリーフケア研究所でさらなる学びを得ながら、各企業向け「事業所内レベルアップ研修」の企画・運営にも携わり、介護とキャリアの両面から多面的に活動を展開している。
中澤 みほ
藤沢校
【所持資格】
国家資格キャリアコンサルタント・上智大学グリーフケア研究所認定 臨床傾聴士・一般社団法人全人力を磨く研究所認定 ホリスティックケア士・一般社団法人日本ホスピタリティ検定協会認定 グリーフケア・リテラシー検定合格
介護職のキャリアアップに役立つ講座多数!まずは資料請求!