認知症介護実践者研修 2019/7/10 第4日目

前回3日目の午後に引き続き「認知症の人への介護技術Ⅱ」高田先生が本日午前中のご担当です。

認知症の人の「殴る」「蹴る」「徘徊」などの行動症状と、「妄想」「幻覚」「不安」などの心理症状をBPSDといいますが、一見すれば「暴力」や「精神障害的」と思える症状も、それぞれに「理由」があり、それはその人の困りごとの「メッセージ」であるともいえるという先生のお話しは非常に印象的でした。

BPSDの減少を目指したり排除したりするのではなく、認知機能の減少があっても「穏やかな生活」ができるように支援していくことが大切で、認知症ケアのプロが関わることで「生活の質の向上」がみられることが目標です、というお話に、受講生の皆さんも大きく頷いていました。

所々で先生のお勤め先であるグループホームの利用者の様子が写真で紹介されました。そこにはBPSDをどう減らすか、ではなく、その人らしい生活を支援していくことで結果的にBPSDの減少につながっていっている取り組みと、それを実践しているチームの面々が映し出されていました。

休憩時間には受講生が「先生のグループホームに見学に行きたい!」と高田先生を取り囲んでいました♪

午後は松田先生のご担当です。多くの時間を担当してくださるので、この教室の担任の先生のような雰囲気も感じられます。「アセスメントとケアの実践」の授業の後、受講生が一番気にしている4週間の自施設実習のオリエンテーションがありました。

4週間、受講生自身が勤めている施設で、実際の利用者さんの協力を得て、予め設定した課題に働きながら取り組むという実習です。

「課題の克服」が目的ではなく、その利用者の気になっている点を言語化し、職場の中でチームを組んで取り組んでみる中で、何が足りていて何が足りていないのかを知るプロセスの経験が目的となります。

受講生は「自施設実習計画書」や「アセスメントシート」などの書類の束を目の前に「ふぅ~」とため息を少々、でも頭の中ではそれぞれ意中の利用者さんのお顔を浮かべながら意欲に燃えている凛々しい表情をしていました。

次回の体験レポートもお楽しみに!

☆★☆次回、認知症介護実践者研修の開講日程が決まりました!☆★☆
詳しくはコチラ→【2019年度 認知症介護実践者研修】相模大野・戸塚・藤沢・海老名

前回の体験レポートはコチラ
認知症介護実践者研修 第3日目

Profile

この記事の監修

湘南国際アカデミー 教務部

雲野 淳一

所持資格:介護福祉士・社会福祉主事任用資格・サービス管理責任者(介護/就労)・相談支援従事者初任者研修・高校教諭1種免許国語科・中学校教諭1種免許国語科

担当講座:介護職員初任者研修実務者研修全身性障害者ガイドヘルパー養成研修重度訪問介護従業者養成研修外国人向け講座・etc.

 私立高校の国語教諭を経て、障がい福祉業界にて15年以上のキャリアを積む。生活介護、施設入所支援、居宅介護、就労継続・移行の各事業を経験し、総合的にサービス利用者の支援に従事した。
湘南国際アカデミーでは、介護職員初任者研修介護福祉士実務者研修を担当している。また、受講生の就労支援にも携わり、介護事業所と受講生との懸け橋となり、就労のミスマッチなどを防ぐための支援は、受講生や介護事業所からも高い評価を得ている。
その他に、国語教諭としての経験を活かして、近年増加傾向にある外国人労働者に対する講座「日本語でゆっくり学ぶ介護技術講座」なども手掛けている。