介護職の動向&意識調査の集計結果と所見
【2026年9月度】 介護職の最新動向&意識調査マンスリーレポート
このたび湘南国際アカデミーでは、以下の方針で「介護職の最新動向と意識」に関するアンケート調査を実施しました。
- 介護のやりがいや課題、働きやすさについて
- 現場で働く方々の“リアルな声”を社会へ届ける
- 介護業界の未来づくりに役立つヒントを探る
介護の仕事が社会でどのように捉えられているのか。
そして、実際に現場で働く皆さまが何を感じ、何を望んでいるのか。
その「本音」に耳を傾け、可視化することで、介護という仕事の価値や可能性を、より多くの人に正しく届けたい——
そんな思いから、この調査を行いました。
本調査は今回限りではなく、マンスリーで実施していく予定です。
今後も介護職員の皆様を中心に現場の声を拾い上げ、介護業界の理解と発展に貢献してまいります。
各企業様や各業界関係者様からのご意見やご要望も賜れますよう、ご協力の程お願い申し上げます。
新たな商品・サービスの共同研究から開発に関しましても、積極的に取り組んでおりますので、お気軽にお問い合わせください。
※この一覧に表示されている数値は、小数点以下第2位を四捨五入し、小数点第1位までを表示しています。
Q
1.あなたの性別を教えてください。
A
| 回答内容 | 回答数 |
|---|
| 男性 | 78 |
| 女性 | 239 |
| その他 | 1 |
| 回答しない | 3 |
Q
2.あなたの年齢を教えてください。
A
| 回答内容 | 回答数 |
|---|
| 20歳未満 | 0 |
| 20-29歳 | 13 |
| 30-39歳 | 29 |
| 40-49歳 | 74 |
| 50-59歳 | 134 |
| 60歳以上 | 71 |
Q
3.現在の雇用形態を教えてください。
A
| 回答一覧 | 回答数 |
|---|
| 正社員 | 129 |
| 契約社員 | 20 |
| パート・アルバイト | 160 |
| 業務委託契約 | 2 |
| その他 | 10 |
Q
4.あなたの現在の勤務先の事業所種別を教えてください\
A
| 回答一覧 | 回答数 |
|---|
| 特別養護老人ホーム(特養) | 36 |
| 介護老人保健施設(老健) | 16 |
| 介護医療院 | 1 |
| グループホーム | 33 |
| 有料老人ホーム | 51 |
| サービス付き高齢者向け住宅 | 11 |
| 小規模多機能型居宅介護 | 10 |
| デイサービス(通所介護) | 60 |
| 訪問介護(ホームヘルプ) | 33 |
| 訪問看護 | 2 |
| 居宅介護支援(ケアマネ事業所) | 1 |
| 病院(介護職として勤務) | 17 |
| 障がい者支援施設 | 27 |
| その他 | 23 |
Q
5.あなたが現在保有している介護資格を教えてください。(該当するものをすべて選択)
A
| 回答一覧 | 回答数 |
|---|
| 介護職員初任者研修 | 195 |
| 介護職員実務者研修 | 181 |
| 介護福祉士 | 117 |
| 認定介護福祉士 | 3 |
| 介護支援専門員(ケアマネジャー) | 3 |
| 社会福祉士 | 6 |
| 精神保健福祉士 | 1 |
| 介護予防運動指導員 | 4 |
| 福祉用具専門相談員 | 7 |
| ガイドヘルパー(移動支援従事者) | 41 |
| 介護事務資格(ケアクラーク、介護保険事務など) | 5 |
| その他 | 38 |
Q
6.介護業界での勤務経験を教えてください。
A
| 回答一覧 | 回答数 |
|---|
| 1年未満 | 37 |
| 1~3年 | 75 |
| 4~6年 | 97 |
| 7~10 | 60 |
| 11年以上 | 52 |
Q
7.現在の職種を教えてください。
A
| 回答一覧 | 回答数 |
|---|
| 介護職員 | 268 |
| ケアマネジャー | 2 |
| 生活指導員 | 13 |
| 管理職 | 11 |
| 役員・経営者 | 4 |
| その他 | 23 |
Q
8.介護職の魅力を感じる瞬間はどのようなときですか?(複数選択可)
A
| 回答一覧 | 回答数 |
|---|
| 利用者から感謝の言葉をもらったとき | 257 |
| 利用者のQOL向上や回復を実感したとき | 157 |
