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第29回 介護福祉士国家試験 解説つき解答⑩「発達と老化の理解」

2022年1月30日
第34回介護福祉士国家試験

発達と老化の理解

問題 69 エリクソン(Erikson,E.)の発達段階説において,青年期の発達課題として,正しいものを1つ選びなさい。 1 生殖性の獲得 2 信頼感の獲得 3 同一性の獲得 4 自発性の獲得 5 親密性の獲得

解答・・・・・・3

解説

エリクソンの発達段階説において、青年期は13歳~19歳頃を言い、同一性(自分は何者か)を獲得することができるかという発達課題を抱く時期とされる。

問題70 年齢規定に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。 1 老人福祉法では,原則として70歳以上の者を施策の対象としている。 2 介護保険法では,50歳から第2号被保険者になる。 3 高齢者の医療の確保に関する法律の後期高齢者医療制度は,60歳以上の者を対象としている。 4 高年齢者等の雇用の安定等に関する法律では,事業主に,雇用している高年齢者が希望するときは,75歳まで継続雇用することを義務づけている。 5 道路交通法では,運転免許証の更新を受けようとする75歳以上の者に,認知機能検査を義務づけている。

解答・・・・・・5

解説

道路交通法において、免許証の更新を受けようとする者で、更新期間が満了する日における年齢が75歳以上の者は、更新期間が満了する日前6月以内にその者の住所地を管轄する公安委員会が行った認知機能検査を受けていなければならないこととされている。

問題71 高齢者の薬物代謝に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。 1 消化管からの薬剤の吸収力は低下する。 2 肝臓での薬剤の代謝に要する時間が短縮する。 3 腎臓からの薬物(やくぶつ)排泄量(はいせつりょう)は増加する。 4 脂溶性薬剤の蓄積は起こりにくくなる。 5 複数の薬剤間の相互作用が起こりやすい。

解答・・・・・・5

解説

高齢になると、複数の疾患を抱えることが多くなり、複数の薬を服用することも増える。複数の薬を同時に服用すると、薬の作用が互いに影響し合う相互作用を起こしやすい。

問題72 老化に伴う知的機能の変化に関する次の記述のうち,適切なものを1つ選びなさい。 1 目から入る感覚記憶は低下しやすい。 2 からだで覚えた手続き記憶は忘れにくい。 3 昨日の出来事などのエピソード記憶は忘れにくい。 4 計算などの流動性知能は低下しにくい。 5 経験や学習で得られた結晶性知能は低下しやすい。

解答・・・・・・2

解説

自転車の乗り方や楽器の演奏など、技能としてからだで覚えた記憶を手続き記憶という。からだで覚えたことは、比較的保たれる。

問題73 加齢に伴う身体機能の低下を感じている高齢者の心理に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。 1 身体機能の低下に対する不安や悲しみを,自分が経験しているのではなく,友人のことだと考えることで心理的安定を図ろうとすることを,抑圧という。 2 受け身的で,子どものように振る舞うことで心理的安定を図ろうとすることを,投影という。 3 身体機能の低下の代わりに、認知的な活動での優越感を持つことで心理的安定を図ろうとすることを、補償という。 4 身体機能を使う場面を避けて,ひきこもることで心理的安定を図ろうとすることを,退行という。 5 身体機能の低下に対する不安や悲しみを,無意識的に抑えることで心理的に安定を図ろうとすることを,逃避という。

解答・・・・・・3

解説

満たされない思いや感情などから、心理的に安定した状態を保つための機能として、防衛機制(適応機制)がある。 防衛機制(適応機制)にはさまざまなものがあり、不得意で劣等感を感じているようなことを、得意なもので補おうとすることを補償という。

問題74 甲状腺機能低下症(hypothyroidism)の症状として,適切なものを1つ選びなさい。 1 浮腫 2 下痢 3 動悸(どうき) 4 いらいら感 5 手の震え

解答・・・・・・1

解説

甲状腺機能低下症の症状として、粘液水腫という特徴的な浮腫がある。この浮腫は、強く押してもすぐに元通りになる。

問題 75 めまいとその症状に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。 1 メニエール病(Ménière's disease)では、立ちくらみが起こる。 2 良性発作性頭位めまい症(benign paroxysmal positional vertigo)では、回転感がある。 3 低血圧によるめまいは、耳鳴りを伴う。 4 不整脈によるめまいは、頭痛を伴う。 5 脳梗塞(cerebral infarction)では、めまいは起こらない。

解答・・・・・・2

解説

良性発作頭位めまい症では、頭を動かしたり、朝起きるときに枕から頭を上げたあとなどに、数十秒で消失する急激な回転性のめまいが起こる。

問題 76 Aさん(79歳、女性)は、介護老人福祉施設で生活している。糖尿病(diabetes mellitus)でインスリン治療が必要で、1日に一度、昼食後に自己注射をしていて、併せて毎食直前に血糖を下げる薬を内服している。医師からは血糖のコントロール状態は良好であると言われている。ある日、Aさんの医療機関の受診が長びいた。B介護福祉職が、Aさんに遅めの昼食をとってもらう準備をしていると、Aさんが「頭がふらふらする」と訴えた。冷や汗もかいているようである。 B介護福祉職によるAさんへの対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。 1 昼食をとらずに、すぐにベッドで休んでもらう。 2 昼食前の内服薬をすぐに飲んでもらう。 3 すぐに看護師に血糖を測定してもらう。 4 すぐにインスリン(insulin)を自己注射してもらう。 5 様子を見る。

解答・・・・・・3

解説

Aさんは受診が長びいたことにより、いつもの時間に昼食を摂ることができていないことから、低血糖症状が出現した可能性が疑われるため、看護師に血糖を測定してもらう必要がある。

全問題と解説付き解答

解説付き解答①「人間の尊厳と理解」 
※本解答は湘南国際アカデミーが独自に作成した予想解答であり、本試験の結果を保証するものではありません。また、予想解答は予告なく変更する場合がございます。 ※この解答速報の無断掲載はご遠慮頂きますようお願いいたします。 ・介護福祉士国家試験合格率91.9%以上を誇る受験対策講座はコチラ・ 【速報!!】 湘南国際アカデミーオリジナル教材で、介護福祉士国家試験受験対策の必須アイテムとなる「eラーニング 介護福祉士 受かるんです」をリリースします。 圧倒的な問題数と、介護福祉士国家試験合格率91.9%以上を誇る今までのノウハウを結集させた、湘南国際アカデミーオリジナルの介護福祉士国家試験受験対策のeラーニングの登場です。 今までは、東京・神奈川エリアの方しか受験対策講座に参加することが出来ず、全国から出張講座のお問合せなどを頂いておりましたが、日本全国どこでもいつでも介護福祉士受験対策が出来る環境をご用意いたしました。 是非、こちらをご覧ください。⇒「eラーニング 介護福祉士 受かるんです」 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 3Kなんてまっぴらごめん!介護の世界を3Hに。。。。湘南国際アカデミー 実務者研修はどこで受けても同じではありません。おもしろくてタメになる!湘南国際アカデミーの実務者研修は… 介護の仕事をしてみたい、家族のために介護を学びたい…湘南国際アカデミーの初任者研修で始めましょう! ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
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