無料資料請求する
資料請求
講座一覧から探す

初心者も安心のおすすめ講座多数!

無料資料請求する

研修内容を詳しく!

講座一覧から探す

0円講座も受付中!

資料請求

ご希望講座の資料を無料でお届け

Instagram X FaceBook

家族介護を始めるには何を勉強したら良い?知識を得るための学習方法

  • 介護職員初任者研修

「近くに十分な介護サービスを受けられる施設が少ない」「施設に入所するための費用が確保できない」。こうした事情から家族が中心となって在宅介護に取り組むケースが増えてきました。
この記事では、家族介護を行うために勉強しておきたい知識や資格取得の手順、効率的な勉強法、そして実践的なポイントについて解説します。ぜひ最後までチェックして、家族全員が心身ともに安心して暮らせる環境を目指しましょう。

家族介護のために勉強しておきたい基礎知識

家族介護は専門的な介護サービスと異なり、日常生活の中で寄り添いながら行うケアが中心となります。正しい知識を得ることで、思わぬ事故やトラブルを防ぎ、安心して介護を続けられるでしょう。

介護保険制度のしくみ

介護保険は、65歳以上や特定疾病のある40歳以上の人が対象となる公的制度です。市区町村に要介護認定を申請すると、調査と審査を経て要支援1~2、要介護1~5の区分が決定されます。この認定結果に基づき、訪問介護やデイサービスなどの介護保険サービスを利用できます。利用者は、介護サービス費用のうち1〜3割を自己負担すると、区分ごとに決まった範囲内でサービスを受けられます。
限度額を超えるサービス利用分は、全額自己負担となります。

在宅介護の基礎知識

家での介護を行うにあたっては、食事・排泄・入浴・移動などの「日常生活のケア内容」について学んでおく必要があります。
介護のしやすさを左右する住環境整備(バリアフリー化)の知識も重要です。手すりの設置や段差の解消、滑りにくい床への改良など、どのようにすれば安全を確保できるかを理解しておきましょう。
さらに、介護ベッドやポータブルトイレといった福祉用具の種類や使い方を知っておくと、必要なときにスムーズに使用できます。

認知症への理解と対応の基本

認知症は、記憶障がい・見当識障がい・感情の変化などが見られる病気で、本人の人格や意志とは異なる行動をとることがあります。
認知症を患っている人への接し方は「否定しない・急かさない・共感する」といった基本姿勢が大切です。こういう接し方によって対応による混乱やストレスを防げます。
たとえば、「ゆっくり話す」「短く具体的に伝える」「不安な気持ちに寄り添う」などの対応が有効です。
認知症を患っている人への接し方を知識として学んでおくことで、いざというときに落ち着いて対応できます。

高齢者に多い疾患への基礎知識

高齢者には、誤嚥性(ごえんせい)肺炎や骨折、脱水症状など、年齢に伴ってリスクが高まる疾患が多く存在します。 たとえば、食事中にむせる頻度が増えた場合、誤嚥の兆候であることを知っていれば早めに受診の判断ができます。骨粗しょう症による転倒・骨折も深刻な問題であり、日常生活の中で転倒を防ぐ工夫について学んでおくことが重要です。
また発熱や倦怠感など、一見軽いように見える症状が重症につながることもあるため、体調変化に気づける視点も大切になります。

介護者のメンタルケアとサポート体制

介護を続ける家族には、心身の負担やストレスが蓄積しやすく、介護うつや孤立のリスクがあることを知っておく必要があります。こうしたリスクを軽減するために、介護者自身がどのような状態になりやすいか、どういった心理的傾向があるのかを学ぶことが重要です。
また、自治体や地域包括支援センターなどが提供するサポート体制の種類や役割を把握しておくことも、事前の備えになります。レスパイトケア(介護者の休息支援)や相談窓口の存在を知っておくことで、追い込まれる前に対処できる可能性が高まります。
介護の知識だけでなく、「介護者自身を守るための知識」も大切な勉強テーマの一つです。

家族介護に役立つ代表的な資格

介護関連の資格には、家族介護に役立つものが多数存在します。それぞれの特徴や学習期間、期待できるスキルを理解しておきましょう。
介護関連の資格を取得することで、正しい知識と技術に基づくケアが実践しやすくなります。資格のなかには短期間で取得できるものから、より専門的な研修を要するものまで幅広く存在しています。

介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)

介護職員初任者研修では、介護の基本的な知識と技術を学びます。食事や排泄、入浴など日常生活に直結する支援方法だけでなく、高齢者や認知症に対する理解を深めるカリキュラムが含まれています。研修は座学と実習を組み合わせて行います。

介護福祉士実務者研修(旧ホームヘルパー1級)

介護福祉士実務者研修は、初任者研修よりも専門的な知識と技術を習得できる資格です。来は介護福祉士国家試験の受験資格を得るために必要な研修ですが、家族介護にも応用できる内容が含まれています。たとえば、身体介護や医療的ケアに関する理解が深まるため、要介護度の高い家族への支援に役立ちます。