| チームワークを発揮したとき | 108 |
| 昇格したとき | 19 |
| 昇給したとき | 49 |
| 賞与をもらった時 | 44 |
| その他 | 30 |
Q
9.介護職を選んだ理由を教えてください。(複数選択可)
A
| 回答一覧 | 回答数 |
|---|
| 人の役に立ちたいから | 185 |
| 資格を活かせる仕事だから | 108 |
| 仕事の安定性があるから | 77 |
| 友人や知人からのすすめ | 41 |
| その他 | 49 |
Q
10.介護職として働く上での不安を教えてください。(複数選択可)
A
| 回答一覧 | 回答数 |
|---|
| 身体的な負担 | 234 |
| 精神的な負担 | 183 |
| 将来のキャリア | 57 |
| 収入面・経済的な不安 | 190 |
| その他 | 21 |
Q
11.介護職の仕事で最もストレスを感じる要因を選んでください。
A
| 回答一覧 | 回答数 |
|---|
| 人間関係 | 150 |
| 業務内容の難しさ | 25 |
| 業務量の多さ | 63 |
| 給与・待遇 | 63 |
| その他 | 19 |
Q
12.夜勤の負担について、どのように感じていますか?
A
| 回答一覧 | 回答数 |
|---|
| とても負担に感じる | 130 |
| ある程度負担に感じる | 102 |
| あまり負担に感じない | 33 |
| 全く負担に感じない | 56 |
Q
13.仕事を続けるために必要なサポートは何ですか?(複数選択可)
A
| 回答一覧 | 回答数 |
|---|
| 身体的負担の軽減策 | 180 |
| 精神的負担の軽減策 | 179 |
| 人材不足の解消 | 233 |
| 経済的負担の軽減策①(福利厚生・手当の充実) | 171 |
| 経済的負担の軽減策②(昇給) | 163 |
| 職員の家族の介護の負担軽減策 | 40 |
| 職員の育児の負担軽減策 | 36 |
| その他 | 10 |
Q
14.介護ロボット・ICTの活用に対する意向を教えてください。
A
| 回答一覧 | 回答数 |
|---|
| 活用すべきだと思う | 151 |
| どちらとも言えない | 150 |
| 活用しなくてもよい | 20 |
Q
15.現在の給与・待遇に満足していますか?
A
| 回答一覧 | 回答数 |
|---|
| とても満足している | 7 |
| ある程度満足している | 99 |
| あまり満足していない | 137 |
| 全く満足していない | 78 |
Q
16.経済的な安定度について、現在の収入で生活できていますか?
A
| 回答一覧 | 回答数 |
|---|
| 余裕がある(貯蓄などもできている) | 12 |
| ある程度の収入は得ている | 55 |
| なんとか生活できる | 156 |
| 生活が厳しい | 79 |
| 生活できない | 19 |
Q
17.今後のキャリアプランについて教えてください。
A
| 回答一覧 | 回答数 |
|---|
| 介護職を続けたい | 157 |
| 介護職を続けるか迷っている | 58 |
| 他法人の介護職に転職を考えている | 57 |
| 介護職ではない他の業種・職種への転職を考えている | 18 |
| 独立を考えている | 11 |
| 何も考えていない | 20 |
Q
18.転職する際に重要視する点を教えてください。
A
| 非常に重要 | 重要 | 普通 | あまり重要でない | 全く重要でない |
|---|
| 給与・待遇 | 53.9% | 36.1% | 8.7% | 0.9% | 0.3% |
| 職場の人間関係 | 67.6% | 25.5% | 5.9% | 0.6% | 0.3% |
| 勤務地・通勤の利便性 | 53.3% | 38.0% | 7.8% | 0.3% | 0.6% |
| 仕事内容 | 44.2% | 41.1% | 12.5% | 1.9% | 0.3% |
| キャリアアップの機会 | 24.0% | 41.7% | 25.9% | 5.9% | 2.5% |
| 勤務時間の柔軟性 | 43.0% | 40.2% | 15.9% | 0.9% | 0.0% |
Q
19.介護業界への就職・転職を知人に勧めますか?
