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ガイドヘルパーの正式名称は?履歴書に書くときの基本知識を解説

  • 全身性障害者ガイドヘルパー養成研修

高齢者分野と障害者分野のサービスの大きな違いのひとつに「障害者分野には外出支援のサービスがある」ことがあげられます。外出支援のサービスにはガイドヘルパー資格が必要なことが多く、それぞれの資格は障害のより異なり、障害をもつ方々の外出や移動を支援する大切なサポートとなります。

そのため、履歴書には正式名称を、正しく書く必要があります。「取得」や「修了」などの用語の使い分けも重要です。本記事では、履歴書への記載方法に加え、ガイドヘルパーの種類や関連資格、受講中の表記方法などをわかりやすく説明します。
福祉・介護分野では、資格名の正確な記載が採用担当者の信頼につながります。特にガイドヘルパーは複数のコースがあり、対象とする障がいの種類や必要スキルも異なるため、履歴書に書く前に自分の研修内容を確認することが大切です。この記事で、資格を活かした就職・転職に役立つ基礎知識を身につけましょう。

ガイドヘルパーは正式名称はどう書く?「取得」「修了」「合格」の使い分け

ガイドヘルパーを履歴書に記載する際は、正式名称の表記と合わせて、資格名に付随する用語を正しく使うことが大切です。

ガイドヘルパーの正式名称は、一般的に「移動介護従事者」とされています。ただし、実際には「全身性障害者ガイドヘルパー養成研修修了」や「視覚障害者ガイドヘルパー養成研修修了」など、障害の種類を特定した研修名が用いられる場合もあります。履歴書に書く際は、自分が受講・修了した研修や対象とするガイドヘルパー研修のコースを明記し、混乱がないようにしましょう。「取得」は資格全般を手に入れたときに使い、「修了」は特定の研修課程を終えたとき、「合格」は試験形式の評価があった場合に使用するのが目安です。

研修機関から発行される修了証の名称をそのまま記載することで、採用担当者にも誤解を与えずにアピールできます。特に「同行援護従業者養成研修修了」「行動援護従業者養成研修終了」など、ガイドヘルパーと混同されやすい別の研修がある場合は、資格名を正確に伝えることが重要です。正しい表記を心がけ、高い専門性を示すことで就職活動を円滑に進めましょう。

「受講中」「受講予定」の段階で履歴書に書く場合は、必ず「(受講中)」など現在の状況を明確に記載します。これにより、採用側は資格取得の見込みや受講に積極的な姿勢を評価しやすくなります。あいまいな表記は誤解を招く場合があるので、進行状況に合わせて適切に書くようにしましょう。

ガイドヘルパーの履歴書や職務経歴書への書き方と注意点

履歴書や職務経歴書にガイドヘルパーを記載する場合は、見栄えやアピール度を考慮しながら正確に書くのがポイントです。

まず、資格欄に記載する際は「取得年月日」と「資格名」をそろえて書くのが基本です。研修修了日が明確にわかる場合は、その日付を取得年月日として記入すると良いでしょう。実務経験や支援業務に携わったことがあれば、職務経歴書の欄に具体的な業務内容を簡潔にまとめると、採用担当者によりポジティブな印象を与えられます。

資格の正式名称を正しく書くことで、ガイドヘルパーとしての専門的な知識や技能を誤解なく伝えられます。とくに手書きの履歴書などでは、読みやすく丁寧に書くのが好ましいです。もし間違いがあった場合、修正液を使わずに新しい履歴書に書き直すことで、誠実な態度を示すことも大切です。

ガイドヘルパー養成研修には「課程」がある場合があります。基礎的な内容は「基礎課程」「一般課程」、より専門的な内容になると「統合過程」など。履歴書に記入するときにはこの点も正確に記入していきましょう。

可能であれば、職務経歴書にはガイドヘルパーとしての実績や具体的なエピソードを加えると、採用担当者からの評価が高まるでしょう。障害児・者支援で重要とされるコミュニケーション力や柔軟性、利用者視点の理解(本人の思い・考えを中心に考えることができる)を合わせてアピールすると、現場での即戦力として期待を持ってもらいやすくなります。