以下の関連記事も読まれています

☑介護福祉士実務者研修とは?取得方法・費用など

認知症介護基礎研修

認知症介護基礎研修は、認知症に関する基本的な理解を短期間で学べる研修です。6時間程度の講習で認知症の症状や適切なコミュニケーション方法を習得でき、家族介護においても実践できる内容を学べるしょう。ただし、身体介護の技術においてはより専門的な研修が必要となるため、介護職員初任者研修などと一緒に学ぶとさらに効果的です。

レクリエーション介護士

レクリエーション介護士は、高齢者の方の生活に楽しみや活気を与えるためのレクリエーション活動に特化した資格です。音楽や体操、工作など多彩なプログラムの企画運営方法を学べるため、要介護者の心身の状態を活発に保ちやすくなります。家族介護の現場でも、日常にレクリエーションを取り入れることでコミュニケーションが増え、前向きな雰囲気を作りやすくなるでしょう。

レクリエーション介護士に関しての詳細は、以下のページをご覧ください

☑レクリエーション介護士2級講座の概要・取得方法・費用

福祉住環境コーディネーター

住環境をバリアフリー化するための専門知識を持ち、住宅改修の提案力を養う資格です。資格を習得すると家の中の段差を解消したり、トイレや浴室を安全に利用できるよう改善したりするといった具体的なプランニングが可能になります。家族介護の場面では、福祉用具の選択や介護保険制度の活用を支援する際に専門的な知識を活かせます。

家族介護をする際の資格取得の方法と勉強方法

資格取得には独学や通信講座、実地研修など多様な方法があります。自分の生活スタイルや目標に合わせて選択することで、スムーズに学習を進められます。
また、家族の状況を踏まえて、適切な学習方法を選びましょう。

独学で学ぶ

独学のメリットは費用負担があまりかからず、学習ペースを自由に調整できる点です。しかし、疑問点をすぐに質問できる環境がないため、モチベーションの維持が難しいことがデメリットとして挙げられます。また、正しい情報を見極める必要があるため、テキストや資料選びは慎重に行いましょう。資格の種類によっては独学で取得できないものもあるため注意が必要です。

通信講座や通学講座で学ぶ

通信講座や通学講座は、講師から直接指導やフィードバックを得られるのが特徴です。サポート体制や学習教材の充実度を確認し、自分の生活スタイルやスケジュールに合った講座を選びましょう。実習を含む講座であれば、家族介護にも応用しやすい具体的な技術が身につきます。

介護施設に勤務しながら学ぶ

もし将来的に介護をする予定がある状況で、まだ時間に余裕がある場合は介護施設や在宅介護の現場で働きながら資格取得を目指す方法もあります。講義で学んだ知識を即現場で試し、改善を重ねれば、短期間でも効率良くスキルを身につけることができます。また、実際の介護現場を経験することで、高齢者や要介護者への理解も深まり、家族介護にも大いに活かせるでしょう。

FAQ|家族介護に関するよくある質問

Q1.
家族介護に必要な資格はありますか?
A

必須の資格はありませんが、介護職員初任者研修や福祉用具専門相談員の資格があると、安全かつ適切なケアに役立ちます。

Q2.
在宅介護で注意すべきことは?
A

安全な住環境の整備、介護保険の利用方法、認知症の基礎知識など、総合的な学びが必要です。

Q3.
福祉用具の選び方がわかりません。
A

福祉用具専門相談員などの有資格者のアドバイスを受けるのが安心です。講座で基礎から学ぶことも可能です。

Q4.
介護職員初任者研修は忙しくても学べる方法はありますか?
A

通信講座や土日対応の通学講座があります。湘南国際アカデミーでもライフスタイルに合わせた学びを提供しています。

家族介護を安全に行うために必要な知識を勉強しよう

今回は家族介護を始める際に必要な勉強方法や資格取得の選択肢について解説しました。
家族介護は、身体的なケアはもちろん、介護保険制度の理解や認知症対応、福祉用具の使い方など、幅広い知識が求められます。まずはできる範囲から学び始めることで、戸惑いや不安を少しずつ解消していくことができます。
湘南国際アカデミーでは、初心者の方でも安心して学べる環境と、実践力を重視したカリキュラムを通して、より良い家族介護の実現をサポートしています。
家族の笑顔と安心を守るために、今できる学びを始めてみましょう。

この記事を書いた人
大学卒業後、英会話スクールで5年間勤務。その後、人材サービス会社で接遇研修やインフォメーションカウンターの立ち上げに携わる。出産・育児を経て、2020年より湘南国際アカデミーにて総合サポート・マーケティング業務に従事。
「いつか自分も老いる。介護はジブンゴト。」という思いを胸に、介護を受ける人・する人の双方が幸せになれる社会づくりを目指している。
崔 貞純
藤沢校
【所持資格】
介護職員初任者研修・国家資格キャリアコンサルタント
介護職のキャリアアップに役立つ講座多数!まずは資料請求!