A
| 回答一覧 | 回答数 |
|---|
| ぜひ勧めたい | 15 |
| どちらかというと勧めたい | 128 |
| あまり勧めたくない | 140 |
| 全く勧めたくない | 38 |
Q
20.介護職の離職理由として考えられる要因を教えてください。(複数選択可)
A
| 回答一覧 | 回答数 |
|---|
| 仕事の内容が合わない | 103 |
| 将来的なキャリア形成に対し懸念がある | 61 |
| 給与・待遇 | 237 |
| 人間関係 | 249 |
| 身体的負担 | 225 |
| 精神的負担 | 207 |
| 家族の介護 | 45 |
| 育児 | 25 |
| その他 | 12 |
Q
21.現在の職場の満足度を5段階で評価してください。
A
| 非常に満足 | 満足 | 普通 | 不満 | 非常に不満 |
|---|
| 満足度 | 6.9% | 25.2% | 35.2% | 24.0% | 8.7% |
Q
22.あなたの国籍について教えてください。
A
Q
23.【外国籍の方のみ】 国籍を教えてください。
A
Q
24.あなたの職場では外国人スタッフが働いていますか?
A
Q
25.外国人スタッフとのコミュニケーションで困った経験はありますか?
A
| 回答内容 | 回答数 |
|---|
| よくある | 28 |
| たまにある | 94 |
| ない | 83 |
| 外国人スタッフがいない | 116 |
Q
26.2024年以降、働き方や現場の雰囲気に変化を感じましたか?
A
| 回答内容 | 回答数 |
|---|
| はい | 60 |
| いいえ | 139 |
| どちらとも言えない | 122 |
Q
27.どのような点で変化を感じましたか(自由記述欄)
A
自由記述の回答概要は以下の通りです。
| 変化を感じない・わからない(勤務歴が浅い含む) |
|---|
| 会議の場で、いろいろ話し合い、決定事項が決まるが、何も変化を感じない |
| 何も変わってない |
| まだ1年未満 |
| スタッフの入れ替わりがあるためよくわからない |
| 障がいの施設には働き方の変化は難しいのではないかと考える |
傾向:約3分の1が「変化を感じない」「わからない」と回答しました。勤務歴が浅く比較できないという声も多く、制度変更の実感が乏しい層が一定数います。
| 業務内容・負担・ICTの変化 |
|---|
| ケアプー(ケアプランデータ連携システム)の導入により、デジタル化が進み始めた感覚 |
| 紙ベースからICT導入が徐々に進んできている |
| いろいろな加算を習得する為、業務がいろいろと増えた点 |
| 元々忙しすぎてひどい職場だったが、さらに忙しくなり、タダ働きが異常に増えて、職場の人間関係もひどくなった |
| 職場の体制が変わった/定員18名から30名に増えた/スタッフも増えたが利用者さんに対しての関わりが減ってしまった/18人体制の頃を知っている利用者様からは前のほうが良かったと言われることがある |
傾向:ICT・デジタル化が進み始めた一方、加算対応などで業務が増えた、忙しさが増したという声が見られました。
| 管理者・職場の雰囲気・人間関係 |
|---|
| 管理職の入れ替わりから職場そのものがポジティブ思考と変わりつつあると感じる |
| 現場の意見が反映するのがはやくなった |
| 上司がパワハラにならないように気を使っている |
| 看護師が見下してくる事が少ない |
| まとまりがない/部下に対してのパワハラ |
| 上役の一部職員に対しての優遇 |
傾向:管理職の交代や配慮によって雰囲気が良くなったという声と、パワハラ・優遇への不満の声が両方あり、職場ごとの差が大きいことがうかがえます。
| 人員不足・離職 |
|---|
| 人がどんどん辞める |
| 離職者が多く、在職中の職員の負担が、、増大している |