ガイドヘルパーを履歴書に書くメリット

ガイドヘルパー資格を持っていると、障がいのある方の移動支援に必要な知識と技術・考え方を備えている証明になります。福祉や介護の現場では、移動介護や外出支援の経験が求められることも多く、業務の幅が大きく広がるでしょう。さらに、ガイドヘルパーとして働いた実務経験は、他の関連資格を目指すうえでも大きな強みとなります。ここでは、ガイドヘルパーの資格を履歴書に書くことのメリットについて紹介します。

就職・転職でのアピールポイント

障害児・者支援に特化した知識や技術を実践できる点は、福祉現場だけでなく一般企業でも高く評価されることがあります。特に介護・福祉系の職場では、外出支援ニーズが増えている背景から、ガイドヘルパーを持つ人材は即戦力として歓迎されやすいでしょう。面接時には、実際の事例を交えながら支援経験やコミュニケーションの工夫を伝えると効果的です。

資格手当・給与アップの可能性

ガイドヘルパーとしての専門スキルに対し、資格手当を支給する事業所は少なくありません。特に訪問介護事業所や障害者福祉サービスを行う企業では、有資格者を優遇する給与体系を整えている場合があります。日々の支援業務を通じて利用者との信頼関係を築き上げ、その成果が直接的に給与アップにつながるケースも期待できるでしょう。

ガイドヘルパーの種類・正式名称と主な業務内容

ガイドヘルパーの資格は、一律で同じ内容を学ぶわけではなく、対応する障害によって研修カリキュラムや修了証の正式名称が異なる点が特徴です。主に全身性障害、視覚障害、知的・精神障害(発達障害)に分かれ、外出支援の考え方・障害の理解・移動等の技術・コミュニケーション技術などの内容を学んで行きます。

ここでは、ガイドヘルパーの種類や正式名称、主な業務内容について解説します。

全身性障害者ガイドヘルパー

全身性障害者ガイドヘルパーは、都道府県によって資格の名称が異なります。東京都の場合は「全身性障害者移動支援従業者養成研修」、神奈川県の場合は「全身性障害者ガイドヘルパー養成研修」となります。湘南国際アカデミーは神奈川県で展開している関係で、「全身性ガイドヘルパー養成研修」の名称でこの後は話を進めていくことはご了承ください。全身性障害者ガイドヘルパーは、重度の身体障害がある方の外出支援を中心に行います。具体的には車いすの操作や乗り降りの補助、段差をクリアする際の安全確保など、身体介助に関する知識と技術・考え方が求められます。現場では一瞬の気配りが大きな事故防止につながるため、安全面と利用者本人の意向を尊重した対応が重要です。

以下の全身性障害者ガイドヘルパーに関わる講座ページも読まれています

☑全身性障害者ガイドヘルパー養成研修の概要・取得方法・費用

視覚障害者ガイドヘルパー

視覚障害者ガイドヘルパーは、視覚障害のある利用者が安全に移動できるよう誘導しながら、情報提供していくことが中心となります。視覚障害の方は、目が見えづらい・見えないこと以外は私たちと何も変わりません。つまり「視覚情報を提供すること」がガイドヘルパーのメインの役割となります。段差や障害物の位置を言葉で的確に伝えるほか、交通機関の利用補助や外出先での読み上げなども行うことがあります。

知的・精神障害者ガイドヘルパー

知的障害や精神障害・発達障害のある方の外出支援を行うガイドヘルパーは、コミュニケーション方法や接し方に特に注意を払いながらサポートします。利用者が安心して移動できるよう、不安定な状況や混雑する場所での声かけのタイミングが重要です。利用者の気持ちを尊重しつつ、その都度必要な配慮や説明を行い、円滑な外出を実現します。

同行援護従業者との違いを理解しよう

視覚障害者の支援に関わる資格として、同行援護従業者が挙げられますが、ガイドヘルパーとの違いを理解しておきましょう。

視覚障害の方の外出をサポートする点では変わりませんが、視覚障害者ガイドヘルパーは地域支援授業のサービスとであり、市町村で内容が異なっております。同行援護従業者は自立支援給付のなかの介護給付にあたるサービスであるため都道府県によるサービスとなります。つまり、サービスの母体が違っております。同行援護従業者は、主に視覚障害のある方の外出支援を行う資格であり、ガイドヘルパーと重複する部分もあれば異なる研修が必要となります。同行援護では、代読や代筆など、移動以外の情報提供やコミュニケーションサポートも充実しているのが特徴です。ただし、自治体や事業所によって資格の扱い方や業務範囲が若干異なる場合もあるため、事前に確認しておくことが望ましいでしょう。