| 長く働いている職員の悪が強いことにより、新しく人が入ってもすぐ離職していく |
| 公休が増えた分人不足になった |
| 利用者の負担が強くなり、人手不足の深刻さが重なってしまい、介護の質が下がってきた |
傾向:離職の連鎖と残った職員の負担増、人手不足による介護の質への影響を挙げる声が目立ちました。
| 処遇・賃金・休暇の変化 |
|---|
| 処遇改善が最低賃金に盛り込まれている |
| 有休に加えリフレッシュ休暇が導入された |
| 残業はなるべくさせないようにしている。 5連休を年間で2回正社員はとらなければならない |
| 処遇改善金の分配制度の導入 |
| パートの勤務時間について柔軟に対応していると感じてます |
傾向:処遇改善の反映、リフレッシュ休暇の導入、残業抑制など、制度面での前向きな変化を挙げる声がありました。
| 外国人スタッフの増加 |
|---|
| 外国人スタッフを雇うようになったこと |
| 海外からの技能実習生で日本語が分からず会話が成り立たない時がある |
| 日本語の理解 |
| 外国人スタッフの積極的な導入、残業をしない、させないための積極的な仕組み作り |
| 外国人が増えた/処遇改善が進んだ/パートアルバイト派遣さんは、/下に見られているのが変わらない |
傾向:外国人スタッフの増加を実感する声があり、日本語でのコミュニケーションの難しさや、待遇面の課題にも触れられています。
| 利用者の暴言・暴力 |
|---|
| 利用者の暴言があり精神的ダメージが有り |
| 精神病の利用者さんが、2人も利用されている。暴力暴言があり職員のストレスが大きい。施設側は、その事について何も対応してくれない |
傾向:利用者からの暴言・暴力による精神的ダメージと、事業所側の対応不足を訴える声がありました。
| その他(単発スタッフの増加など) |
|---|
| 有償ボランティアや単発の仕事の方が増えた |
| 単発バイトスタッフの対応が増えている。 |
| 異動、転職して通勤が楽になった |
| 介護職はたくさんの職種がある為、自身に合う職種を探す方法があると良い/短期体験施設(給与有り型) |
傾向:単発バイト・有償ボランティアなどスポット的な人材の増加に触れる声がありました。
Q
28.あなたが日々の業務で重要だと感じる知識・技術・学びについて、各項目をそれぞれ評価してください。
A
| 項目 | 非常に重要 | 重要 | 普通 | あまり重要 でない | 全く重要 でない |
|---|
| 認知症介護の基礎知識 | 49.5% | 38.6% | 8.7% | 2.2% | 0.9% |
| 認知症高齢者とのコミュニケーション技術 | 50.2% | 39.9% | 5.3% | 3.4% | 1.2% |
| 高齢者虐待防止に関する知識・対応方法 | 50.2% | 40.5% | 6.9% | 1.6% | 0.9% |
| 身体介護技術(移乗・排泄・入浴・食事介助など) | 56.7% | 34.3% | 7.5% | 1.2% | 0.3% |
| 基本的な介護知識(加齢による身体変化や疾病の理解など) | 42.7% | 48.0% | 7.8% | 1.2% | 0.3% |
| 緊急時対応 | 66.7% | 29.6% | 2.8% | 0.6% | 0.3% |
| 記録の書き方 | 33.0% | 42.7% | 21.5% | 1.9% | 0.9% |
| 介護計画、ケアプランの立案や多職種連携に関する知識 | 30.2% | 44.9% | 21.5% | 2.8% | 0.6% |
| ストレスマネジメント・メンタルケア | 45.2% | 39.9% | 13.7% | 0.9% | 0.3% |
| 家族対応・相談支援力 | 33.6% | 46.7% | 18.1% | 0.9% | 0.6% |
| 終末期の介護・ターミナルケアの知識・技術 | 35.5% | 45.8% | 14.3% | 2.2% | 2.2% |
Q
29.介護業界をより良くするために、現場から伝えたいことがあればお聞かせください。(自由記述欄)
A
自由記述の回答概要は以下の通りです。
| 給与・待遇の改善 |
|---|
| とにかく給与面の見直し 仕事の大変さの割に給料が見合っていなさ過ぎる |
| 仕事量に対して給料が見合ってない 年収500以上にならないとこの仕事やってらんない |
| 作業に追われお客様との関わる時間があまりない 国から介護職員に対してのお金が出ているが分配されず給料は上がらない/個人に出すべきだと思う |
| ご利用者との距離が1番近い存在なのにも関わらず、給料が低すぎる 身体も心もボロボロになって、人で不足の中働いている |
| 仕事は大変やりがいがあり、楽しく感じていますが、やはり、給料の面で不満を感じています。私は家族を養っていますが、毎月貯金を切り崩しながら生活している状態です。同僚も、みんな、給料面で不安を抱えています。 |
傾向:最も多かったのが賃金・待遇に関する意見で、全体の約3割を占めました。仕事の責任・負担の大きさに対して報酬が見合っていないという声が繰り返し挙げられています。
| 人材不足・人材定着 |
|---|
| 人員不足を何とかしてもらわないと思わぬ事故に繋がりかねない。危険と隣り合わせなのに給与が安い。何とかして欲しい。 |
| 日本が益々後期高齢者が増加して介護現場も人員が足りない状態が続いているので人員の確保育成を第一優先でお願いしたい。 |
| 人材不足で日勤に加え夜勤を毎月6回やっている。看護師より回数が多く身体的にきつい。 |
| 日本が益々後期高齢者が増加して介護現場も人員が足りない状態が続いているので人員の確保育成を第一優先でお願いしたい。 |
| 人材不足で日勤に加え夜勤を毎月6回やっている。看護師より回数が多く身体的にきつい。 |
| 人手不足が続いて入浴介助などの体力的負担が大きい。時間に追われ気持ちにもゆとりがなくなり、職場の雰囲気にも影響が及んでいるように感じる。お年寄り相手、本当はいつももっとおおらかな気持ちで接したいです。 |
| 少ない人数で回すので大変 |
傾向:人手不足が事故のリスクや身体的負担、夜勤回数の増加と結びついて語られるケースが目立ちました。
| 職場環境・マネジメント |
|---|
| 利用者さんを大事にするのはもちろんです。ですが、働いているスタッフを一番大事にしてほしいです!現場スタッフの万全なコンディションを整える環境と設備があってほしいです! |
| 人員を増やしたい。現場を知らない管理職がいて現場に負担がかかっているので分かる人が視察管理者であるべき。入居する利用者もしっかり選抜が必要、お互いの為に。 |
| 人員が少ないため、充分な研修が行われていないです。そのため、介護の仕方も自己流になりがちです。施設の種類にもよりますが、外部から講師をよび介護職員に指導してもらえる機会があると良いと思います。 |
| 介護の現場では、利用者様との関わりにやりがいや喜びを感じる場面が多くあります。一方で、職員が安心して働き続けるためには、会社としての方針や指示に一貫性があることも非常に重要だと感じています。 |
| 私は介護事務所にがっかりして辞めた人間です/責任者の教育をしていただきたいなと痛感しています。 |
傾向:現場を知らない管理職への不満、スタッフを大切にする運営、研修・教育体制、方針の一貫性などを求める声が挙がりました。
| 人間関係・チームワーク |
|---|
| チームワーク、スタッフ同士の信頼関係ないと結局、利用者さんへの対応にもアラが出ちゃうと思う |
| 仕事をする上で必要なのはチームワークだと思いますが中々長く働いてると輪ができていて新しい人を受け入れるのが難しいのか孤立してしまう場面を多々見受けられます。 |