自分が働く事業所が「同行援護のサービス」なのか、それとも「地域支援(移動支援)」なのかを確認することが必要となってきます。

ガイドヘルパーよりもさらに視覚障害に特化した支援を学びたい場合には、同行援護従業者の資格を取得することで専門性を高められます。ガイドヘルパーとの違いを正しく理解し、自分が目指す働き方や支援内容に合わせて選択することが大切です。

行動援護従事者との違いは?

行動援護従事者は、知的障害や精神障害のある方のうち、行動面で特別な支援が必要な方を対象とした資格です。ガイドヘルパーが外出支援を担うのに対し、行動援護従事者は危険回避や問題行動への対応に重点を置いた研修内容となっています。研修の修了範囲や支援対象が異なるため、自身のキャリアプランに合った資格を選択することが大切です。行動援護のサービスに関しては、知的障害・精神障害の方への支援(2年以上)の実務経験と行動援護従業者養成研修終了が必要となります。

ガイドヘルパーの資格取得方法と必要な研修

ガイドヘルパーの研修は、各自治体や福祉関連の研修機関が実施しています。受講条件には特に制限がない場合もありますが、研修機関によっては介護職員初任者研修など別の資格を事前に有していることを推奨する場合もあるため、事前に確認を行いましょう。修了後には修了証が発行され、履歴書に正式名称として記載できるようになります。

ここでは、ガイドヘルパーの資格取得方法や研修内容、費用について解説します。

受講条件と受講費用

ガイドヘルパーの研修は特定の地域で限られた機関のみ実施しているケースもあるため、居住地域に近い研修先を早めにチェックしておくことが必要です。受講費用は2万円程度から数万円まで幅があり、日数は主催団体や研修コースの種類によっても異なり、テキスト代や実習費が別途かかる場合もあります。受講条件としては、基本的に年齢や性別、学歴などの制限はないことが多く、誰でも挑戦しやすい資格と言えるでしょう。

カリキュラムの内容

講義では障害の理解やコミュニケーション技法などを基礎から学び、続く実技演習で車いす操作や視覚誘導などの具体的な介助方法を習得します。研修プログラムは実践を重視しており、利用者とのやり取りを通じて現場で役立つノウハウを得られます。学んだ内容を活かして実際に外出支援を行うことで、すぐに現場で活躍できる力を養うことが期待できるでしょう。

ガイドヘルパー以外の関連資格もチェック

介護や福祉分野では、ガイドヘルパーのほかにも取得しておくと活躍の幅が広がる資格がいくつか存在しますので紹介していきます。

介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)

介護職員初任者研修は、介護分野で働くうえでの基礎的な知識と技術を学ぶ資格であり、以前はホームヘルパー2級と呼ばれていました。家庭や施設での身体介助、生活支援に必要な基本スキルが身につくため、介護の入り口として多くの方が受講しています。ガイドヘルパーとしての経験に加えて介護職員初任者研修を修了していると、福祉業界内での信頼度やキャリアパスがさらに広がるでしょう。

介護福祉士実務者研修・介護福祉士

介護福祉士は国家資格であり、さらに高度な専門性を求められるため、就職や転職時のアピール度は非常に高くなります。実務者研修を修了してから介護福祉士試験を受験するルートが一般的で、医療的ケアなどより専門性の高いカリキュラムを学ぶことが特徴です。ガイドヘルパーの資格と併せて介護福祉士を取得すれば、外出支援や日常生活ケア全般に強みを持つ人材として活躍の場が大きく広がります。