| 職場の風通しというか、相談しやすい環境が大切だと思う |
| 人間関係からのストレス問題について組織、社会全体がより理解を深める必要があると思う |
| 介護職員はあまり風通しがよいとは言えないので、職員会議や職員同士のコミュニケーションをとれる時間をもっと持つべきと思います |
傾向:チームワークや相談しやすい風通しの重要性、新しい人が孤立してしまう職場の課題などが挙げられました。
| 仕事の価値・社会的評価 |
|---|
| とてもやりがいある魅力的なお仕事ですが汚い、きついなどマイナスな面ばかりが目立っていると思います/もっと楽しさを全面に伝えられるプロモーションがあればイメージもアップすると思います |
| 給与をあげてほしい。介護職の地位も向上してほしい。介護職というだけで会社員と比べて、下にみられる。自分も周りの職員も介護職員ということを周囲に隠している人が多い気がする。 |
| 大変なことも多いが本当に分かち合えた時の達成感は素晴らしいものです。利用者様の笑顔ご家族様の感謝の言葉は何にも変えられない唯一無二のものであると思います。 |
| 介護職は汚くて変な人が多いイメージを無くして行きたい。カッコ良い介護にしたい! |
| 他人の人生に、ここまで足を踏み込む業種は他にないと、私は思っています。その分、個人情報の取り扱いや、虐待などより繊細な対応を求められる部分もあり、大変ですが、凄く素敵なお仕事です。 |
傾向:やりがいを実感する声と、イメージや社会的評価の低さを変えたいという声の両方が寄せられました。
| 身体的・精神的負担・労働環境 |
|---|
| あまりに忙しすぎて、どんどん職員が退職してしまい悪循環。せめて残業した分の給与は欲しいが残業が基本ゆるされず、タイムカードを押して働いている。どこもそうなのか知りたい。夜勤の人数は本当に考えて欲しい。 |
| デイサービスでは日々時間に追われ、じっくりと傾聴する事が出来ず |
| 夜勤の勤務時間を長くても日勤と同じ時間の長さにして、給与をもっともっと増やして、夜勤ができる人を増やすべきだと思う。 |
傾向:残業代、夜勤の一人体制や長時間勤務、時間に追われる日々のケアなど、労働環境への言及がありました。
※当マンスリーレポート「介護職の動向&意識調査」の情報は、無償で公開しておりますが、引用や転載などをする際には引用した資料やURLを明確に記載することをお願い致します。
まとめ
介護職動向&意識マンスリーレポート 担当者
湘南国際アカデミー学院長。介護福祉士や社会福祉士などの資格を持ち、教育者としての豊富な経験を活かして次世代の介護人材育成に尽力。受講生合格率95.5%を達成した介護福祉士国家試験対策講座や200名以上の教員育成の実績を持つ。著書やeラーニング教材も手掛けるなど、幅広い活動を展開中。
「人間関係」への意識が過去最高水準に——第9回から見える、定着のカギ
〜321人アンケート調査より〜
本調査から、介護職として働く人々の意識には、「やりがい」と「厳しさ」の両面が明確に表れていることが分かりました。
「利用者から感謝の言葉をもらったとき」を魅力に挙げた人は80.1%にのぼり、「介護職を続けたい」とする回答も48.9%と約半数を占めました。一方で、給与・待遇に「あまり満足していない」「全く満足していない」と回答した人は67.0%と、約3人に2人にのぼります。生活が「厳しい」「できない」とした人も30.5%おり、仕事の責任の大きさに見合う評価や報酬が得られていないという実感が、離職や人材不足の背景にあると考えられます。