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☑介護福祉士実務者研修とは?取得方法・費用など

FAQ|ガイドヘルパーに関するよくある質問

ガイドヘルパーについて、よく寄せられる疑問点をまとめました。受講中の扱い方や業務範囲などをチェックしてみましょう。

Q1.
受講中でも履歴書に書ける?
A

ガイドヘルパーの研修を受講している最中でも、履歴書に「受講中」と明記してアピールすることは可能です。ただし、面接の段階で採用担当者に対し、いつ頃修了見込みか、どの研修コースを受講しているかなど、具体的な情報を伝えるようにしましょう。正直に受講状況を説明することで、資格取得への意欲が伝わり、ポジティブに評価されることも少なくありません。

Q2.
ガイドヘルパーとホームヘルパーの関係性は?
A

ホームヘルパー(現在は介護職員初任者研修実務者研修を指す場合が多い)は、利用者宅を訪問して日常生活の介助を行うのが主な業務です。一方、ガイドヘルパーは屋外での移動支援や外出介助が中心となります。業務範囲に違いはありますが、双方ともに利用者の自立に向けたサポートを行うものであり、どちらも福祉や介護の現場で重要な役割を果たしています。

Q3.
ガイドヘルパーは高齢者介護の仕事にも使えますか?
A

基本的には障害児・者を対象とした資格です。高齢者であっても移動や外出時に介助を必要とする場合は、ガイドヘルパーのスキルが役立つ場面があります。ただし、自治体や事業所ごとに資格の取り扱いが異なることもあるため、介護保険サービスの枠内で働きたい場合には「介護職員初任者研修」など他の資格を併用するケースが多いです。事業所へ事前に確認をとり、自分のスキルがどのように活かせるかを把握しておくと安心です。

まとめ・総括

ガイドヘルパーを履歴書に正しく記載することは、福祉・介護業界での就職活動を有利に進める一歩となります。資格の正式名称や取得状況をきちんと明記し、実務に活かせる知識やスキルを具体的にアピールしていきましょう。

ガイドヘルパーの資格は、障害児・者の外出や移動をサポートするうえで不可欠な役割を担います。履歴書へ書く際には、研修修了日の記載や「取得」「修了」といった用語の使い分けなど、正確さを意識することが大切です。自分が受講したコースや方向性をきちんと示すことで、採用担当者に専門性と実践力をアピールできます。さらに、関連資格との組み合わせや実務経験の積み重ねにより、仕事の幅やキャリアパスが大きく広がる点も見逃せません。

湘南国際アカデミーでは、「全身性ガイドヘルパー養成研修」と「同行援護従業者養成研修」を開講しております。

 「全身性ガイドヘルパー養成研修」は全3日間ですが、介護職員初任者研修修了者は2日間で修了となります。実際に車いすで街に出て体験しながら、バリアフリーやノーマライゼーションを考えるきっかけとなるよう内容となっております。

同行援護従業者養成研修(一般課程)」は全5日間(最終日は午前中のみ)での修了となります。演習が中心のカリキュラムのため、歩行の技術から階段・エレベータ・街を歩く・買い物をする・電車に乗るなど、実際に外出をする内容とまります。

 どちらの研修も「利用者視点」「利用者体験」ができることが特徴となっております。楽しみながら、学ぶことができるはずです。高齢者福祉に携わり実際資格が必要でなくても、障害の理解や利用者体験により、それぞれの「学び」ができると思います。

「外出」はみなさんにとっては、当たり前のことだと思います。しかし、その「当たり前」ができない方・難しい方がいらっしゃいます。「外出」という「私らしい生活」へのお手伝い、それがガイドヘルパーのお仕事の魅力ではないでしょうか。

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この記事を書いた人
2006年に異業種から福祉業界へ転身。障害児者福祉を中心に、高齢者福祉や児童福祉に幅広く従事し、責任者、管理者、施設長として現場、管理業務、そして研修指導にも尽力。2023年11月より湘南国際アカデミー専任講師。「福祉=幸せ」をテーマに、利用者だけでなく関わる全ての人々が幸せを実感できる福祉を目指す。授業では知識や技術に加え、「心」の大切さを重視し、「一期一会」の精神で受講生に寄り添っている。好きなものは、ケンタッキー、お酒、中島みゆき、そして「笑顔」と「ありがとう」。
久保田 穂
藤沢校・横須賀校・海老名校・相模大野校・横浜戸塚校・横浜馬車道関内校・小田原校・横浜二俣川校
【所持資格】
介護福祉士・保育士
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