今回、特に目立ったのは「人間関係」です。転職する際に「非常に重要」とされた割合は職場の人間関係が67.6%で、給与・待遇(53.9%)を上回りました。最もストレスを感じる要因(46.7%)、離職理由として考えられる要因(77.6%)でも人間関係が最多で、この3つの指標はいずれも過去9回の調査で最も高い数値となりました。差はわずかですが、3つがそろって同じ方向を示している点は見逃せません。職場内のコミュニケーションやチームづくりへの支援が、定着率を高めるカギになると言えるでしょう。
自由記述(163件)でも、最多は給与・待遇への声(46件・28.2%)でした。次いで多かったのが、他の介護職の方への質問(26件・16.0%)で、「連勤をどう乗り切っていますか」「腰痛対策は」「モチベーションの保ち方は」など、現場同士で知恵を共有したいというニーズが読み取れます。このほか、職場環境・マネジメント(21件)や人手不足(18件)への声が続きました。2024年以降の変化については、約3分の1(35件・33.0%)が「変化を感じない」「わからない」と答えた一方、業務内容・負担やICT化に関する変化(16件)を挙げる声もありました。
介護ロボット・ICTの活用については、「活用すべきだと思う」が47.0%と、過去の調査(50.7〜57.9%)を下回りました。「どちらとも言えない」が46.7%と多く、活用に前向きな人と慎重な人に分かれている様子がうかがえます。
クロス分析から見えること
単純集計だけでなく、設問同士を掛け合わせて見ると、いくつかの示唆的な傾向が浮かび上がりました。
満足度が高いほど、継続意向・推奨意向は大きく高まる:職場満足度が「満足」「非常に満足」の層(103人)では76.7%が「介護職を続けたい」、67.0%が知人に「勧めたい」と回答しました。一方、「不満」「非常に不満」の層(105人)では継続意向が25.7%、推奨意向が22.9%にとどまり、転職を考えている人は45.7%にのぼります。満足度の高さは、定着だけでなく、口コミによる人材確保にもつながっていると考えられます。
給与への不満と生活の厳しさは強く連動:給与・待遇に「全く満足していない」と回答した層(78人)のうち、60.3%が生活が「厳しい」または「できない」と回答しました。「ある程度満足している」層(99人)では7.1%で、待遇の差がそのまま生活の安定度に反映されている実態がうかがえます。
夜勤の負担感が強い人ほど、職場への不満が高い:夜勤を「とても」「ある程度」負担に感じる層(232人)の職場不満計(不満+非常に不満)は37.5%で、負担を感じない層(夜勤のない方を含む89人)の20.2%を大きく上回りました。夜勤の人員体制や負担軽減が、職場満足度を左右している可能性があります。
事業所の種類で満足度に差:満足計(満足+非常に満足)が最も高かったのは「訪問介護(ホームヘルプ)」の45.5%(不満計18.2%)で、「障がい者支援施設」も40.7%でした。一方、不満計は「病院(介護職として勤務)」47.1%、「特別養護老人ホーム(特養)」38.9%、「デイサービス(通所介護)」38.3%と高くなりました(事業所別の回答数は16〜60件のため参考値です)。
勤務11年以上のベテラン層で不満が高め:勤務経験別に職場の不満計を見ると、「11年以上」の層(52人)が44.2%と最も高く、「1年未満」の18.9%を大きく上回りました(回答数が少なく、参考値です)。経験や役割に見合う待遇・評価が得られていないと感じている可能性があります。
男性は経済面・将来への不安がより強い:働く上での不安を性別で比べると、男性は「収入面・経済的な不安」70.5%、「将来のキャリア」28.2%で、女性(55.2%、14.2%)をいずれも上回りました。背景には、家計を担う立場の違いなどがあるのかもしれません。
これらの結果から、今後の介護業界においては、処遇改善はもちろんのこと、人間関係やマネジメントの質を高める職場づくり、夜勤の負担軽減、そして現場同士が知恵を共有できる機会づくりが、人材の定着に向けてこれまで以上に重要になると考えられます。